【中3数学】三平方の定理の要点まとめ|辺の長さの求め方・空間図形への利用

⏱ 30秒でわかる この単元の要点

  • 直角三角形の直角をはさむ2辺を a、b、斜辺を c とすると a²+b²=c²。斜辺は直角の向かい側の、いちばん長い辺
  • 斜辺を求めるときは足し算、斜辺以外を求めるときはひき算。逆に、3辺が a²+b²=c² を満たせば直角三角形
  • 特別な直角三角形の3辺の比は、45°・45°・90° が 1:1:√2、30°・60°・90° が 1:√3:2
  • 座標平面の2点の距離は横の差と縦の差で、円の弦や接線は半径をひいて、場面や立体からは直角三角形を取り出して求める
  • 空間図形は、直方体の対角線 √(a²+b²+c²)、角すい・円すいの高さ、展開図の上の最短の長さを、直角三角形で求める

つまずき注意:斜辺以外の辺を求めるのに、2乗を足してしまわない(x²=c²−a² と引く)。2辺しか分からないときは、斜辺がどれかで答えが2通りある。

中3数学「三平方の定理」で、直角三角形の辺の長さの求め方から、座標・円・空間図形への利用までを、図と例題で1つずつ確かめるページです。この単元は「直角三角形では a²+b²=c²」と「場面や立体から直角三角形を取り出す」の2つが土台です。どの見出しも「答え → 図 → 理由 → 解き方」の順に書いています。紙に書いて練習したい人は、下の無料プリントを使ってください。

無料ダウンロード(登録不要)

▶ 三平方の定理 授業用プリント(全23ページ)

説明 1〜15ページ/確認問題 16〜19ページ/答えと解説 20〜23ページ。この記事の見出しごとに、対応するプリントのページを書いています。

📘 教科書では何章? → 7社とも「7章」です
教科書 章
新編 新しい数学3東京書籍 7章 三平方の定理を活用しよう[三平方の定理]教科書 p.187〜210
数学の世界3大日本図書 7章 三平方の定理
中学校数学3学校図書 7章 三平方の定理
中学数学3教育出版 7章 三平方の定理
未来へひろがる数学3啓林館 7章 三平方の定理
これからの数学3数研出版 7章 三平方の定理
中学数学3日本文教出版 7章 三平方の定理

各出版社が公開している年間指導計画(2025年度から使われている教科書)をもとにまとめました。ページは、公開されている東京書籍だけ載せています。使っている教科書は、表紙の書名で確かめてください。

三平方の定理とは? 3つの正方形の面積と証明

📄 プリント1・2ページ

答え:直角三角形の直角をはさむ2辺の長さを a、b、斜辺の長さを c とすると、a²+b²=c² が成り立ちます。これを三平方の定理(ピタゴラスの定理)といいます。斜辺は、直角の向かい側にある、いちばん長い辺です。

PQR
直角三角形の3辺を1辺とする正方形 P、Q、R

3つの正方形の面積:方眼の上の直角三角形の3辺を1辺とする正方形を P、Q、R とします。ななめの R は、まわりの大きな正方形から、合同な直角三角形4つをひいて求めます。

直角をはさむ2辺 P Q R P+Q
1マスと2マス 1 4 3×3−4×1=5 1+4=5
2マスと3マス 4 9 5×5−4×3=13 4+9=13

どちらも P+Q=R(面積)になっています。どんな直角三角形でも成り立つことを、面積を2通りに表して確かめます。

CBAabc
直角三角形の3辺 a、b、c
ABCDWXYZabc
1辺 a+b の正方形の中に直角三角形4つ

証明:1辺 a+b の正方形の中に、直角をはさむ辺が a、b、斜辺が c の合同な直角三角形を4つ、図のように並べます。内側の四角形 WXYZ は4辺がどれも c です。1つの角、たとえば ∠ZWX は、180°−(直角三角形の2つの鋭角の和)=180°−90°=90° なので、WXYZ は1辺 c の正方形です。大きい正方形の面積を2通りに表すと (a+b)²=c²+4×12ab になります。

(a+b)²=c²+4×12ab 大きい正方形の面積を2通りに表す
a²+2ab+b²=c²+2ab (a+b)² を展開する
a²+b²=c² 両辺から 2ab をひく

方眼の三角形(直角をはさむ2辺が 1、2)でも、1²+2²=5 で、正方形 R の面積 5 と同じです。

向きが変わっても、斜辺は直角の向かい側:左の図は ∠A=90° なので斜辺は向かい側の BC、右の図は ∠F=90° なので斜辺は向かい側の DE です。

BCAc
∠A=90° なら、斜辺は BC
DEFc
∠F=90° なら、斜辺は DE

まちがえやすい

✕ 斜辺でない辺を c にして、a²+b²=c² を立てる → ◯ c は直角の向かい側の辺(いちばん長い辺)

基本∠A=90° の △ABC で、AB=7cm、AC=24cm のとき、斜辺 BC の長さを求めなさい。

直角は ∠A なので、斜辺は向かい側の BC です。BC²=7²+24²=49+576=625、25²=625 で、BC>0 なので BC=25 です。

答え:25cm

直角三角形の辺の長さの求め方:斜辺を見つける

📄 プリント3ページ

答え:まず斜辺(直角の向かい側の辺)を決め、求める辺を x として a²+b²=c² に入れます。斜辺を求めるときは足し算、斜辺以外を求めるときはひき算になります。

