⏱ 30秒でわかる この単元の要点
- ヨーロッパは北大西洋海流と偏西風で冬も温暖。北西部はゲルマン系・プロテスタント、南部はラテン系・カトリック、東部はスラブ系・正教会。農業は混合農業・酪農・地中海式農業
- EUは1993年に発足して27か国。関税がなくなり、ユーロを使い、パスポートなしで行き来できる。課題は西と東の経済格差、移民・難民、イギリスの離脱
- 北アメリカは西にロッキー山脈、東にアパラチア山脈。西経100度の東は雨が多く、西は少ない。移民が産業を支え、適地適作と企業的な農業で世界の食料庫になり、工業は五大湖の周りからサンベルトへ広がった
- 南アメリカはアンデス山脈・アマゾン川・パンパ。赤道の近くでも高い所はすずしい。ブラジルはポルトガル語、ほかの多くはスペイン語。アマゾンの開発で森林が減り、持続可能な開発が課題
- オーストラリアは乾燥大陸で、人は海ぞいに住む。先住民はオーストラリアがアボリジニ、ニュージーランドがマオリ。貿易の相手はイギリスからアジアへ変わり、白豪主義から多文化社会へ進んだ
つまずき注意:アボリジニはオーストラリア、マオリはニュージーランドの先住民。ブラジルの首都はブラジリアで、ことばはポルトガル語。
中1社会(地理)「世界の諸地域②」のヨーロッパ州・北アメリカ州・南アメリカ州・オセアニア州を、地図・雨温図と例題で1つずつ確かめるページです。ヨーロッパ州は「国どうしが1つにまとまると、どんなよいこと・課題が生まれる?」、北アメリカ州は「移民は、地域にどんな影響をあたえている?」、南アメリカ州は「開発と、環境を守ることには、どんな課題がある?」、オセアニア州は「どの地域との結び付きを強めている? それはなぜ?」という問いに答えます。オーストラリアの先住民アボリジニと、ニュージーランドの先住民マオリの対応も、表で確かめます。どの見出しも「答え → 図 → 理由 → 解き方」の順に書いています。紙に書いて練習したい人は、下の無料プリントを使ってください。
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説明 1〜12ページ/確認問題 13〜15ページ/覚えることの一覧 16ページ/答えと解説 17〜19ページ
説明 1〜12ページ/確認問題 13〜15ページ/覚えることの一覧 16ページ/答えと解説 17〜18ページ
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説明 1〜12ページ/確認問題 13〜15ページ/覚えることの一覧 16ページ/答えと解説 17〜18ページ。この記事の見出しごとに、対応するプリントとページを書いています。
- ヨーロッパ州には、どんな国と地形がある?
- ヨーロッパは、北海道より北にあるのに、なぜ冬が温暖?
- ヨーロッパの人々は、どんな言葉を話し、何を信じている?
- ヨーロッパの農業は、なぜ地域でちがう?
- ヨーロッパの国々は、なぜ1つにまとまろうとした? EUになって何が変わった?
- 国境をこえる環境問題に、ヨーロッパはどう取り組んでいる?
- EUの中には、どんな差があり、何が課題になっている?
- ヨーロッパ州のまとめ:国どうしが1つにまとまると、どんなよいこと・課題が生まれる?
- 北アメリカの国と地形は、西と東でどうちがう?
- 北アメリカの気候は、どこで分かれる? 西が乾くのはなぜ?
- アメリカ合衆国には、どこから、どんな人々が来た? 移民は地域に何をもたらした?
- アメリカの農業は、なぜ地域ごとに作物がちがい、「世界の食料庫」とよばれる?
- アメリカの工業は、なぜ五大湖の周りから発達し、南へ広がった?
- アメリカの生活文化は、なぜ世界に広がった? ハリケーンにどう備えている?
- 北アメリカ州のまとめ:移民は、地域にどんな影響をあたえている?
- 南アメリカ大陸の国と地形は、どんな形?
- 赤道の近くなのに、すずしい所があるのはなぜ?
- ブラジルでは、なぜポルトガル語が話されている? どんな文化が生まれた?
- アマゾンの熱帯林で人々はどうくらし、南アメリカ州ではどこで何がつくられている?
- 南アメリカ州の国々は、資源と工業でどう変わってきた?
- アマゾンの森林は、なぜ減っている? 開発と環境を、どう両立させる?
- ブラジルの日系人は、どんな歩みをしてきた?
- 南アメリカ州のまとめ:開発と、環境を守ることには、どんな課題がある?
- オーストラリアは、なぜ「乾燥大陸」とよばれる? オセアニア州の国と地形
- オーストラリアの人々は、なぜ海ぞいに多く住んでいる?
- オセアニア州に、もともと住んでいたのはどんな人々? アボリジニとマオリの対応
- オーストラリアの国旗に、なぜイギリスの国旗がえがかれている?
- オーストラリアでは、どこで何がつくられ、何がとれる?
- オーストラリアの貿易は、なぜイギリスからアジアへ変わった?
- オーストラリアは、なぜ「多文化社会」を目指している? アジアや日本との人の行き来は?
- ツバルは、なぜ国土が水につかるおそれがある?
- オセアニア州のまとめ:どの地域との結び付きを強めている? それはなぜ?
- まとめ
ヨーロッパ州には、どんな国と地形がある?
📄 プリント①(ヨーロッパ州)1・2ページ
答え:ヨーロッパ州では、イギリス・フランス・ドイツ・イタリア・スペインなど、面積の小さな国々が、国境をこえて1つにまとまろうとしてきました。地形は、中央部から南部のアルプス山脈、スペインとフランスの国境のピレネー山脈、ライン川・ドナウ川、3つの半島(スカンディナビア半島・イベリア半島・イタリア半島)で言えます。
出典:地図:Natural Earth
← 横にずらすと続きが見えます →出典:地図:Natural Earth
| 地形 | 名前と、場所・特徴 |
|---|---|
| 山脈 | アルプス山脈(中央部から南部。高くけわしい)・ピレネー山脈(スペインとフランスの国境) |
| 川 | ライン川(アルプス山脈から北海へ。スイス・ドイツ・オランダなどを通る)・ドナウ川 |
| 半島 | スカンディナビア半島(ノルウェー・スウェーデンなど)・イベリア半島(スペイン・ポルトガル)・イタリア半島(イタリア) |
| 海 | 地中海・北海・バルト海・黒海(西は大西洋) |
用語:国際河川は、いくつもの国を流れ、どの国の船も自由に通れる川(ライン川・ドナウ川)です。フィヨルドは、氷河にけずられた谷に海水が入りこんでできた、奥行きのある細長い湾で、ノルウェーの西の海岸にあります。
ロシア:アジアとヨーロッパにまたがる、世界でいちばん面積の広い国です。ウラル山脈より西がヨーロッパ、東のシベリアがアジアです。石油や天然ガスが豊富で、首都モスクワと日本海に面したウラジオストクを、シベリア鉄道が結んでいます。
まちがえやすい
✕ スペインとフランスの国境にあるのはアルプス山脈 → ◯ 国境にあるのはピレネー山脈。アルプス山脈は中央部から南部
基本スペインとポルトガルがある半島の名前を答えなさい。
表の半島の行を見ます。
答え:イベリア半島
標準ライン川やドナウ川のように、いくつもの国を流れ、どの国の船も自由に通れる川を何といいますか。また、ヨーロッパとアジアの境になる山脈は何ですか。
川は用語の説明、山脈はロシアの説明に出てきます。
答え:国際河川、ウラル山脈
ヨーロッパは、北海道より北にあるのに、なぜ冬が温暖?
📄 プリント①(ヨーロッパ州)3ページ
答え:ヨーロッパの西部が高い緯度なのに冬が温暖なのは、暖流の北大西洋海流の上をふく偏西風が、あたたかい空気を運んでくるからです。気候は、西部・北西部が西岸海洋性気候、地中海の沿岸が地中海性気候、東部と北部が冷帯(亜寒帯)です。
出典:気候:H. E. Beck ほか(2023)の Köppen-Geiger 気候区分図(1991〜2020年。CC BY 4.0)を4つにまとめた。地図:Natural Earth
| 都市 | 緯度 | 1月の気温 |
|---|---|---|
| ロンドン | 北緯51.5度 | 5.7℃ |
| 札幌 | 北緯43.1度 | −3.2℃ |
| マルセイユ | 北緯43.4度 | 7.3℃ |
マルセイユは札幌とほぼ同じ緯度なのに、1月は10℃ほど高くなっています。
理由:①赤道に近い南の海から、まわりの海より温かい海流(暖流。反対に、北極や南極に近い所から流れてくる冷たい海流は寒流)が北東へ流れてくる、②暖流の上の空気があたためられる、③1年中西からふく偏西風が、そのあたたかい空気を陸へ運ぶ、という順です。
| 場所 | 気候 | ようす |
|---|---|---|
| 西部・北西部 | 西岸海洋性気候 | 気温と降水量の変化が小さく、冬も比較的温暖 |
| 地中海の沿岸 | 地中海性気候 | 夏は乾燥して雨が少なく、冬に雨が多い |
| 東部と北部 | 冷帯(亜寒帯) | — |
まちがえやすい
✕ ロンドンは札幌より北にあるので、冬は札幌より寒い → ◯ 北大西洋海流と偏西風のおかげで、ロンドンの1月(5.7℃)は札幌(−3.2℃)より高い
基本ロンドンと札幌の1月の気温は、どちらが何℃高いですか。表の数で答えなさい。
ロンドンは5.7℃、札幌は−3.2℃です。差は 5.7 − (−3.2) = 8.9 なので、約9℃です。
答え:ロンドンが約9℃高い
理由ヨーロッパの西部で、高い緯度なのに冬が温暖なのはなぜですか。「暖流」「偏西風」の言葉を使って答えなさい。
「暖流の上の空気があたためられる」と「偏西風がその空気を運ぶ」の2つを入れます。
答え:暖流の北大西洋海流の上をふく偏西風が、あたたかい空気を陸へ運ぶから。
ヨーロッパの人々は、どんな言葉を話し、何を信じている?
📄 プリント①(ヨーロッパ州)4ページ
答え:言葉と宗教(どれもキリスト教の宗派)は、北・南・東で「セット」です。北西部はゲルマン系の言葉とプロテスタント、南部はラテン系の言葉とカトリック、東部はスラブ系の言葉と正教会が多くなっています。
| 地域 | 言葉のなかま | おもな言葉 | 多い宗派 |
|---|---|---|---|
| 北西部 | ゲルマン系 | 英語・ドイツ語など | プロテスタント |
| 南部 | ラテン系 | フランス語・イタリア語・スペイン語など | カトリック |
| 東部 | スラブ系 | ロシア語・ポーランド語など | 正教会 |
同じなかまの言葉は、あいさつも似ています。ゲルマン系は英語の Good morning とドイツ語の Guten Morgen、ラテン系はフランス語の Bonjour とイタリア語の Buongiorno です。
| セットにならない国 | 言葉 | 多い宗派 |
|---|---|---|
| ポーランド | スラブ系 | カトリック |
| アイルランド | 英語(ゲルマン系) | カトリック |
| ルーマニア | ラテン系 | 正教会 |
| ギリシャ | ギリシャ語(3つのどれでもない) | 正教会 |
だから、言葉も宗教も「多い」と言います。
共通の文化:キリスト教の教会が町の中心にある・日曜日を休みにする・クリスマスを祝う・アルファベットを使う言葉が多い、などです。国はちがっても共通の文化があることが、国々がまとまりやすかった背景の1つです。
覚え方:「北はゲルマン・プロテスタント、南はラテン・カトリック、東はスラブ・正教会」。
まちがえやすい
✕ スラブ系の言葉の国は、どこも正教会 → ◯ ポーランドはカトリックが多い。「多い」であって「すべて」ではない
基本ドイツ語が入る言葉のなかまの名前と、そのなかまの言葉が多い地域で、多い宗派を答えなさい。
表の北西部の行を見ます。
答え:ゲルマン系、プロテスタント
標準アイルランドは、言葉のなかまも宗派も北西部の「セット」とはちがいます。宗派はどれが多いですか。
「セットにならない国」の表の、アイルランドの行を見ます。英語はゲルマン系ですが、宗派はちがいます。
答え:カトリック
ヨーロッパの農業は、なぜ地域でちがう?
📄 プリント①(ヨーロッパ州)5ページ
答え:農業は気候とセットで覚えます。アルプス山脈より北のフランス・ドイツなどは混合農業、北の海のまわりと山地は酪農、南の地中海の沿岸は地中海式農業です(どれも「おもに」で、国の中でもちがいがあります)。
| 農業 | 何をする | どこで | なぜその地域か |
|---|---|---|---|
| 混合農業 | 穀物や家畜のえさになる作物を育て、豚や牛も飼う | アルプス山脈より北(フランス・ドイツなど) | 夏も雨があり、穀物が育つ |
| 酪農 | 乳牛を飼い、牛乳・チーズ・バターをつくる | 北部(デンマークなど)・アルプスの山地 | 夏がすずしく、穀物は育ちにくいが牧草はよく育つ |
| 地中海式農業 | 夏にオリーブ・ぶどう・オレンジ、冬に小麦を育てる | 地中海の沿岸(イタリア・スペインなど) | 夏に乾燥し、冬に雨が多い |
フランスはEUの中で農業がいちばんさかんな国で、小麦などを多く輸出しています(混合農業の例)。
雨温図から考える:マルセイユの夏は雨が少なく、7月は10.7mmで1年でいちばん少ないので、乾燥します。そこで、乾燥に強いオリーブ・ぶどう・オレンジなどを夏に育てます。雨がふえる秋から冬(9〜11月は72〜82mm)には、小麦を育てます。
まちがえやすい
✕ 混合農業は、いろいろな野菜を混ぜて育てる農業 → ◯ 穀物づくりと家畜の飼育を組み合わせる農業
基本乳牛を飼い、牛乳・チーズ・バターをつくる農業を何といいますか。
表の「何をする」の列を見ます。
答え:酪農
理由地中海の沿岸で、夏にオリーブやぶどうを育てるのはなぜですか。マルセイユの雨温図を使って答えなさい。
「夏の雨の量」と「乾燥に強い」を入れて書きます。
答え:夏は雨が少なく乾燥するので、乾燥に強いオリーブやぶどうを育てるから。
ヨーロッパの国々は、なぜ1つにまとまろうとした? EUになって何が変わった?
📄 プリント①(ヨーロッパ州)6・7ページ
答え:2度の世界大戦で国土があれ、戦争をくり返さないために、またアメリカ合衆国などの大国に負けない強い経済をつくるために、共通の文化をもつ国々が結びつこうとしました。1993年にEU(ヨーロッパ連合)が発足し、加盟国は27か国です。関税がなくなる・共通通貨ユーロを使う・パスポートなしで行き来できる、などの変化が起きました。
| 年 | できごと |
|---|---|
| 1967年 | EC(ヨーロッパ共同体)が6か国で始まる |
| 1993年 | EU(ヨーロッパ連合)が発足 |
| 2004年〜 | 東ヨーロッパの国々が加盟 |
| 2020年 | イギリスが離脱。加盟国は27か国 |
| 人口(2024年ごろ) | |
|---|---|
| EU | 約4億5000万人 |
| アメリカ合衆国 | 約3億4000万人 |
| 日本 | 約1億2000万人 |
まとまると、アメリカ合衆国より人口の多い大きな市場になります。
| 見方 | 変わったこと |
|---|---|
| 産業 | 加盟国の間では、輸入品にかける税金(関税)がかからず、物を安く売り買いできる。航空機を国々で分担してつくる |
| 人々の生活 | 多くの国で共通の通貨ユーロを使い、両替がいらない。ほかの国で働いたり学んだり、買い物や通勤をしたりしやすい |
| 交通 | 多くの加盟国の間で、国境でパスポートを見せずに行き来できる。国境をこえる鉄道や道路が整った |
航空機の分担:主翼はイギリス、胴体はドイツとフランス、尾翼はスペインなどの工場でつくり、フランスのトゥールーズなどに運んで組み立てます。1つの国だけではつくれない大きな物を、国々の力を合わせてつくります。
ユーロを使っていない加盟国もあります(デンマーク・スウェーデン・ポーランドなど)。
合言葉:「人・物・お金が国境をこえる」。
まちがえやすい
✕ EUの国は、はじめから今と同じ27か国 → ◯ 6か国から始まり、広がってきた
✕ EUのすべての国がユーロを使っている → ◯ ユーロを使っていない加盟国もある
基本「ほかの国で働いたり学んだりしやすくなった」のは、産業・人々の生活・交通のどの見方の変化ですか。
表の「人々の生活」の行にあります。
答え:人々の生活
標準EUの人口は、日本の人口の約何倍ですか。表の数を使い、小数第2位を四捨五入して答えなさい。
約4億5000万人 ÷ 約1億2000万人 = 4.5億 ÷ 1.2億 = 3.75 です。
答え:約3.8倍
理由EUの加盟国の間で関税がかからなくなると、物の売り買いはどうなりますか。
関税は、輸入品にかける税金です。
答え:物を安く売り買いできるようになる。
国境をこえる環境問題に、ヨーロッパはどう取り組んでいる?
📄 プリント①(ヨーロッパ州)8・9ページ
答え:酸性雨のように国境をこえる環境問題は、国々が協力して取り組みます。国々が条約(国と国の約束)を結んで排出ガスをへらし、ライン川は流域の国々が協力して、よごれた水をきれいにしてきました。EUは、温室効果ガスの排出を2050年までに実質ゼロにする目標を立てています。
| 国境をこえる問題 | 国境をこえるわけ | 国々の協力 |
|---|---|---|
| 酸性雨 | 排出ガスが、風に運ばれる | 条約を結び、排出ガスをへらす |
| ライン川のよごれ | 川がいくつもの国を流れる(国際河川) | 流域の国々が、よごれた水をきれいにする |
酸性雨は、工場や自動車から出る排出ガスがとけこんだ雨です。順に見ると、①工場や自動車が排出ガスを出す、②偏西風などの風に運ばれる、③はなれた国で雨にとけて降る、④森林が枯れる・湖の魚がへる・建物や銅像がとける、となります。
くらしの中の取り組み:
| 取り組み | 中身 |
|---|---|
| 風力発電 | 再生可能エネルギー(風力・太陽光・水力など、使ってもなくならず、二酸化炭素をほとんど出さないエネルギー)の1つ。北海の沿岸やデンマーク・ドイツで、偏西風を生かしてさかん |
| パークアンドライド | 自動車を郊外の駐車場にとめ、鉄道やバス・路面電車に乗りかえて都市の中心部へ行くしくみ。中心部に入る車がへり、渋滞と排出ガスがへる(ドイツのフライブルクなど) |
| デポジット | 飲み物のびんやペットボトルを店に返すと、上乗せしたお金がもどるしくみ(ドイツなど) |
合言葉:「国境をこえる問題は、国境をこえて協力」。
まちがえやすい
✕ 酸性雨は、排出ガスを出した国だけの問題 → ◯ 風に運ばれて国境をこえるので、国々の協力が要る
✕ パークアンドライドは、車で都市の中心部へ行きやすくするしくみ → ◯ 郊外で乗りかえ、中心部に入る車をへらすしくみ
基本北海の沿岸やデンマーク・ドイツでさかんな、偏西風を生かした発電を何といいますか。
表の「再生可能エネルギー」の説明を見ます。
答え:風力発電
標準酸性雨が国境をこえて被害を出すまでの流れになるように、「風に運ばれる」「工場や自動車が排出ガスを出す」「はなれた国で雨にとけて降る」を、起きる順に並べなさい。
まず排出ガスが出て、次に風で運ばれ、最後にはなれた国で雨にとけて降ります。
答え:工場や自動車が排出ガスを出す → 風に運ばれる → はなれた国で雨にとけて降る
理由酸性雨の問題に、国々が協力して取り組む必要があるのはなぜですか。
「風に運ばれる」と「国境をこえる」を入れて書きます。
答え:排出ガスが風に運ばれて国境をこえるので、1つの国だけでは防げないから。
EUの中には、どんな差があり、何が課題になっている?