求め方の手順:① 斜辺を決める → ② 求める辺を x として a²+b²=c² に入れる → ③ x²=… を解く(長さなので x>0)→ ④ √ の中を小さい自然数にする(√72=6√2)。

例1:斜辺を求める。2辺が 6cm、9cm のとき(長方形の対角線も同じ形)です。

CBA9cm6cmx cm
2辺が 6cm、9cm のとき、斜辺 x cm
x²=6²+9² 三平方の定理(斜辺は x)
x=3√13 x²=117、x>0 だから。√117=√(9×13)

例2:斜辺以外を求める。斜辺 53cm、1辺 45cm のとき、足し算でなくひき算です。

CBA45cmx cm53cm
斜辺 53cm、1辺 45cm のとき、残りの辺 x cm
x²+45²=53² 三平方の定理(斜辺は 53)
x=28 x²=2809−2025=784、x>0 だから

例3:2つの直角三角形。AD⊥BC で、共通な辺 AD(y cm)を先に求めます。

BCAD11cm4cm5cmx cm
AD⊥BC。△ABD と △ADC の2つの直角三角形
y²+4²=11² △ABD で、斜辺は AB
y=√105 y²=105、y>0 だから
x²=105+5² △ADC で、斜辺は AC(AD²=105)
x=√130 x²=130、x>0 だから

例4:2辺だけ分かっているとき。直角三角形の2辺が 3cm、8cm なら、残りの辺 x cm は2通りあります。

CBA8cm3cmx cm
残りの辺が斜辺のとき
CBAx cm3cm8cm
8cm の辺が斜辺のとき
x²=3²+8² 残りの辺が斜辺のとき
x=√73 x²=73、x>0 だから
x²+3²=8² 8cm の辺が斜辺のとき
x=√55 x²=55、x>0 だから

まちがえやすい

✕ 斜辺以外を求めるのに、x²=a²+c² と足す → ◯ x²=c²−a²(斜辺の2乗から引く)

✕ 2辺が分かっているとき、残りの辺は1通りだけ → ◯ 残りの辺が斜辺か、分かっている辺が斜辺かで2通り

標準次の問いに答えなさい。(1) 直角をはさむ2辺が 4cm、7cm の直角三角形の斜辺 (2) 斜辺が 13cm、1辺が 5cm の直角三角形の残りの辺 (3) 直角三角形の2辺が 5cm、6cm のとき、残りの辺として考えられる長さ
x²=4²+7² 斜辺が x
=16+49 計算する
x=√65 x²=65、x>0 だから
x²+5²=13² 斜辺は 13
x²=169−25 移項して計算する
x²=144 計算する
x=12 x>0 だから

(3) 残りの辺が斜辺なら x²=5²+6²=61 で x=√61。6cm の辺が斜辺なら x²+5²=6² より x²=11 で x=√11 です。

答え:(1) √65 cm (2) 12cm (3) √61 cm と √11 cm

三平方の定理の逆:3辺から直角三角形かどうか調べる

📄 プリント4ページ

答え:3辺の長さが a、b、c の三角形で、a²+b²=c² ならば、長さ c の辺を斜辺とする直角三角形です。これを三平方の定理の逆といいます。いちばん長い辺を c にして、2乗でくらべます。

BCA4cm3cm5cm
3辺が 3cm、4cm、5cm の三角形

3辺が 3cm、4cm、5cm の三角形をかくと、直角三角形になります。3²+4²=25、5²=25 で等しくなっています。この組は、角度を測らずに直角をつくる方法として、地面に直角をとるときなどに使われてきました。

三平方の定理は「直角三角形ならば a²+b²=c²」です。ならばの前とあとを入れかえた「逆」も正しいので、3辺の長さだけで判断できます。

判断の手順:① いちばん長い辺を c にする(√ をふくむ辺は2乗してくらべる)→ ② a²+b² と c² を、別々に計算する → ③ 等しければ直角三角形(直角は c の向かい側の角)、ちがえば直角三角形ではない。

3辺の組 いちばん長い辺 c a²+b² c² 判断
24cm、32cm、40cm 40cm 24²+32²=1600 40²=1600 直角三角形
9cm、10cm、13cm 13cm 9²+10²=181 13²=169 直角三角形ではない
3cm、√7cm、√2cm 3cm (√7)²+(√2)²=9 3²=9 直角三角形

3つ目の組は、いちばん長い辺(3cm)が最初に書かれています。書かれた順ではなく、長さでくらべます。

どの角が直角か:△ABC の3辺が AB=35cm、BC=37cm、CA=12cm のとき、いちばん長い辺は BC です。12²+35²=1369、37²=1369 で等しいので、BC を斜辺とする直角三角形で、直角は BC の向かい側の頂点、∠A=90° です。

まちがえやすい

✕ いちばん長くない辺を c にする → ◯ c はいちばん長い辺(16、30、34 なら 34)

標準(1) 9cm、12cm、15cm (2) 4cm、5cm、7cm (3) √2cm、√6cm、√8cm のうち、直角三角形の3辺の長さの組をすべて選びなさい。(4) △PQR の3辺が PQ=15cm、QR=8cm、RP=17cm のとき、どの角が直角ですか。

(1) 9²+12²=81+144=225、15²=225 で等しい。(2) 4²+5²=41、7²=49 で等しくない。(3) (√2)²+(√6)²=8、(√8)²=8 で等しい。(4) いちばん長い辺は RP で、8²+15²=289、17²=289 なので、RP の向かい側の ∠Q が直角です。

答え:(1) と (3) (4) ∠Q=90°

身のまわりの長さ:場面から直角三角形を取り出す

📄 プリント5ページ

答え:場面を横から見た図にかき、直角の所から直角三角形を取り出して三平方の定理を使います。求めた x は、最後に場面にもどして(足す・引く・単位)答えます。

手順:① 場面を横から見た図にかく → ② 直角の所を見つけ、直角三角形を取り出す → ③ 分かっている長さを書きこみ、求める長さを x にする → ④ 三平方の定理で x を求め、最後に場面にもどす。

例1:はしご車。はしごを 22m のばし、建物から 14m はなれた地面に、付け根が地面から 2m の高さになるように止めます。はしごの先の、地面からの高さを求めます。

PABCD14m22mx m2m
はしご車の図(付け根は地面から 2m の高さ)
x²+14²=22² 三平方の定理(直角三角形 ABC で、斜辺は AC)
x²=484−196 移項して計算する
x²=288 計算する
x=12√2 x>0 だから。√288=√(144×2)

x は付け根の高さから先までの高さなので、地面からの高さは、付け根の高さ 2m を足して、(12√2+2) m です。

例2:はしごをずらす。長さ 25m のはしごを、下のはしがかべから 7m はなれるように立てかけています。下のはしをかべから 8m 遠ざけると(点線)、上のはしは何 m 下がるでしょうか。

WACBD7m8m25m
はしごをかべから 8m 遠ざける
x²+7²=25² ずらす前(斜辺ははしごの 25)
x²=576 移項して計算する
x=24 x>0 だから(高さ 24m)
y²+15²=25² ずらした後(かべから 7+8=15m)
y²=400 移項して計算する
y=20 y>0 だから(高さ 20m)

下がった長さは 24−20=4(m)です。

まちがえやすい

✕ はしご車で、直角三角形の高さ x をそのまま、地面からの高さの答えにする → ◯ 付け根の高さを足して、場面にもどす

標準長さ 13m のはしごを、下のはしがかべから 5m はなれるように立てかけています。下のはしをかべから 7m 遠ざけると、上のはしは何 m 下がりますか。
x²+5²=13² ずらす前(斜辺ははしごの 13)
x²=144 移項して計算する
x=12 x>0 だから(高さ 12m)
y²+12²=13² ずらした後(かべから 5+7=12m)
y²=25 移項して計算する
y=5 y>0 だから(高さ 5m)

答え:12−5=7 より、7m 下がる

特別な直角三角形:辺の比 1:1:√2 と 1:√3:2

📄 プリント6ページ

答え:直角二等辺三角形(45°・45°・90°)の3辺の比は1:1:√2、30°・60°・90° の直角三角形の3辺の比は1:√3:2 です(30° の向かいが 1、60° の向かいが √3、斜辺が 2)。比は図の辺に書いて使います。

直角二等辺三角形(45°・45°・90°):正方形を対角線で半分にした形です。直角をはさむ辺が a、a のとき、三平方の定理で斜辺 x は a²+a²=x²、2a²=x²、x=√2a です。

CBA45°aax
直角二等辺三角形の3辺の比は 1:1:√2

30°・60°・90° の直角三角形:正三角形を、頂点から底辺への垂線で半分にした形です。1辺 2a のとき、三平方の定理で高さ h は h²+a²=(2a)²、h²=3a²、h=√3a です。

BCDA60°2aah
30°・60°・90° の直角三角形の3辺の比は 1:√3:2

比を使って長さを求める:比例式は、外側の積=内側の積で解きます。

例1:45° で、等しい辺から斜辺。

CBA7cmx cm
等しい辺 7cm から斜辺 x cm
1:√2=7:x 辺の比 1:1:√2
x=7√2 外側の積=内側の積

例2:45° で、斜辺から等しい辺。正方形の対角線から1辺も同じです。分母は有理化します。

CBAx cm6cm
斜辺 6cm から等しい辺 x cm
1:√2=x:6 辺の比 1:1:√2
√2x=6 外側の積=内側の積
x=6√2=3√2 分母を有理化する

例3:30°・60° で、斜辺から残りの2辺。

BCA60°12cmx cmy cm
斜辺 12cm から x cm、y cm
1:2=x:12 辺の比 1:√3:2
x=6 外側の積=内側の積
1:√3=6:y x=6 を使う
y=6√3 外側の積=内側の積

例4:30°・60° で、√3 にあたる辺から。

BCA60°6cmx cmy cm
√3 にあたる辺 6cm から x cm、y cm
1:√3=x:6 辺の比 1:√3:2
√3x=6 外側の積=内側の積
x=6√3=2√3 分母を有理化する

斜辺は 1:2 の「2」にあたるので、y=2×2√3=4√3 です。

まちがえやすい

✕ 斜辺を √3 にあたる辺とする → ◯ 斜辺がいちばん長い(2>√3≒1.73)