📄 プリント①(ヨーロッパ州)10・11ページ
答え:EUの課題は3つです。①西と東の経済格差(西は賃金が高く、東は安い)、②移民・難民の受け入れ、③イギリスの離脱(1973年に加盟し、2016年の国民投票で離脱を選び、2020年に離脱)です。
| 西ヨーロッパ | 東ヨーロッパ | |
|---|---|---|
| 国の例 | ドイツ・フランスなど | ポーランド・ルーマニアなど |
| 加盟した時期 | 早い時期(ECのころから) | 2000年代(2004年以降) |
| 賃金 | 高い | 安い |
| EUのお金 | 出す額が多い | 道路や工場づくりなどに使われる |
差から起きていること:人は、仕事と高い賃金を求めて東から西へ働きに出ます。工場は、西の国の会社が賃金の安い東の国につくります。お金は、豊かな国がEUに出す額が多く、まだ豊かでない地域の道路や工場づくりなどに使われるので、出す額が多い国には不満も出ます。
資料の読み方:人の移動を表す地図の矢印と賃金の資料があるときは、①矢印の元の国と行き先の国を見つける、②賃金の資料で両方の国の賃金を、EUの平均ともくらべる、③元の国が低く行き先が高ければ「賃金の低い国から高い国へ人が移っている」と分かる、の順に読みます。
| 外国から来た人 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 移民 | 仕事などを求めて、ほかの国に移り住む人 | 1960年代ごろ、工業が発展して働く人が足りなくなった西ドイツ(今のドイツ)はトルコなどから、フランスは北アフリカなどから、労働者として受け入れた |
| 難民 | 戦争などで国をのがれた人 | 2015年ごろ、シリアなどから多くの難民がヨーロッパに来た。受け入れをめぐって、国々の意見が分かれた |
イギリスの離脱:イギリスは、1973年に加盟してから約47年後(2020−1973=47)にEUをぬけました。2016年に国民投票(国民が投票で決める方法)で離脱を選び、2020年に離脱して、加盟国は27か国になりました。わけとして言われたことは、「EUの決まりではなく自分の国で決めたい」「EUに出すお金」「ほかの加盟国から移り住む人がふえたこと」です。
合言葉:「人は東から西へ、工場は西から東へ」。
まちがえやすい
✕ 人は、賃金の高い国から低い国へ移る → ◯ 賃金の低い国から高い国へ移る人が多い
✕ 難民は、仕事を求めて自分から移り住む人 → ◯ 難民は、戦争などで国をのがれた人
基本EUの中で、賃金が高いのは西ヨーロッパと東ヨーロッパのどちらですか。
表の「賃金」の行を見ます。
答え:西ヨーロッパ
標準人の移動を表す地図で、矢印がポーランドからドイツに向かっていました。賃金の資料では、ポーランドが低く、ドイツが高くなっています。この地図から言えることを書きなさい。
資料の読み方の③のとおり、元の国と行き先の国の賃金を比べます。
答え:賃金の低い国(ポーランド)から高い国(ドイツ)へ、人が移っている。
理由1960年代ごろ、西ドイツ(今のドイツ)が、トルコなどから人を労働者として受け入れたのは、なぜですか。
「工業」と「働く人」を入れて書きます。
答え:工業が発展して、働く人が足りなくなったから。
ヨーロッパ州のまとめ:国どうしが1つにまとまると、どんなよいこと・課題が生まれる?
📄 プリント①(ヨーロッパ州)12ページ
答え:国境をこえて人・物・お金が動き、くらしや産業は便利になり、環境の問題にもまとまって取り組めるようになりました。一方で、加盟国の間の経済格差や、移民・難民の受け入れをめぐる考えのちがいなどの課題も生まれました。
| 背景 | 統合で変わったこと | 課題 | これから |
|---|---|---|---|
| 2度の世界大戦・アメリカ合衆国などの大国・キリスト教などの共通の文化 | 産業:関税なし、航空機の分担/くらし:ユーロ、国境をこえた通勤・買い物/交通:パスポートなしの行き来/環境:EUで共通の目標 | 経済格差(西と東)・移民と難民の受け入れ・イギリスの離脱 | 差をへらす。考えのちがいを話し合う |
| ひとこと | |
|---|---|
| 自然 | アルプス山脈・ライン川、北部にフィヨルド。西部は偏西風と北大西洋海流で温暖 |
| 人々 | 言葉は北西部ゲルマン系・南部ラテン系・東部スラブ系。キリスト教が共通の文化 |
| 農業 | 北は混合農業、北の海のまわりと山は酪農、地中海の沿岸は地中海式農業 |
| 統合 | 1993年にEUが発足、27か国。ユーロ・関税・国境が変わった |
| 環境 | 酸性雨やライン川は国々が協力。風力発電・パークアンドライド |
| 課題 | 西と東の経済格差、移民・難民、イギリスの離脱 |
| ロシア | アジアとヨーロッパにまたがる。ウラル山脈が境。石油・天然ガスが豊富 |
覚え方:「まとまると便利に、でも差と意見のちがいが課題」。
まちがえやすい
✕ 統合にはよい点しかない → ◯ よい点と課題の両方がある
基本「西と東の経済格差」は、統合の「よい影響」と「課題」のどちらですか。
表の「課題」の列を見ます。
答え:課題
理由EUの統合について、よい点を1つ、課題を1つ選び、「一方で」でつないで書きなさい。
よい点は「変わったこと」の列、課題は「課題」の列から選びます。
答えの例:国境をこえて人・物・お金が自由に動き、くらしや産業が便利になった。一方で、加盟国の間に経済格差がある。
北アメリカの国と地形は、西と東でどうちがう?
📄 プリント②(北アメリカ州)1・2ページ
答え:北アメリカ州の中心はアメリカ合衆国(首都はワシントンD.C.)で、北にカナダ、南にメキシコがあります。大陸の西部には高くけわしいロッキー山脈、東部には低くなだらかなアパラチア山脈があり、その間に広い平原が広がります。
| 国 | ようす |
|---|---|
| アメリカ合衆国 | 首都はワシントンD.C.。面積は日本の約26倍(アラスカをふくむ)。人口は約3億3千万人 |
| カナダ | 面積が世界で2番目に広い国 |
| メキシコ | アメリカ合衆国の南の国 |
アメリカ合衆国は、国の経済の大きさ(国内総生産=国の中で1年間に新しく生み出された物やサービスの額の合計)が世界一で、世界のおよそ4分の1をしめます。
← 横にずらすと続きが見えます →出典:地図:Natural Earth。標高:NOAA ETOPO1
| 地形 | 名前と、場所・特徴 |
|---|---|
| ロッキー山脈 | 西部。高くけわしい。4000mをこえる山もある |
| グレートプレーンズ | ロッキー山脈の東に広がる大平原 |
| プレーリー | グレートプレーンズの東の草原 |
| 中央平原 | さらに東の平原。ミシシッピ川が流れる |
| ミシシッピ川 | 中央平原を南へ流れ、メキシコ湾に注ぐ |
| アパラチア山脈 | 東部。低くなだらか |
| 五大湖 | カナダとの国境の近くにある、5つの大きな湖 |
大陸と島々:大陸の南東部にフロリダ半島、その南のカリブ海に西インド諸島の島々があります。北東にはグリーンランドなどの島々があります。
合言葉:「西は高いロッキー、東は低いアパラチア、間に広い平原」。
まちがえやすい
✕ アメリカ合衆国の首都はニューヨーク → ◯ 首都はワシントンD.C.(ニューヨークは経済の中心で、国際連合の本部がある)
✕ ロッキー山脈は東部の山脈 → ◯ 西部の高くけわしい山脈(東部はアパラチア山脈)
基本ミシシッピ川は、どの平原を流れて、どの湾に注ぎますか。
表のミシシッピ川と中央平原の行を見ます。
答え:中央平原を流れ、メキシコ湾に注ぐ
標準ロッキー山脈の東から、アパラチア山脈に向かって、平原は西から順にどう並びますか。
断面図の左(西)から右(東)へ見ます。
答え:グレートプレーンズ → プレーリー → 中央平原
北アメリカの気候は、どこで分かれる? 西が乾くのはなぜ?
📄 プリント②(北アメリカ州)3ページ
答え:おおよそ北緯40度と西経100度の2本の線を目安に、気候が分かれます。西経100度の経線を境に、東は雨が多く、西は雨が少なくなります。西が乾くのは、太平洋から湿った風がふいてきて、ロッキー山脈などの高い山にぶつかって山に雨や雪を降らせ、山をこえると乾いた風になるからです。
| 都市 | 緯度 | 経度 | 年降水量 |
|---|---|---|---|
| カンザスシティ | 北緯39.3度 | 西経94.8度 | 988mm |
| デンバー | 北緯39.9度 | 西経104.7度 | 341mm |
ほぼ同じ緯度なのに、西経100度より西のデンバーの雨は、東のカンザスシティの3分の1ほどです。
| 場所 | 気候 |
|---|---|
| 北部(おおよそ北緯40度より北) | 冬の寒さがきびしい冷帯(亜寒帯)。カナダ・アラスカ。北極海の沿岸などは寒帯 |
| 西経100度より西の内陸 | 雨が少ない乾燥帯 |
| 西経100度より東の南部 | 温暖で雨が多い温帯 |
| 太平洋岸 | 温帯。カリフォルニア州の沿岸は、夏に乾燥し冬に雨が多い地中海性気候 |
| フロリダ半島の南部・カリブ海の島々 | 熱帯 |
合言葉:「西経100度、東は雨が多く、西は少ない」。
まちがえやすい
✕ 西経100度より西の内陸は、太平洋に近いので雨が多い → ◯ 山にさえぎられて雨が少ない
基本西経100度より西の内陸に広がる、雨が少ない気候帯の名前を答えなさい。
気候の表の2行目を見ます。
答え:乾燥帯
標準カンザスシティの年降水量(988mm)は、デンバーの年降水量(341mm)の約何倍ですか。整数で答えなさい。
988 ÷ 341 = 2.897… なので、約3倍です。(デンバーの雨はカンザスシティの3分の1ほど、と同じ意味です)
答え:約3倍
理由西経100度より西の内陸で、雨が少ないのはなぜですか。「ロッキー山脈」「乾いた風」の言葉を使って答えなさい。
「湿った風が山に雨や雪を降らせる」→「山をこえると乾いた風になる」の順に書きます。
答え:太平洋からの湿った風が、ロッキー山脈などの高い山に雨や雪を降らせ、山をこえると乾いた風になるから。
アメリカ合衆国には、どこから、どんな人々が来た? 移民は地域に何をもたらした?
📄 プリント②(北アメリカ州)4・5ページ
答え:先住民がもともと住み、17世紀ごろからヨーロッパの人々が移民として移り住み、アフリカからは奴隷として人々が連れてこられました。近年は、メキシコなどから来たヒスパニックと、アジアから来たアジア系の人々がふえています。さまざまな民族の人々がくらす国を多民族国家といい、アメリカ合衆国は「移民の国」ともよばれます。
来た順:先住民(ネイティブアメリカン)がもともと住んでいました(北の寒い地域には、イヌイット)。17世紀ごろから、イギリスなどヨーロッパから多くの人々が移民として移り住み、東部から西へ開拓して、先住民の土地をうばいました。南部の大農園の働き手として、アフリカから奴隷として連れてこられ、その子孫がアフリカ系の人々です。
| 国 | おもなことば | そのわけ |
|---|---|---|
| アメリカ合衆国 | 英語 | イギリスからの移民が多かったため。ヒスパニックの人々はスペイン語も話す |
| カナダ | 英語・フランス語 | かつてフランスが開いた地域で、フランス系の人々が多いケベック州(カナダの東部)があるため。さまざまな民族の文化を大切にする多文化主義の考え方をとる |
| メキシコ | スペイン語 | 16世紀にスペインの植民地になったため |
3つの国とも、宗教はキリスト教を信仰する人が多い国です(メキシコはカトリックが多い)。
| 出身 | 多く住む所 | |
|---|---|---|
| ヒスパニック | メキシコ・中央アメリカ・カリブ海の国々 | メキシコに近い南西部や、フロリダ半島 |
| アジア系 | 中国・インド・フィリピン・韓国・ベトナムなど | 太平洋岸の都市 |
移民が集まるわけ:経済の規模が大きく、仕事や高い収入を得る機会が多いこと、自由で豊かなくらしを求めて、などが考えられます。
| 移民があたえる影響 | どんな影響? |
|---|---|
| ことば | スペイン語の看板や放送、英語とスペイン語の2つのことばの案内が見られる |
| 食べ物・音楽 | メキシコの料理など、さまざまな文化がまじり合う |
| 仕事 | ヒスパニックの人々が農業や建設の仕事を支え、アジアから来た技術者が先端技術産業を支える |
| 課題 | 民族の間の収入の差(格差)や差別の問題が残っている |
合言葉:「先住民 → ヨーロッパ → アフリカ → ヒスパニック・アジア系」。
まちがえやすい
✕ カナダの公用語(国が正式に使うと決めたことば)は英語だけ → ◯ 英語とフランス語
✕ ヒスパニックは、アジアから来たスペイン語を話す人々 → ◯ メキシコや中央アメリカ・カリブ海の国々などから来た人々
基本メキシコで、スペイン語が使われているのはなぜですか。
表のメキシコの行を見ます。
答え:16世紀にスペインの植民地になったから。
標準アメリカ合衆国の太平洋岸の都市に多く住む移民の人々を何といいますか。出身の国を1つ答えなさい。
メキシコに近い南西部やフロリダ半島に多いのは、ヒスパニックです。
答え:アジア系の人々。出身は中国・インド・フィリピン・韓国・ベトナムなどのうち1つ
理由世界から移民がアメリカ合衆国に集まるのは、どんなわけが考えられますか。
「経済の規模」と「仕事・収入」を入れて書きます。
答え:経済の規模が大きく、仕事や高い収入を得る機会が多いから。
アメリカの農業は、なぜ地域ごとに作物がちがい、「世界の食料庫」とよばれる?
📄 プリント②(北アメリカ州)6・7ページ
答え:その土地の気候や土に合った作物を、地域ごとに分けて大規模に栽培する適地適作が行われています。さらに、大型の機械を使い、少ない人手で広い農地を経営する企業的な農業で小麦・とうもろこし・大豆などを大量に生産し、世界中に輸出しているので、「世界の食料庫」とよばれます。
| 地域 | 自然のようす | おもな農業 |
|---|---|---|
| 太平洋岸(カリフォルニア州) | 地中海性気候 | 果物(ぶどう・オレンジなど)・野菜 |
| 西経100度より西 | 雨が少ない | 放牧(牛) |
| 西経100度の近く | 雨がやや少ない | 小麦(雨が少なめでも育つ) |
| 中央平原 | 雨が多め・夏が暑い | とうもろこし・大豆 |
| 五大湖の周り | 夏もすずしく、大都市に近い | 酪農 |
| 南部 | 温暖 | 綿花 |
場所から作物を考える手順:①雨の量を見る(西は放牧、西経100度の近くは小麦、東の雨が多い中央平原はとうもろこし・大豆)、②気温と場所を見る(北の五大湖の周りは夏もすずしく大都市に近いので酪農、南は温暖で綿花)、③気候の種類を見る(太平洋岸は地中海性気候なので果物や野菜)、の順です。
| くふう | どんなもの? |
|---|---|
| センターピボット | 地下水をくみ上げ、長いパイプを回転させて水をまく装置。雨の少ないグレートプレーンズなどで使われ、上から見ると円い畑になる。地下水が減っている所もある |
| フィードロット | 出荷前の肉牛を囲いに集め、とうもろこしなどの栄養の多いえさで太らせる大規模な施設 |
| アグリビジネス | 種・肥料・農業機械・農産物の加工や運搬・販売など、農業に関わる仕事を行う企業 |
| 穀物メジャー | 穀物を大量に買い集め、世界中に売る大企業 |
← 横にずらすと続きが見えます →出典:(国際連合 UN Comtrade の資料による)
| 農産物 | 日本の輸入額 | アメリカ合衆国の割合 |
|---|---|---|
| 小麦 | 25億ドル | 41.5% |
| とうもろこし | 58億ドル | 64.4%(約3分の2) |
| 大豆 | 26億ドル | 71.4%(約7割) |
| アメリカ合衆国 | 日本 | |
|---|---|---|
| 農地 | 広い | せまい |
| 働き方 | 大型の機械を使い、少ない人手で | 多くの手間をかけて |
| つくり方 | 広い農地で大量に生産する | せまい農地でたくさんとるくふうをする |
合言葉:「雨と気温に合わせて、地域ごとに作物を分ける」「広い農地と大きな機械で、世界の食料庫」。
まちがえやすい
✕ 適地適作は、同じ作物をどの地域でもつくること → ◯ 土地の気候や土に合った作物を、地域ごとに分けてつくること
✕ アメリカ合衆国の農業は、多くの人手をかけて、せまい畑を耕す → ◯ 大型の機械を使い、少ない人手で広い農地を経営する
基本五大湖の周りで、おもに行われる農業は何ですか。
地域の表の、五大湖の周りの行を見ます。
答え:酪農
標準日本が輸入する大豆は26億ドルで、アメリカ合衆国の割合は71.4%です。アメリカ合衆国からの輸入額は、約何億ドルですか。整数で答えなさい。
全体 × 割合 で計算します。26 × 0.714 = 18.564 なので、約19億ドルです。
答え:約19億ドル
理由グレートプレーンズのような雨の少ない所で、センターピボットが使われるのはなぜですか。
センターピボットのしくみ(水をまく装置)を思い出します。
答え:地下水をくみ上げて水をまくことで、雨が少なくても広い畑で作物を育てられるから。
アメリカの工業は、なぜ五大湖の周りから発達し、南へ広がった?
📄 プリント②(北アメリカ州)8・9ページ
答え:五大湖の周りでは、近くで鉄鉱石と石炭がとれ、水運で運べたので、ピッツバーグで鉄鋼業、デトロイトで自動車工業が発達しました。1970年代ごろから、日本やドイツなどからの輸入におされておとろえ、工業の中心は北緯37度より南のサンベルトへ広がって、先端技術産業が発達しました。
| 資源 | とれる所 | 使いみち |
|---|---|---|
| 鉄鉱石 | 五大湖の近く | 鉄鋼の原料 |
| 石炭 | アパラチア山脈の周り(東部) | 燃料(鉄鋼づくりにも使う) |
| 石油 | メキシコ湾の沿岸や、内陸の西部・カリフォルニア州 | 燃料 |
五大湖の周りの工業の歩み:近くで鉄鉱石と石炭がとれ、五大湖の水運などで運べました。ピッツバーグで鉄鋼業、デトロイトで自動車工業が発達し(自動車を流れ作業で大量に生産)、ヨーロッパから来た多くの移民が工場の働き手になりました。アメリカ合衆国は、世界をリードする工業国になりましたが、1970年代ごろから、日本やドイツなどから性能がよく値段の安い鉄鋼や自動車が多く輸入され、五大湖の周りの工業はおとろえました。
| 五大湖の周り | サンベルト | |
|---|---|---|
| 時期 | 早くから | 1970年代ごろから |
| おもな工業と都市 | 鉄鋼業(ピッツバーグ)・自動車工業(デトロイト) | 先端技術(ハイテク)産業(航空宇宙産業=メキシコ湾に近いヒューストンなど) |
| 発達したわけ | 近くで鉄鉱石・石炭がとれ、水運で運べた | 気候が温暖・土地が広くて安い・働く人を集めやすい(賃金が比較的安い)・南部で石油がとれる |
先端技術産業とシリコンバレー:先端技術(ハイテク)産業は、コンピューター・航空機・宇宙開発など、高い技術を使う産業で、サンベルトや太平洋岸で発達しました。カリフォルニア州のサンフランシスコの南の地域はシリコンバレーとよばれ、ICT(情報通信技術)に関わる企業が集まっています(名前は半導体の材料のシリコンから)。世界から優秀な人々が集まり、インドや中国などアジアから来た技術者が多く働いています。
世界の多くの国に会社や工場・店をもち、国をこえて仕事をする大企業を多国籍企業といいます。
合言葉:「鉄鉱石と石炭と水運で、五大湖の工業」「北緯37度より南はサンベルト」。
まちがえやすい
✕ 五大湖の周りで鉄鋼業が発達したのは、近くで石油がたくさんとれたから → ◯ 近くで鉄鉱石と石炭がとれ、水運で運べたから
✕ サンベルトは、北緯37度より北の寒い地域 → ◯ 北緯37度より南の温暖な地域
基本デトロイトで発達した工業は何ですか。
五大湖の周りの工業の歩みを見ます。
答え:自動車工業
標準五大湖の周りの工業の歩みを、起きた順に並べなさい。「日本やドイツなどの製品が多く輸入され、工業がおとろえる」「ピッツバーグで鉄鋼業、デトロイトで自動車工業が発達する」「アメリカ合衆国が、世界をリードする工業国になる」
まず工業が発達し、アメリカ合衆国が世界をリードする工業国になりましたが、1970年代ごろからおとろえました。
答え:ピッツバーグで鉄鋼業、デトロイトで自動車工業が発達する → アメリカ合衆国が、世界をリードする工業国になる → 日本やドイツなどの製品が多く輸入され、工業がおとろえる
理由サンベルトで工業が発達したわけを、2つ書きなさい。
表のサンベルトの「発達したわけ」の欄から選びます。
答えの例:気候が温暖で、土地が広くて安いから。働く人を集めやすく、南部で石油がとれるから。
アメリカの生活文化は、なぜ世界に広がった? ハリケーンにどう備えている?