標準(1) 45°・45°・90° の直角三角形で、斜辺が 10cm のとき、等しい辺の長さを求めなさい。(2) 30°・60°・90° の直角三角形で、斜辺が 18cm のとき、残りの2辺の長さを求めなさい。
1:√2=x:10 辺の比 1:1:√2
√2x=10 外側の積=内側の積
x=10√2=5√2 分母を有理化する

(2) 1:2=x:18 より、30° の向かいの辺は x=9。1:√3=9:y より、60° の向かいの辺は y=9√3 です。

答え:(1) 5√2 cm (2) 9cm と 9√3 cm

三角形の高さと面積:垂線で直角三角形に分ける

📄 プリント7ページ

答え:二等辺三角形は、頂点から底辺へ垂線をひくと、底辺が2等分されて2つの直角三角形に分かれます。1辺 a の正三角形の面積は √34a² です。三角定規を組み合わせた図は、比を2回使います。

例1:二等辺三角形の高さと面積。頂点から底辺への垂線は、底辺を2等分します(中2)。AB=AC=7cm、BC=6cm のとき、HC=3cm です。

BCHA7cm3cmx cm
二等辺三角形の高さ AH=x cm
x²+3²=7² 三平方の定理(△AHC で、斜辺は AC)
x=2√10 x²=40、x>0 だから

面積は 12×6×2√10=6√10(cm²)です。

正三角形の面積の式:1辺 a の正三角形 ABC で、頂点 A から BC に垂線 AH をひきます。△ABH は ∠B=60°、∠AHB=90° の直角三角形なので、3辺の比は 1:√3:2 です。

BCAHaa2h
1辺 a の正三角形と高さ AH

BH=a2 だから AH=√32a で、面積は 12×a×√32a=√34a² です。

1辺 12cm の正三角形の面積は、√34×12²=36√3(cm²)です(高さ √32×12=6√3 cm からも求められます)。

三角定規を2枚組み合わせた図:∠B=45°、∠C=30° の △ABC で、A から BC に垂線 AH をひきます。AB=4√2 cm のとき、BC=x cm を求めます。比を2回使います。

BHAC4√2cmx cm
三角定規2枚を組み合わせた △ABC
1:√2=y:4√2 △ABH は 45° の三角形。BH=AH=y
y=4 外側の積=内側の積
1:√3=4:z △AHC は 30°・60°。AH が短い辺、HC=z
z=4√3 外側の積=内側の積

BC=BH+HC なので、x=4+4√3 です。

まちがえやすい

✕ 二等辺三角形で、底辺 6cm をそのまま使って x²+6²=7² とする → ◯ 底辺を半分にして x²+3²=7²

標準(1) AB=AC=10cm、BC=12cm の二等辺三角形 ABC の面積を求めなさい。(2) 1辺 8cm の正三角形の面積を求めなさい。

(1) 頂点 A から BC に垂線 AH をひくと、BH=12÷2=6cm です。

x²+6²=10² △ABH で、斜辺は AB
x²=100−36 移項して計算する
x=8 x²=64、x>0 だから(高さ 8cm)

面積は 12×12×8=48(cm²)です。(2) 正三角形の面積の式より、√34×8²=16√3(cm²)です。

答え:(1) 48cm² (2) 16√3 cm²

座標平面の2点の距離:横の差と縦の差で直角三角形

📄 プリント8ページ

答え:2点を結ぶ線分を斜辺として、横と縦が座標軸に平行な直角三角形をつくります。横の長さは x座標の差、縦の長さは y座標の差で、2乗の和が距離の2乗です。差は、大きいほうから小さいほうを引きます。

例1:2点の距離。A(1, 2)、B(6, 5) の距離 AB=x を求めます。

xyO246123456AB
A(1, 2)、B(6, 5) の距離
x²=(6−1)²+(5−2)² 三平方の定理(横の差²+縦の差²)
x²=25+9 計算する
x²=34 計算する
x=√34 x>0 だから

例2:負の座標をふくむ2点。A(−4, 1)、B(2, −3) の距離 AB=x を求めます。横の差は 2−(−4)=6、縦の差は 1−(−3)=4 です。

xyO−4−22−4−3−212AB
A(−4, 1)、B(2, −3) の距離
x²=6²+4² 三平方の定理(横の差²+縦の差²)
x²=52 計算する
x=2√13 x>0 だから。√52=√(4×13)

例3:3点でできる三角形。A(7, 4)、B(3, 2)、C(2, 4) を頂点とする △ABC は、どんな三角形でしょうか。3辺の長さを2乗で求めます(2点の距離と同じ)。

xyO2468123456ABC
A(7, 4)、B(3, 2)、C(2, 4) を頂点とする △ABC

AB²=(7−3)²+(4−2)²=20、BC²=(3−2)²+(2−4)²=5、CA²=(7−2)²+(4−4)²=25 です。3辺の長さがすべてちがうので、二等辺三角形ではありません。いちばん長い辺は CA で、20+5=25 と等しいので、三平方の定理の逆から、CA を斜辺とする直角三角形です。直角は CA の向かい側なので ∠B=90° です。

まちがえやすい

✕ 負の座標の差を、符号を落として 3−2=1 とする → ◯ 3−(−2)=5(大きいほうから小さいほうを引く)