📄 プリント②(北アメリカ州)10・11ページ
答え:アメリカ合衆国では、工場で同じ製品を大量につくり、人々が大量に買って使う大量生産・大量消費のくらしが生まれ、車社会やファストフードなどが世界へ広がりました。一方で、大量のごみとエネルギーの使用が課題です。南部や東部の海岸をおそうハリケーンには、ICT(情報通信技術)を使った予測で備えています。
| 生活文化 | どんなもの? |
|---|---|
| 車社会とショッピングセンター | 多くの人が自動車で移動する。郊外の、広い駐車場のある大きな店へ車で行き、まとめ買いをする |
| ファストフード | ハンバーガーなど、短い時間で手軽に食べられる食事 |
| そのほか | 映画・ジーンズ、インターネットのサービス |
世界に広がったわけ(と考えられる):さまざまな国から来た人々がくらす国で、だれにでも分かりやすく手軽な物やサービスが生まれたこと、アメリカ合衆国の企業(多国籍企業)が世界中に店や工場を広げたこと、映画・テレビ・インターネットで世界に伝わったこと、の3つです。
くらしのつながり:車で郊外の大きな店へ行く → まとめ買いをする(大量消費)→ たくさん買われるので工場で大量に生産する → ごみと、エネルギーの使用が大きくなる、とつながっています。
| ハリケーン | 日本の台風 | |
|---|---|---|
| なかま | 熱帯低気圧が強くなった物 | 同じなかま |
| 生まれる所 | 大西洋(カリブ海・メキシコ湾)などの暖かい海 | 日本の南の太平洋の暖かい海 |
| おそう所 | カリブ海の島々・アメリカ合衆国の南部や東部の海岸 | 日本など |
ICTで予測する:人工衛星で雲のようすを見る、飛行機をハリケーンの中に飛ばして風や気圧をはかる、集めたデータをコンピューターで計算して進路や強さを予測する、早めにひなんをよびかける、の順に備えます。国のハリケーンセンターは、フロリダ半島の南東部のマイアミにあります。ハリケーンが生まれて強くなる海に近く、通る所だから、と考えられます。
まちがえやすい
✕ ショッピングセンターは、駅の近くの、歩いて行く小さな店が集まった所 → ◯ 郊外の、広い駐車場のある大きな店に車で行く所
✕ ハリケーンは、冬に北からふく冷たい強い風 → ◯ 夏から秋に南の暖かい海で生まれる熱帯低気圧
基本ハンバーガーのように、短い時間で手軽に食べられる食事を何といいますか。
表の「ファストフード」の行を見ます。
答え:ファストフード
標準くらしのつながりの流れになるように、「まとめ買いをする」「ごみと、エネルギーの使用が大きくなる」「車で、郊外の大きな店へ行く」「たくさん買われるので、工場で大量に生産する」を、順に並べなさい。
まず車で店へ行き、買った物がたくさん売れると、工場でつくる量もふえます。
答え:車で、郊外の大きな店へ行く → まとめ買いをする → たくさん買われるので、工場で大量に生産する → ごみと、エネルギーの使用が大きくなる
北アメリカ州のまとめ:移民は、地域にどんな影響をあたえている?
📄 プリント②(北アメリカ州)12ページ
答え:移民は、農業・工業・先端技術産業の働き手や技術者として産業を支え、さまざまな文化をもちこんで、アメリカ合衆国の発展と、世界に広がる文化を生みました。一方で、格差や差別などの課題もあります。
| ひとこと | |
|---|---|
| 自然と気候 | 西は高いロッキー山脈、東は低いアパラチア山脈。西経100度の東は雨が多く、西は少ない |
| 人々 | 先住民に、ヨーロッパ・アフリカ・ヒスパニック・アジア系の人々が加わった多民族国家 |
| 農業 | 適地適作と、大型の機械を使う企業的な農業。世界の食料庫 |
| 工業 | 五大湖の周りから、北緯37度より南のサンベルトへ。先端技術産業 |
| 生活文化 | 大量生産・大量消費、車社会、ファストフードが世界へ |
| これからの課題 |
|---|
| 民族の間の収入の差(格差)や差別 |
| 地下水の減少 |
| おとろえた工業の地域 |
| 大量のごみとエネルギー |
| ハリケーンの被害 |
まちがえやすい
✕ アメリカ合衆国の発展は、移民とは関係がない → ◯ 移民が働き手や技術者として産業を支えてきた
基本北アメリカ州の課題として、表にのっている物を1つ答えなさい。
「これからの課題」の表を見ます。
答えの例:民族の間の収入の差(格差)や差別
理由移民が、アメリカ合衆国の産業にあたえている影響を、農業と先端技術産業を例に書きなさい。
農業はヒスパニックの人々、先端技術産業はアジアから来た技術者です。
答え:ヒスパニックの人々が農業の仕事を支え、アジアから来た技術者が先端技術産業を支えている。
南アメリカ大陸の国と地形は、どんな形?
📄 プリント③(南アメリカ州)1・2ページ
答え:南アメリカ大陸は南北に細長く、北部を赤道が通ります。西側に高いアンデス山脈が連なり、北部をアマゾン川が東へ流れて大西洋に注ぎ、南東部にはラプラタ川と、その流域に広がる草原のパンパがあります。
| 国 | ようす |
|---|---|
| ブラジル | 首都はブラジリア。面積は南アメリカ州のおよそ半分で、日本の約22倍 |
| アルゼンチン | 南東部の国。パンパの草原が広がる |
| チリ | 太平洋ぞいに、南北に細長い国 |
| ペルー | アンデス山脈の国。インカ帝国があった |
| エクアドル | スペイン語で「赤道」という意味の国名 |
| 地形 | 場所と特徴 |
|---|---|
| アンデス山脈 | 西側に南北に連なる。6000mをこえる山々もある |
| アマゾン川 | 北部を東へ流れ、大西洋に注ぐ。流域面積が世界一 |
| 熱帯雨林 | アマゾン川の流域に広がる、世界最大の熱帯林 |
| ラプラタ川 | 南東部を流れる川 |
| パンパ | ラプラタ川の流域に広がる広い草原(アルゼンチン) |
| 赤道 | 北部を通る(エクアドル・コロンビア・ブラジルの北部) |
流域面積:雨水が集まって川に流れこむ範囲の広さです。アマゾン川の流域は低く平らで、広い範囲に降った雨水が1本の川に集まります。
合言葉:「西にアンデス、北にアマゾン、南東にパンパ」。
まちがえやすい
✕ アマゾン川は、長さが世界一の川 → ◯ 流域面積が世界一の川(長さの世界一はナイル川)
✕ ブラジルの首都はリオデジャネイロ → ◯ 首都はブラジリア
基本ラプラタ川の流域に広がる、アルゼンチンの広い草原を何といいますか。
表のパンパの行を見ます。
答え:パンパ
理由アマゾン川が「流域面積が世界一の川」といわれるのは、どんな川だからですか。断面図の形から答えなさい。
断面図では、アマゾン川の流域は低く平らです。雨水の集まり方を入れて書きます。
答え:流域が低く平らで、広い範囲に降った雨水が1本の川に集まる川だから。
赤道の近くなのに、すずしい所があるのはなぜ?
📄 プリント③(南アメリカ州)3ページ
答え:標高が高いほど気温は低くなるので、赤道の近くでも、アンデス山脈の高い所は1年中すずしい高山気候になります。アマゾン川の流域は1年中暑く雨が多い熱帯、南東部は季節の変化がある温帯です。
| 場所 | 気候 |
|---|---|
| 赤道の近くのアマゾン川の流域 | 熱帯。1年中暑く、雨が多い |
| アンデス山脈の高い所 | 高山気候。1年中すずしく、1年の気温の変化が小さい |
| 南東部(ラプラタ川の流域など) | 温帯。季節の変化がある |
| 太平洋岸の一部(ペルーの海岸など) | 乾燥帯。雨がほとんど降らない(寒流の影響) |
| 大陸の南のはしの近く | 寒帯(山地の一部)。夏でもすずしい。冬の寒さがきびしい冷帯(亜寒帯)は、ほとんど見られない |
| 赤道の近くの都市 | 緯度 | 標高 | 年平均気温 | 年降水量 |
|---|---|---|---|---|
| マナオス(ブラジル) | 南緯3.1度 | 72m | 27.5℃ | 2381mm |
| ボゴタ(コロンビア) | 北緯4.7度 | 2547m | 13.6℃ | 895mm |
計算してみよう:標高の差は 2547 − 72 = 約2500m です。100mで約0.6℃下がるので、2500 ÷ 100 × 0.6 = 約15℃ 低いはずです。実際の気温の差は 27.5 − 13.6 = 約14℃ で、ほぼ合います。
南半球の季節:季節は北半球と逆で、6〜8月が冬です。そのため、温帯の都市の気温の折れ線は、まん中が低い「谷の形」になります(北半球の東京は「山の形」)。
まちがえやすい
✕ 赤道の近くは1年中暑い → ◯ 高い所はすずしい
基本赤道の近くのアンデス山脈の高い所に見られる、1年中すずしい気候を何といいますか。
気候の表の2行目を見ます。
答え:高山気候
標準標高0mの場所と、標高3000mの場所では、気温は約何℃ちがいますか。100mで約0.6℃下がるものとして計算しなさい。
3000 ÷ 100 = 30 なので、30 × 0.6 = 18 です。
答え:約18℃(標高3000mの場所のほうが低い)
ブラジルでは、なぜポルトガル語が話されている? どんな文化が生まれた?
📄 プリント③(南アメリカ州)4・5ページ
答え:16世紀にスペインやポルトガルの人々が来て、南アメリカのほとんどを植民地にしました。ブラジルはポルトガルの植民地だったのでポルトガル語、ほかの多くの国はスペインの植民地だったのでスペイン語が使われています。先住民・ヨーロッパ系・アフリカ系・アジア系の人々が混血して、文化がまじり合いました。
歴史の流れ:もともと先住民がくらしていて、アンデス山脈の高地にはインカ帝国がさかえ、石づくりの都市や道がつくられました。16世紀にスペインやポルトガルの人々が来て、スペインはインカ帝国をほろぼし、両国が南アメリカのほとんどを植民地にしました。大農園や鉱山で働かせるため、アフリカから多くの人々が奴隷として連れてこられました。19世紀の初めに多くの国が独立し、19世紀の終わりから、ヨーロッパや日本から多くの移民が来ました。
| 植民地にした国 | ことば | |
|---|---|---|
| ブラジル | ポルトガル | ポルトガル語 |
| ほかの多くの国 | スペイン | スペイン語 |
| 宗教 | キリスト教のカトリックが多い(スペインやポルトガルの人々が広めた) | |
アフリカ州と同じく、昔その地域を植民地にした国のことばが、今も使われています。
| 人々 | だれのこと? |
|---|---|
| 先住民 | もともと住んでいた人々 |
| ヨーロッパ系 | スペイン・ポルトガルやイタリアなどから来た人々の子孫 |
| アフリカ系 | 奴隷として連れてこられた人々の子孫 |
| アジア系 | 日本などから来た移民の子孫 |
ちがう民族の人々の間に子どもが生まれ、子孫がふえていくことを混血といいます。南アメリカ州では混血が進み、それぞれの文化がまじり合いました。たとえば、キリスト教(カトリック)の祭りに、アフリカから伝わった音楽やおどりがもとのサンバがまじり合ってできたのが、ブラジルのカーニバルです。リオデジャネイロのカーニバルが知られています。
北アメリカ州とくらべよう:北アメリカ州も南アメリカ州も、先住民・ヨーロッパからの移民・アフリカから連れてこられた人々がくらしています。アメリカ合衆国やカナダでは英語がおもに使われますが、南アメリカ州は、スペインとポルトガルの植民地だったので、スペイン語・ポルトガル語とカトリックが多いのがちがいです。
合言葉:「ブラジルはポルトガル語、ほかの多くはスペイン語」「まじり合って、新しい文化」。
まちがえやすい
✕ 南アメリカ州の国は、すべてスペイン語を話す → ◯ ブラジルはポルトガル語(ポルトガルの植民地だったため)
✕ カーニバルは、アフリカで生まれた祭り → ◯ カトリックの祭りに、アフリカから伝わったリズムなどがまじり合って、今の形になった
基本南アメリカ州に多い宗教は、キリスト教のどの宗派ですか。
ことばと宗教の表の「宗教」の行を見ます。
答え:カトリック
標準アルゼンチンとブラジルで、使われることばがちがうのはなぜですか。
アルゼンチンはスペイン、ブラジルはポルトガルの植民地でした。
答え:アルゼンチンはスペイン、ブラジルはポルトガルの植民地だったため、それぞれの国のことばが今も使われているから。
アマゾンの熱帯林で人々はどうくらし、南アメリカ州ではどこで何がつくられている?
📄 プリント③(南アメリカ州)6・7ページ
答え:アマゾン川の流域の人々は、森では焼畑農業でキャッサバなどを育て、川では魚をとり、船で移動して、森林とともにくらしてきました。南アメリカ州の農産物は、ブラジルがコーヒー・さとうきび・大豆・牛の放牧、アルゼンチンのパンパが小麦と牛の放牧です。
| 場所 | くらし |
|---|---|
| 森 | 焼畑農業で、キャッサバ(いもの一種)などを育てる。木の実などをとる |
| 川 | 魚をとる。川は人や物を運ぶ道の役目をし、船で移動する |
焼畑農業のくり返し:①森林の一部を切って焼く、②灰を肥料にして、キャッサバなどを育てる、③数年して土地がやせると、別の場所に移る、④もとの畑は、長い年月をかけて、森林にもどる、という流れです。森林がもとにもどるのを待ちながら場所を移すことで、人々は森とともにくらしてきました。
| 地域・農産物 | 自然や歴史とのつながり |
|---|---|
| ブラジル コーヒー | 生産量が世界一。19世紀から大農園でつくられてきた(プランテーション=大農園で特定の作物を大量につくる農業) |
| ブラジル さとうきび | 砂糖やバイオエタノールの原料 |
| ブラジル 大豆 | 近年、中西部の草原などに大規模な畑が広がり、生産と輸出が大きくふえた。中国などへ多く輸出される |
| ブラジル 牛の放牧 | 肉類も多く輸出される |
| アルゼンチン | パンパ(ラプラタ川の流域の草原)で、小麦の栽培と牛の放牧 |
| アマゾン川の流域 | 焼畑農業 |
| アンデス山脈の高地 | 標高によって作物や家畜を分ける |
北アメリカ州と同じように、ブラジルやアルゼンチンなども、広い土地で農産物を大規模につくり、世界へ輸出しています。大豆の畑や牛の牧場を広げるために、森林や草原が切り開かれてきました(次の見出しで説明します)。
合言葉:「焼いて、育てて、移って、森にもどる」「ブラジルはコーヒーと大豆、パンパは小麦と牛」。
まちがえやすい
✕ 焼畑農業は、同じ畑で何十年も作物をつくり続ける → ◯ 数年で別の場所に移る
✕ パンパは、アマゾン川の流域に広がる熱帯雨林 → ◯ ラプラタ川の流域に広がる草原(小麦と牛の放牧)
基本アマゾン川の流域で、キャッサバなどを育てる農業を何といいますか。
森のくらしの行を見ます。
答え:焼畑農業
標準焼畑農業で、数年たつと別の場所に移るのはなぜですか。
「土地」の状態を入れて書きます。
答え:数年して土地がやせるから。
基本パンパで、小麦の栽培と牛の放牧がさかんなのはどんな場所ですか。
パンパの説明を見ます。
答え:ラプラタ川の流域に広がる草原(アルゼンチン)。
南アメリカ州の国々は、資源と工業でどう変わってきた?
📄 プリント③(南アメリカ州)8ページ
答え:おもな鉱産資源は、ブラジルが鉄鉱石、チリが銅、ベネズエラが石油です。ブラジルは、コーヒーなど特定の産物の輸出にたよるモノカルチャー経済の国でしたが、20世紀の後半から工業化が進み、自動車や航空機などもつくるようになって、経済が大きく発展しました。
| 国 | おもな鉱産資源 |
|---|---|
| ブラジル | 鉄鉱石(日本にも多く輸出) |
| チリ | 銅(産出量が世界一)。ペルーでも多い |
| ベネズエラ | 石油。エクアドル・コロンビアや、ブラジルの沖でもとれる |
出典:(国際連合 UN Comtrade の資料による)
| 日本の輸入 | 輸入額 | おもな輸入先 |
|---|---|---|
| コーヒー豆 | 15.9億ドル | ブラジル 33.0%・ベトナム 22.1%・コロンビア 11.6% |
| 鉄鉱石 | 112.8億ドル | オーストラリア 49.5%・ブラジル 36.5%・カナダ 8.2% |
| 銅鉱石 | 136.0億ドル | チリ 36.7%・インドネシア 17.1%・オーストラリア 14.7%・ペルー 12.6% |
グラフの読み方:年によって全体の量や額がちがう時は、「全体×割合」で計算してからくらべます。
ブラジルの変化:かつては、コーヒーなど特定の産物の輸出にたよるモノカルチャー経済の国が多くありました。20世紀の後半から工業化が進み、今は、工業製品とともに、大豆・肉類・鉄鉱石なども多く輸出して、輸出品の種類がふえました。鉄鉱石などの鉱山や、運ぶための道路・鉄道をつくるために、森林が切り開かれた所もあります。
まちがえやすい
✕ 銅の産出が世界一の国はブラジル → ◯ チリ(ブラジルは鉄鉱石が多い)
基本ベネズエラのおもな鉱産資源は何ですか。
表の国の行を見ます。
答え:石油
標準日本が輸入する鉄鉱石は112.8億ドルで、ブラジルの割合は36.5%です。ブラジルからの輸入額は、約何億ドルですか。整数で答えなさい。
全体 × 割合 で計算します。112.8 × 0.365 = 41.172 なので、約41億ドルです。
答え:約41億ドル
理由ブラジルの経済が、コーヒーにたよる時代から変わったことを、「工業化」の言葉を使って書きなさい。
「いつから」「何がつくられるようになった」を入れて書きます。
答え:20世紀の後半から工業化が進み、自動車や航空機などもつくるようになって、輸出品の種類がふえた。
アマゾンの森林は、なぜ減っている? 開発と環境を、どう両立させる?
📄 プリント③(南アメリカ州)9・10ページ
答え:1970年代ごろから、アマゾンの森林の中に道路をつくり、道路にそって森林を切り開いて、牧場・大豆などの畑・鉱山・ダムなどをつくる開発が進み、熱帯雨林が減りました。開発と環境を守ることを両立させるために、環境を守りながら進める持続可能な開発が目指されています。
| 森林が減ると | どうなるか |
|---|---|
| 動植物 | 多くの動植物のすみかが失われる |
| 先住民 | 森林とともにくらしてきた人々の生活がおびやかされる |
| 地球 | 二酸化炭素を吸収する森林が減り、地球温暖化が進むおそれがある |
開発の背景:中国や日本などの国々が、大豆・肉類・鉄鉱石などを多く買います。それを売るために、畑・牧場・鉱山が広がりました。開発で経済が発展し、くらしが豊かになった面もあります。
バイオエタノール:バイオ燃料は、さとうきびやとうもろこしなどの植物からつくる燃料で、バイオエタノールはその1つです。ブラジルでは、さとうきびからつくり、ガソリンにまぜて使うことが決まっていて、ガソリンとエタノールをまぜた燃料で走れる車(フレックス車)が多く走っています。
| よい点 | 心配な点 |
|---|---|
| 原料の植物が育つときに二酸化炭素を吸収するので、大気中の二酸化炭素を増やしにくいと考えられている | 原料の畑を広げるために、森林が切り開かれることもある |
| 持続可能な開発の取り組み | 中身 |
|---|---|
| 見張る | 人工衛星で森林の伐採を見張る |
| 植える | 木を植える |
| アグロフォレストリー | いろいろな作物と木をいっしょに植え、森を育てながら行う農業。アマゾンの日系人の農家が生み出し、世界で注目されている |
持続可能な開発:将来の世代のくらしも考え、環境を守りながら進める開発です。アグロフォレストリーが例といえるのは、いろいろな作物をつくって収入を得られるので、くらしが豊かになり、同時に、木を植えて森を育てるので、環境も守れるからです。「くらし」と「環境」の両方を考えています。
合言葉:「道路 → 牧場・畑・鉱山 → 森林が減る」「開発と環境、両方を考える」。
まちがえやすい
✕ 熱帯雨林が減っている原因は、雨が少なくなったこと → ◯ 道路や牧場・畑・鉱山をつくるための開発で、森林が切り開かれていること
✕ バイオエタノールは、石油からつくる燃料 → ◯ さとうきびなどの植物からつくる燃料
基本森林が減ると、地球全体にはどんなおそれがありますか。
表の「地球」の行を見ます。
答え:二酸化炭素を吸収する森林が減り、地球温暖化が進むおそれがある。
標準バイオエタノールのよい点と心配な点を、1つずつ答えなさい。
表のよい点と心配な点の欄を見ます。
答え:よい点…原料の植物が育つときに二酸化炭素を吸収するので、大気中の二酸化炭素を増やしにくいと考えられている。心配な点…原料の畑を広げるために、森林が切り開かれることもある。
理由アグロフォレストリーが、持続可能な開発の例といえるのはなぜですか。「くらし」「環境」の言葉を使って書きなさい。
収入が得られることと、森が育つことを、それぞれ「くらし」「環境」に当てはめます。
答え:いろいろな作物で収入を得られて、くらしが豊かになり、同時に木を植えて森を育てるので、環境も守れるから。
ブラジルの日系人は、どんな歩みをしてきた?