標準(1) A(−3, 4)、B(2, −8) の距離を求めなさい。(2) P(−1, −2)、Q(4, 3) の距離を求めなさい。
x²=(2−(−3))²+(4−(−8))² 横の差 5、縦の差 12
x²=25+144 計算する
x²=169 計算する
x=13 x>0 だから
x²=(4−(−1))²+(3−(−2))² 横の差 5、縦の差 5
x²=25+25 計算する
x²=50 計算する
x=5√2 x>0 だから。√50=√(25×2)

答え:(1) 13 (2) 5√2

円の弦・接線の長さと、山から見える距離

📄 プリント9・10ページ

答え:円の中の長さは、半径をひいて直角三角形をつくります。中心 O から弦 AB に垂線 OH をひくと、H は弦の中点なので、弦 AB=2AH です。円の外の点から接線をひくと、接点を通る半径と垂直になります。

弦の長さと、中心から弦までの距離:中心 O から弦 AB に垂線 OH をひくと、H は弦 AB の中点です(△OAB は OA=OB の二等辺三角形)。△OAH で OA は半径なので、弦の長さは AB=2AH で求めます。

例1:弦の長さ。半径 6cm の円で、中心から弦までの距離が 3cm のとき、弦 AB の長さを求めます。

OABH6cm3cmx cm
半径 6cm、OH=3cm のとき、AH=x cm
x²+3²=6² 三平方の定理(△OAH で、x は AH)
x²=27 移項して計算する
x=3√3 x>0 だから。√27=√(9×3)

弦 AB は AH の2倍で、3√3×2=6√3(cm)です。

例2:中心から弦までの距離。半径 7cm の円で、弦 AB が 10cm のとき、中心から弦までの距離 OH=x cm を求めます。AH は弦の半分なので 5cm です。

OABH7cmx cm5cm
半径 7cm、弦 AB=10cm のとき、OH=x cm
x²+5²=7² 三平方の定理(△OAH で、x は OH)
x²=24 移項して計算する
x=2√6 x>0 だから。√24=√(4×6)

例3:接線の長さ。接線は接点を通る半径に垂直です(中1)。半径 OA=7cm、OP=11cm のとき、接線の長さ PA=x cm を求めます。

OAP7cm11cmx cm
円の外の点 P からの接線 PA
x²+7²=11² 三平方の定理(△OAP で、斜辺は OP)
x²=72 移項して計算する
x=6√2 x>0 だから。√72=√(36×2)

円の外の点 P からひいた2本の接線の長さは等しい(中3)ので、もう1本の接線の長さも同じです。

山の上から、どれくらい遠くまで見える?地球を球とみて、山頂 P と地球の中心 O を通る切り口の円を考えます。P から見えるいちばん遠い所 T は、P から円にひいた接線の接点です(その先は地球のかげになります)。接線は接点を通る半径に垂直なので、∠OTP=90° です。

6400km6400+hPTOPT
地球の切り口の円と接線 PT(山の高さは大きくかいています)

地球の半径を 6400km、山の高さを h km とすると、OT=6400、OP=6400+h です。△OTP で三平方の定理を使うと、PT² を次のように求められます。

PT²=(6400+h)²−6400² 三平方の定理(斜辺は OP)
PT²=(6400+h+6400)(6400+h−6400) a²−b²=(a+b)(a−b) で因数分解
PT²=(12800+h)h 計算する
山の高さ h PT²=(12800+h)×h PT(見える距離)
0.5km(500m) 12800.5×0.5=6400.25 √6400.25 は √6400=80 とほとんど同じなので、約80km
2km(4倍) 12802×2=25604 √25604 は √25600=160 とほとんど同じなので、約160km
4km(富士山くらい) 12804×4=51216 √51216 は √51200=160√2 とほとんど同じなので、約226km

山の高さが4倍(0.5km → 2km)になっても、見える距離は約2倍(80km → 160km)にしかなりません。h が地球の半径にくらべて小さいので、PT² の (12800+h) はほとんど 12800 のままだからです。

まちがえやすい

✕ 弦の長さを、AH のままで答える → ◯ 弦 AB は AH の2倍(AB=2AH)

✕ (6400+h)² を 6400²+h² とする → ◯ (a+b)² は a²+2ab+b²。2ab が落ちないように、因数分解で計算する

標準(1) 半径 9cm の円で、中心から弦 AB までの距離が 5cm のとき、弦 AB の長さを求めなさい。(2) 円 O の外の点 P から円に接線 PA をひきます。半径 OA=5cm、OP=13cm のとき、接線の長さ PA を求めなさい。
x²+5²=9² 三平方の定理(△OAH で、x は AH)
x²=56 移項して計算する
x=2√14 x>0 だから。√56=√(4×14)

弦 AB は AH の2倍なので、2√14×2=4√14(cm)です。

x²+5²=13² 三平方の定理(△OAP で、斜辺は OP)
x²=144 移項して計算する
x=12 x>0 だから

答え:(1) 4√14 cm (2) 12cm

直方体の対角線:直角三角形を2回

📄 プリント11ページ

答え:縦 a、横 b、高さ c の直方体の対角線の長さは √(a²+b²+c²) です。空間の長さは、平面の直角三角形にかき出して、足りない辺はもう1つの直角三角形で先に求めます。

手順:① 求める長さをふくむ直角三角形をさがす → ② その三角形を、平面の図にかき出す → ③ 三平方の定理を使う(足りない辺は、もう1つの直角三角形で先に求める)。

例1:直方体の対角線。3cm、5cm、8cm の直方体の対角線 AG を求めます。先に底面の対角線 EG を求め、次に △AEG(∠AEG=90°)で AG を求めます。下の2つの図は、取り出した △EFG と △AEG です。

EAFBGCHD3cm5cm8cm
3cm、5cm、8cm の直方体と対角線 AG
FEG3cm5cmy cm
△EFG(底面の対角線 EG=y cm)
EGA√34cm8cmx cm
△AEG(対角線 AG=x cm)
y²=3²+5² 三平方の定理(△EFG で、斜辺は EG)
y=√34 y>0 だから
x²=34+8² 三平方の定理(△AEG で、斜辺は AG。EG²=34)
x²=98 計算する
x=7√2 x>0 だから。√98=√(49×2)

例2:立方体の対角線。1辺 5cm の立方体の対角線は、√(5²+5²+5²)=5√3(cm)です。逆に、対角線が 12cm の立方体の1辺 x cm は次のようになります。

EAFBGCHD5cm
1辺 5cm の立方体と対角線
x²+x²+x²=12² 縦・横・高さがすべて x の対角線
3x²=144 計算する
x²=48 両辺を3でわる
x=4√3 x>0 だから。√48=√(16×3)

まちがえやすい

✕ 対角線 AG を、底面の2辺だけで √(a²+b²) とする → ◯ 高さ c も入れて √(a²+b²+c²)

標準(1) 縦 2cm、横 3cm、高さ 6cm の直方体の対角線の長さを求めなさい。(2) 1辺 6cm の立方体の対角線の長さを求めなさい。
x²=2²+3²+6² 縦²+横²+高さ²
=4+9+36 計算する
=49 計算する
x=7 x>0 だから

(2) 立方体の対角線は √(6²+6²+6²)=√108=6√3(cm)です(√108=√(36×3))。

答え:(1) 7cm (2) 6√3 cm

角すい・円すいの高さと体積:頂点から底面への垂線

📄 プリント12ページ

答え:角すい・円すいの高さは、頂点から底面への垂線を直角三角形の1辺にして求めます。正四角すいは底面の対角線の半分、円すいは底面の半径と母線で直角三角形をつくります。体積は 13×底面積×高さ です。

例1:正四角すい。底面の1辺 8cm、OA=9cm のとき、底面の対角線の半分 AH は 8√2÷2=4√2(cm)です。△OAH(∠OHA=90°)で高さ OH を求めます。

ABCDHO8cm9cm
正四角すい O-ABCD
HAO4√2cm9cmx cm
△OAH(高さ OH=x cm)
x²+(4√2)²=9² 三平方の定理(△OAH で、x は OH)
x=7 x²=81−32=49、x>0 だから

体積は 13×8×8×7=4483(cm³)です。

例2:円すい。底面の半径 4cm、母線 6cm のとき、半径と母線で直角三角形 OAV をつくり、高さを求めます。

OVA4cmh6cm
円すい(母線 6cm、底面の半径 4cm)
OAV4cm6cmx cm
△OAV(高さ OV=x cm)
x²+4²=6² 三平方の定理(△OAV で、x は OV)
x=2√5 x²=20、x>0 だから

体積は 13×π×4²×2√5=32√53π(cm³)です。

まちがえやすい

✕ 正四角すいの高さに、底面の1辺の半分を使って x²+4²=9² とする → ◯ 対角線の半分 AH を使う(8√2÷2=4√2)

標準(1) 底面の1辺が 6cm、OA=6cm の正四角すいの高さと体積を求めなさい。(2) 底面の半径 3cm、母線 5cm の円すいの高さと体積を求めなさい。

(1) 底面の対角線の半分 AH は 6√2÷2=3√2(cm)です。

x²+(3√2)²=6² 三平方の定理(△OAH で、x は OH)
x²=36−18 移項して計算する
x=3√2 x²=18、x>0 だから。√18=3√2

体積は 13×6×6×3√2=36√2(cm³)です。

x²+3²=5² 三平方の定理(△OAV で、x は OV)
x²=25−9 移項して計算する
x=4 x²=16、x>0 だから

体積は 13×π×3²×4=12π(cm³)です。

答え:(1) 高さ 3√2 cm、体積 36√2 cm³ (2) 高さ 4cm、体積 12π cm³

立体の表面を通る最短の長さ:展開図の上で線分にする

📄 プリント13ページ

答え:立体の表面にかけたひもの最短の長さは、通る面を展開図で1つの平面に開いて、2点を結ぶ線分の長さとして求めます。展開図の長方形の対角線は、三平方の定理で求めます。

2つの面を通るひも:直方体の頂点 A から、辺 BF 上の点 P を通って頂点 G まで、ひもをかけます。ひもが通る2つの面を、展開図で1つの長方形に開くと、2点を結ぶ線のうち最短のものは線分 AG です(中1)。