📄 プリント③(南アメリカ州)11ページ
答え:日系人は、日本から海外に移り住んだ人々と、その子孫です。1908年に781人の移民を乗せた笠戸丸がブラジルに着いて移住が始まり、日系人は農業で活躍して、ブラジルで信頼を得てきました。
日系人の歩み:1908年、笠戸丸がブラジルに着き、はじめはコーヒー農園などで働きました。農業では、あまり食べられていなかった野菜の栽培を広め、大豆の大規模な農業を進めました。1979〜2001年には、日本とブラジルが協力して、中西部のやせた草原を大豆などの大きな畑に変える開発を行い、日系人の農家が中心になりました。アマゾンでは、日系人の農家がアグロフォレストリーを生み出しました。1990年から、日本の法律が変わり、日系人が日本で働きやすくなって、日本に来て働く人がふえました。
| 人数 | |
|---|---|
| ブラジルの日系人 | 約270万人とされる。日本の外でいちばん多い。サンパウロに多くくらす |
| 日本にくらすブラジル人 | 約21万人(2025年末) |
誠実に働き、信頼を得てきたことから、ブラジルでは「ジャポネス・ガランチード(日本人は信用できる)」という言葉が使われてきました。
合言葉:「1908年、笠戸丸から始まった」。
まちがえやすい
✕ 日系人は、ブラジルから日本に来た人々のこと → ◯ 日本から海外に移り住んだ人々と、その子孫
基本ブラジルへの日本からの移住が始まった年と、移民を乗せた船の名前を答えなさい。
日系人の歩みの最初の行を見ます。
答え:1908年、笠戸丸
標準アマゾンで日系人の農家が生み出した、いろいろな作物と木をいっしょに植える農業を何といいますか。
日系人の歩みの中にあります。
答え:アグロフォレストリー
南アメリカ州のまとめ:開発と、環境を守ることには、どんな課題がある?
📄 プリント③(南アメリカ州)12ページ
答え:開発で農産物や資源の輸出がふえ、経済は大きく発展しました。一方で、アマゾンの森林が減り、動植物のすみかや先住民のくらしがおびやかされ、地球温暖化のおそれもあります。環境を守ることと開発を両方進める、持続可能な開発が課題になっています。
| ひとこと | |
|---|---|
| 自然・気候 | アンデス山脈・アマゾン川・パンパ。赤道の近くでも高い所はすずしい |
| 歴史と人々 | スペイン・ポルトガルの植民地。ことばと宗教、まじり合った文化 |
| くらしと農業 | アマゾンの森のくらし。コーヒー・大豆・小麦と牛 |
| 資源と工業 | 鉄鉱石・銅・石油。モノカルチャー経済から工業化へ |
| 開発と環境 | 森林の減少と、持続可能な開発 |
| 日系人 | 1908年の笠戸丸から。農業での活躍 |
まちがえやすい
✕ 開発をすべてやめれば、課題は解決する → ◯ 開発でくらしが豊かになる面もある。環境を守ることと、開発の両方を考えることが大切
基本南アメリカ州の開発で、経済が発展した面は何ですか。
まとめの答えの前半を見ます。
答え:農産物や資源の輸出がふえ、経済が大きく発展した。
理由南アメリカ州の開発と環境について、よい面と心配な面を1つずつ書きなさい。
経済とくらしの面、森林の面で考えます。
答えの例:よい面…経済が発展し、くらしが豊かになる。心配な面…熱帯雨林が減り、動植物のすみかや先住民のくらしがおびやかされる。
オーストラリアは、なぜ「乾燥大陸」とよばれる? オセアニア州の国と地形
📄 プリント④(オセアニア州)1・2ページ
答え:オセアニア州は、オーストラリア大陸と、太平洋の島々からなります。オーストラリア大陸は、大部分が雨の少ない乾燥帯なので「乾燥大陸」とよばれます。太平洋の島々には、火山の噴火でできた火山の島と、サンゴ礁でできたサンゴ礁の島があります。
| 国 | ようす |
|---|---|
| オーストラリア | 首都はキャンベラ。1つの大陸が1つの国で、面積は日本の約20倍 |
| ニュージーランド | オーストラリアの南東にある、2つの大きな島からなる国 |
| パプアニューギニア | ニューギニア島の東半分の国。赤道の近く |
| フィジー・ツバル | どちらも太平洋の島国 |
| 名前 | 場所と特徴 |
|---|---|
| オーストラリア大陸 | 六大陸でいちばん小さい。内陸は平らで乾いた土地や砂漠、東部に山地が南北に連なる |
| ニュージーランド | 山が多く、火山もある2つの島の国 |
| ニューギニア島 | 熱帯雨林が広がる。東半分がパプアニューギニア |
| 太平洋の島々 | 火山の島と、サンゴ礁の島がある |
| 島 | できかた | 高さ | オセアニア州では |
|---|---|---|---|
| 火山の島 | 火山の噴火でできる | 山がある | ニュージーランドにも火山がある |
| サンゴ礁の島 | サンゴ礁でできる | 低く平ら | ツバル |
サンゴ礁は、あたたかく浅い海で、サンゴなどの生き物の骨やからが積み重なってできた地形で、標高の低い島ができます。太平洋の島々は、ミクロネシア(赤道より北の小さな島々)、メラネシア(ニューギニア島からフィジーのあたり)、ポリネシア(ニュージーランドをふくむ、東の広い海に散らばる島々)の3つの地域に分けられます。
合言葉:「オーストラリアの首都はキャンベラ」「大陸は乾燥、島は火山とサンゴ礁」。
まちがえやすい
✕ オーストラリアの首都はシドニー → ◯ 首都はキャンベラ(シドニーは人口の多い大都市)
✕ サンゴ礁の島は、火山の噴火でできる → ◯ サンゴなどの生き物の骨やからが積み重なってできる
基本ニューギニア島の東半分の国の名前を答えなさい。
国の表を見ます。
答え:パプアニューギニア
理由オーストラリア大陸が「乾燥大陸」とよばれるのはなぜですか。
「気候帯」の名前を入れて書きます。
答え:大部分が雨の少ない乾燥帯だから。
オーストラリアの人々は、なぜ海ぞいに多く住んでいる?
📄 プリント④(オセアニア州)3ページ
答え:オーストラリアの内陸は雨が少ない乾燥帯で、雨が多くすごしやすい南東部・南西部の海ぞいの都市に人口が集まっています(人口の約3分の2が州都にくらします)。南半球にあるので、季節は日本と逆で、12〜2月が夏、6〜8月が冬です。
| 地域 | 気候 |
|---|---|
| 北部 | 熱帯。雨季と乾季がある |
| 内陸 | 乾燥帯(砂漠・ステップ) |
| 南東部 | 温帯。1年を通して雨がある |
| 南西部・南部の一部 | 温帯の地中海性気候。夏に乾燥し、冬に雨が多い |
| ニュージーランド | 温帯の西岸海洋性気候 |
| 太平洋の島々の多く | 熱帯 |
| アリススプリングス | シドニー | |
|---|---|---|
| 場所 | 内陸 | 南東部の海ぞい |
| 緯度 | 南緯23.8度 | 南緯34.0度 |
| 年平均気温 | 21.6℃ | 18.6℃ |
| 年降水量 | 267mm | 973mm |
| 気候 | 乾燥帯 | 温帯 |
アリススプリングスの年降水量は、シドニーの3分の1もありません。
南半球の季節:12〜2月が夏、6〜8月が冬で、日本と逆です。そのため、温帯の都市の気温の折れ線は、まん中が低い「谷の形」になります。オーストラリアでは、サンタクロースがサーフィンでやってくる絵がえがかれることがあります。南半球にあるので、12月のクリスマスは夏だからです。
合言葉:「内陸は乾燥、人は海ぞいに住む」。
まちがえやすい
✕ オーストラリアの人口は、広い内陸に多い → ◯ 雨が多くすごしやすい南東部・南西部の海ぞいの都市に多い
✕ オーストラリアでは、12〜2月が冬 → ◯ 南半球なので12〜2月は夏
基本オーストラリアの内陸の都市アリススプリングスの気候は、乾燥帯と温帯のどちらですか。
表の「気候」の行を見ます。
答え:乾燥帯
標準シドニーの年降水量(973mm)は、アリススプリングスの年降水量(267mm)の約何倍ですか。整数で答えなさい。
973 ÷ 267 = 3.644… なので、約4倍です。(アリススプリングスは、シドニーの3分の1もない、と同じ意味です)
答え:約4倍
理由オーストラリアの温帯の都市の気温の折れ線グラフが、まん中が低い「谷の形」になるのはなぜですか。
グラフは1月から12月まで並びます。まん中の「6〜8月」の季節に注目して書きます。
答え:南半球にあり、季節が日本と逆で、6〜8月が冬になるので、グラフのまん中の気温が低くなるから。
オセアニア州に、もともと住んでいたのはどんな人々? アボリジニとマオリの対応
📄 プリント④(オセアニア州)4ページ
答え:オーストラリアの先住民はアボリジニ、ニュージーランドの先住民はマオリです。先住民とは、その土地にもともと住んでいた人々のことです。アボリジニはオーストラリアの人口の約4%、マオリはニュージーランドの人口の約17%をしめます。
| 先住民 | 国 | 人口にしめる割合 | くらしと文化 | 今 |
|---|---|---|---|---|
| アボリジニ | オーストラリア | 約4% | 何万年も前から、狩りや採集をしながら、自然とともにくらしてきた。ウルルは聖地 | 聖地のウルルに登ることが禁止された |
| マオリ | ニュージーランド | 約17% | マオリ語を話す | マオリ語が、1987年に公用語(国が正式に使うことば)の1つになった |
割合のくらべ:マオリ(約17%)のほうが、アボリジニ(約4%)よりも、割合がずっと高いことが分かります。
聖地ウルル:オーストラリアの内陸にある大きな一枚岩で、アボリジニの聖地です。1985年に土地が先住民に返され、2019年から登ることが禁止されました。
太平洋の島々の人々:島々にも、それぞれの先住民が、海とともにくらしてきました。
北アメリカ州・南アメリカ州とくらべよう:北アメリカ州や南アメリカ州でも、ヨーロッパの国の植民地になり、先住民の土地や文化がうばわれました。オセアニア州でも、同じようなことが起きました(次の見出しで説明します)。
合言葉:「オーストラリアはアボリジニ、ニュージーランドはマオリ」。
まちがえやすい
✕ アボリジニは、ニュージーランドの先住民 → ◯ オーストラリアの先住民(ニュージーランドはマオリ)
基本ニュージーランドの先住民と、その人々が話すことばを答えなさい。
表のニュージーランドの行を見ます。
答え:マオリ、マオリ語
標準次の文のうち、正しいものを選びなさい。ア アボリジニはニュージーランドの先住民で、人口の約17%をしめる イ マオリはニュージーランドの先住民で、人口の約17%をしめる ウ マオリはオーストラリアの先住民で、人口の約4%をしめる
先住民と国の組み合わせは、表のとおりです。アボリジニ = オーストラリア(約4%)、マオリ = ニュージーランド(約17%)です。
答え:イ
オーストラリアの国旗に、なぜイギリスの国旗がえがかれている?
📄 プリント④(オセアニア州)5ページ
答え:オーストラリアは、1788年にイギリスの植民地になったからです。ニュージーランドも1840年からイギリスの支配が始まりました。その名ごりとして、英語が話され、キリスト教を信仰する人が多く、国旗の左上にイギリスの国旗がえがかれています。
歴史の流れ:もともと先住民がくらしていました。1788年、囚人などを乗せたイギリスの船団がシドニーに着き、オーストラリアはイギリスの植民地になりました。ニュージーランドも、1840年からイギリスの支配が始まり、先住民は土地をうばわれ、人口が大きく減りました。1850年代に金が見つかり、中国など世界中から人々が集まりました。1901年に6つの植民地がまとまってオーストラリア連邦ができ、同じ年に移民を制限する法律ができました。1973年に、白豪主義をやめました。
白豪主義は、20世紀の初め(1901年)から1970年代(1973年)まで、オーストラリアがとった、ヨーロッパ系以外の人々(とくにアジアの人々)の移民を制限した政策です。約70年間、続きました。このころは、人も貿易もイギリスとの結び付きが強い時代でした。
| 植民地にした国 | 国の例 | 今のことば |
|---|---|---|
| イギリス | オーストラリア・ニュージーランド | 英語 |
| スペイン | 南アメリカ州の多くの国 | スペイン語 |
| ポルトガル | 南アメリカ州のブラジル | ポルトガル語 |
アフリカ州や南アメリカ州と同じように、植民地にした国のことばが残っています。
合言葉:「イギリスの植民地 → 白豪主義」。
まちがえやすい
✕ 白豪主義は、アジアからの移民を増やすための政策 → ◯ ヨーロッパ系以外の人々の移民を制限した政策
基本オーストラリアが、イギリスの植民地になった年を答えなさい。
歴史の流れの最初のほうを見ます。
答え:1788年
標準白豪主義は、1901年から1973年まで続きました。何年間ですか。
1973 − 1901 = 72 なので、約70年間です。
答え:72年間(約70年間)
理由オーストラリアで英語が話されているのはなぜですか。
南アメリカ州やアフリカ州と同じ理由です。
答え:イギリスの植民地だったので、植民地にした国のことばが残っているから。
オーストラリアでは、どこで何がつくられ、何がとれる?
📄 プリント④(オセアニア州)6・7ページ
答え:農牧業は雨の量と結び付き、羊・肉牛の放牧や小麦が、雨のある場所で行われます。鉱産資源は、鉄鉱石が北西部、石炭が東部、天然ガスが北西部の沖でとれ、日本にも多く輸出されます。日本が輸入する石炭の約3分の2、鉄鉱石の約半分、液化天然ガスの約4割が、オーストラリアから来ます。
| 農牧業 | 多い地域 | わけ・使いみち |
|---|---|---|
| 羊の放牧 | 南東部・南西部など | 羊毛や肉をとる |
| 肉牛の放牧 | 北部・東部など | 牛肉をとる |
| 小麦 | 南東部・南西部など | 雨が少しある所でつくる |
| さとうきび | 北東部の海ぞい | 暑く雨が多い所でつくる |
| 酪農 | 南東部など | 乳牛を飼い、牛乳や乳製品をつくる |
雨の量と農牧業:雨がとても少ない内陸の乾いた所は、ほとんど農業に使われません。雨が少ない所でも、広い牧場で羊や肉牛を放牧します。もう少し雨がある南東部・南西部などでは、小麦をつくり、羊も育てます。ニュージーランドでは、羊の放牧と酪農がさかんで、乳製品が最大の輸出品です。日本が輸入する牛肉の半分近くが、オーストラリアから来ます(2024年)。
| 鉱産資源 | 場所 | 日本での使いみち |
|---|---|---|
| 鉄鉱石 | 北西部(産出量は世界一) | 製鉄所で鉄をつくる原料 |
| 石炭 | 東部 | 製鉄所や火力発電所の燃料 |
| 天然ガス | 北西部の沖 | 火力発電所の燃料や都市ガス |
露天掘りは、地下にトンネルを掘らず、地面を直接けずって、階段のように掘り下げていく方法で、大型の機械で大量に掘ります。オーストラリアの石炭の多くは、露天掘りで掘られます。ほかに金・ボーキサイト(アルミニウムの原料)なども産出します。液化天然ガス(LNG)は、天然ガスを冷やして液体にした物で、船で運びます。
← 横にずらすと続きが見えます →出典:(国際連合 UN Comtrade の資料による)
| 日本の輸入 | 輸入額 | オーストラリアの割合 |
|---|---|---|
| 鉄鉱石 | 112.8億ドル | 49.5% |
| 石炭 | 299.1億ドル | 65.8% |
| 液化天然ガス | 411.8億ドル | 38.8% |
合言葉:「雨のある所で、羊・牛・小麦」「鉄鉱石は北西、石炭は東」。
まちがえやすい
✕ 鉄鉱石は東部、石炭は北西部で多くとれる → ◯ 鉄鉱石は北西部、石炭は東部
✕ 露天掘りは、地下にトンネルを掘って掘り出す方法 → ◯ 地面を直接けずって掘り下げる方法
基本オーストラリアで、産出量が世界一の鉱産資源は何ですか。また、とれる場所はどこですか。
鉱産資源の表を見ます。
答え:鉄鉱石、北西部
標準日本が輸入する石炭は299.1億ドルで、オーストラリアの割合は65.8%です。オーストラリアからの輸入額は、約何億ドルですか。整数で答えなさい。
全体 × 割合 で計算します。299.1 × 0.658 = 196.8078 なので、約197億ドルです。
答え:約197億ドル
理由オーストラリアの内陸の乾いた所は、ほとんど農業に使われていません。なぜですか。
「雨の量」の言葉を入れて書きます。
答え:雨がとても少ないから。
オーストラリアの貿易は、なぜイギリスからアジアへ変わった?
📄 プリント④(オセアニア州)8ページ
答え:1960年ごろの貿易相手はイギリスが中心でしたが、今は中国・日本・韓国などアジアの国々が中心です。イギリスが1973年にEC(今のEU)に加わってヨーロッパとの結び付きを強め、アジアの国々の経済が成長して鉱産資源や食料をたくさん必要とするようになり、オーストラリアはアジアに近く、船で運ぶのに便利だったからです。
出典:※1965年と2024年は品目の分け方が少しちがう (国際連合 UN Comtrade の資料による)
| 1960年ごろ | 今 | |
|---|---|---|
| おもな貿易相手国 | イギリスが中心(ほかに日本・アメリカなど) | 中国・日本・韓国など、アジアの国々が中心 |
| 輸出品 | 羊毛や小麦などの農産物が中心 | 鉄鉱石・石炭・液化天然ガスなどの鉱産資源が中心 |
変わった理由:①イギリスが1973年にEC(今のEU)に加わり、ヨーロッパの国々との結び付きを強めた、②アジアの国々の経済が成長し、鉱産資源や食料をたくさん必要とするようになった、③オーストラリアはアジアに近く、船で運ぶのに便利だった、④1970年代に白豪主義をやめ、アジアからの移民が増えた、の4つです。
APEC(アジア太平洋経済協力)は、1989年、オーストラリアのよびかけで始まった、アジアと太平洋の国と地域が経済で協力するための会議です。第1回の会議はキャンベラで開かれ、日本も参加しています。
日本は、オーストラリアから鉄鉱石・石炭・液化天然ガス・牛肉などを輸入し、オーストラリアへ自動車などを輸出しています。
合言葉:「前はイギリス、今はアジア」。
まちがえやすい
✕ 今のオーストラリアの貿易の中心は、イギリスとの貿易 → ◯ 中国・日本・韓国などアジアの国々との貿易
基本1965年のオーストラリアの輸出品で、いちばん割合が高かった物は何ですか。
帯グラフの1965年を見ます。
答え:羊毛(29.5%)
標準2024年のオーストラリアの輸出額は3409億ドルで、鉄鉱石の割合は24.1%です。鉄鉱石の輸出額は、約何億ドルですか。整数で答えなさい。
全体 × 割合 で計算します。3409 × 0.241 = 821.569 なので、約822億ドルです。
答え:約822億ドル
理由オーストラリアの貿易相手が、イギリスからアジアに変わった理由を、アジアの国々の変化に注目して書きなさい。
「経済」「鉱産資源や食料」を入れて書きます。
答え:アジアの国々の経済が成長し、鉱産資源や食料をたくさん必要とするようになったから。
オーストラリアは、なぜ「多文化社会」を目指している? アジアや日本との人の行き来は?
📄 プリント④(オセアニア州)9・10ページ
答え:1973年に白豪主義を完全にやめたあと、アジアなどから多くの移民が来るようになり、さまざまな民族の人々がたがいの文化を認め合う多文化主義の政策をとったからです。アジアからの移民・留学生・観光客がふえ、日本との行き来もさかんになりました。
政策の転換:1973年に白豪主義を完全にやめ、アジアなどから多くの移民が来るようになりました。1970年代から、たがいの文化を認め合う多文化主義の政策をとり、今は多文化社会(さまざまな民族の人々が、たがいの文化を認め合い、ともにくらす社会)を目指しています。取り組みの例として、1978年に、多くのことばで放送する公共放送がつくられました。
| 年 | 先住民の権利を取りもどす動き |
|---|---|
| 1985年 | ウルルの土地が先住民に返された(今は先住民と国がいっしょに管理) |
| 1990年代 | 先住民の土地の権利が認められるようになった |
| 2008年