EAFBGCHDP4cm6cm9cm
A から P を通って G までのひも
ABCEFGP4cm6cm9cmx cm
展開図では長方形の対角線 AG

例1:2つの面を通る。4cm、6cm、9cm の直方体で、A から面 ABFE、面 BCGF の上を通って G まで。展開図では、横 4+6、縦 9 の長方形の対角線です。

x²=(4+6)²+9² 三平方の定理(展開図の長方形の対角線)
x²=100+81 計算する
x=√181 x>0 だから

例2:3つの面を通る。2cm、6cm、5cm の直方体で、A から面 ABFE、面 BCGF、面 CDHG の3つの面の上を通って H まで、ひもをかけます。3つの面を横に並べて開きます。

EAFBGCHDPQ2cm6cm5cm
A から3つの面を通って H までのひも
ABCDEFGHPQ2cm6cm2cm5cmx cm
3つの面を並べた展開図

展開図では、横が 2+6+2=10、縦が 5 の長方形の対角線 AH が、この3つの面を通るひものうちで最短です。

x²=10²+5² 三平方の定理(展開図の長方形の対角線)
x²=125 計算する
x=5√5 x>0 だから。√125=√(25×5)

まちがえやすい

✕ 空間の図の上で、2点を立体の中を通ってまっすぐ結ぶ → ◯ ひもは表面を通るので、展開図の上で線分にする(どの面を通るかを決めてから開く)

標準AB=3cm、BC=5cm、AE=6cm の直方体 ABCD-EFGH で、例1と同じように、A から面 ABFE、面 BCGF の上を通って G まで、ひもをかけます。ひもの最短の長さを求めなさい。

展開図は、横 3+5=8、縦 6 の長方形で、AG はその対角線です。

x²=(3+5)²+6² 三平方の定理(展開図の長方形の対角線)
x²=64+36 計算する
x²=100 計算する
x=10 x>0 だから

答え:10cm

三平方の定理で方程式をつくる:同じ辺を2通りに表す

📄 プリント14ページ

答え:分からない長さを x とおき、三平方の定理で x の方程式をつくります。折り返した図では、重なる辺が等しいことを使います。三角形の高さは、同じ辺(高さ)を2つの直角三角形で2通りに表して等しいとおきます。

紙を折り返した図:長方形 ABCD の紙(AB=8cm、AD=10cm)を、頂点 D が辺 BC 上の点 E に重なるように、A を通る線 AF で折ります(F は辺 CD 上)。CF=x cm を求めます。

ABCDEF8cm10cmx cm
長方形の紙を AF で折り返す

折り返して重なる辺は等しいので、AE=AD=10cm、EF=DF=(8−x) cm です。△ABE(斜辺は AE)で、BE=√(10²−8²)=6(cm)なので、EC=10−6=4(cm)です。△ECF で方程式ができます。

x²+4²=(8−x)² 三平方の定理(△ECF で、斜辺は EF)
x²+16=64−16x+x² 右辺を展開する
16x=48 x² が消えるので一次方程式。移項して整理する
x=3 両辺を16でわる

3辺から高さを求める:△ABC で AB=13cm、BC=14cm、CA=15cm とします。A から BC に垂線 AH をひき、BH=x cm とすると、CH=(14−x) cm です。AH² を △ABH と △ACH の2通りに表して、等しいとおきます。

13²−x²=15²−(14−x)² AH² を △ABH と △ACH で表して等しいとおく
169−x²=225−(196−28x+x²) (14−x)² を展開する
169−x²=29+28x−x² かっこをはずして整理する。x² が消える
140=28x 移項して整理する
x=5 両辺を28でわる

AH=h cm とすると、△ABH で h²=13²−5²=144 より h=12(cm)で、面積は 12×14×12=84(cm²)です。

まちがえやすい

✕ 225−(14−x)² のかっこをはずすとき、符号を変えずに 225−196−28x−x² とする → ◯ 中の全部の符号を変える: 225−(14−x)²=225−196+28x−x²

発展長方形 ABCD の紙(AB=4cm、AD=5cm)を、頂点 D が辺 BC 上の点 E に重なるように、A を通る線 AF で折ります(F は辺 CD 上)。CF=x cm を求めなさい。

AE=AD=5cm、EF=DF=(4−x) cm です。△ABE で BE=√(5²−4²)=3(cm)なので、EC=5−3=2(cm)です。

x²+2²=(4−x)² 三平方の定理(△ECF で、斜辺は EF)
x²+4=16−8x+x² 右辺を展開する
8x=12 x² が消えるので一次方程式
x=32 両辺を8でわる

答え:CF=32 cm

相似や円との組み合わせ:補助線で直角三角形をつくる

📄 プリント15ページ

答え:直角三角形が見あたらないときは、補助線で直角三角形をつくります。直角三角形の斜辺への垂線は、面積を2通りに表したり相似を使ったりして求めます。円どうしや円と直線が接するときは、中心から接点への半径と中心どうしを結ぶ線を使います。

例1:直角三角形の斜辺への垂線。∠A=90°、AB=6cm、AC=8cm の △ABC で、A から斜辺 BC に垂線 AH をひきます。BC を求めたあと、AH は面積を2通りに表して、BH=x cm は相似で求めます。

BCAH6cm8cmx cm
斜辺 BC への垂線 AH
z²=6²+8² 三平方の定理(△ABC で、斜辺は BC。z は BC)
z=10 z>0 だから
12×6×8=12×10×y △ABC の面積を2通りに表す(y は AH)
24=5y 計算する
y=245 両辺を5でわる
6:x=10:6 △ABC∽△HBA(90° と共通な角)。AB:HB=BC:BA
10x=36 外側の積=内側の積
x=185 両辺を10でわる

例2:2つの円と接線。直線 ℓ に点 A、B で接する、半径 6cm の円 O と半径 2cm の円 P が、たがいに接しています。接する点は OP の上にあるので、OP=6+2=8cm です。AB=x cm を求めます。

ℓABOPHx cm4cm
直線 ℓ に接する2つの円

P から OA に垂線 PH をひくと、四角形 ABPH は長方形で、HP=AB です。OH は 6−2=4(cm)で、△OHP は直角三角形です。

x²+4²=8² 三平方の定理(△OHP で、斜辺は OP。x は HP=AB)
x²=48 移項して計算する
x=4√3 x>0 だから

まちがえやすい

✕ AB を、中心と中心の距離 OP とする/OH を半径 6 のままにする → ◯ AB=HP で、OH=6−2 は半径の差

発展直線 ℓ に点 A、B で接する、半径 9cm の円 O と半径 4cm の円 P が、たがいに接しています。例2と同じように考えて、AB の長さを求めなさい。

OP=9+4=13cm です。P から OA に垂線 PH をひくと、OH=9−4=5(cm)で、HP=AB です。

x²+5²=13² 三平方の定理(△OHP で、斜辺は OP。x は HP=AB)
x²=144 移項して計算する
x=12 x>0 だから

答え:12cm

✅ 一問一答で総チェック(20問)

問題を読んで、答えを頭の中で言ってからタップしましょう。答えが出ます。

  1. 直角三角形で、直角の向かい側にある、いちばん長い辺を何という?

    答え:斜辺

  2. 直角をはさむ2辺を a、b、斜辺を c とするとき、成り立つ式は?

    答え:a²+b²=c²

  3. 直角三角形の3辺について a²+b²=c² が成り立つことを表す定理を何という?

    答え:三平方の定理

  4. 斜辺以外の辺の長さを求めるとき、足し算ではなく何の計算になる?

    答え:ひき算

  5. 3辺が 3cm、4cm、5cm の三角形は、何という三角形になる?

    答え:直角三角形

  6. 三平方の定理の「ならばの前とあとを入れかえたもの」を何という?

    答え:逆

  7. 3辺の長さから直角三角形かを調べるとき、c にするのはどの辺?

    答え:いちばん長い辺

  8. 直角二等辺三角形の3辺の比は?

    答え:1:1:√2

  9. 30°・60°・90° の直角三角形の3辺の比は?

    答え:1:√3:2

  10. 1辺 a の正三角形の面積は?

    答え:√34a²

  11. 直角をはさむ2辺が 6cm、9cm の直角三角形の斜辺は?

    答え:3√13

  12. 座標平面の2点の距離は、どんな差を2辺とする直角三角形で求める?

    答え:x座標の差と y座標の差

  13. 中心 O から弦 AB に垂線 OH をひくとき、弦 AB は AH の何倍?

    答え:2倍

  14. 円の接線は、接点を通る半径とどんな関係?

    答え:垂直

  15. 縦 a、横 b、高さ c の直方体の対角線の長さは?

    答え:√(a²+b²+c²)

  16. 1辺 5cm の立方体の対角線の長さは?

    答え:5√3

  17. 正四角すいの高さを求めるとき、底面の何の半分を直角三角形の辺に使う?

    答え:対角線

  18. 円すいの高さは、底面の半径と何で直角三角形をつくって求める?

    答え:母線

  19. 立体の表面を通る最短の長さは、何の上で線分にして求める?

    答え:展開図

  20. 紙を折り返した図で、折り返して重なる辺の長さはどうなる?

    答え:等しい

まとめ

三平方の定理は、直角三角形の直角をはさむ2辺を a、b、斜辺を c とすると a²+b²=c² が成り立つ、という定理です。斜辺以外を求めるときはひき算にし、3辺の長さが a²+b²=c² を満たせば直角三角形になります(逆)。1:1:√2 と 1:√3:2 の比を使えば、特別な直角三角形の辺がすぐに求まります。座標の2点の距離、円の弦と接線、直方体の対角線、角すい・円すいの高さ、展開図の最短の長さは、どれも直角三角形を取り出して考えます。プリントの確認問題で、斜辺を見つけて2乗の式を立てる練習を、手を動かしてしてみてください。

無料ダウンロード(登録不要)

▶ 三平方の定理 授業用プリント(全23ページ)

説明 1〜15ページ/確認問題 16〜19ページ/答えと解説 20〜23ページ

保護者の方へ:この単元は、2乗の計算と、前の単元の平方根(√ の簡単化)が土台です。「直角三角形の斜辺は、いちばん長い辺」「斜辺以外を求めるときはひき算」と声に出して確かめると、足し算とひき算のまちがいが減ります。身のまわりの直角(はしご・部屋の対角線)を一緒に見つけると、図が頭に浮かびやすくなります。
数学
スポンサーリンク
かてきょノート管理人をフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました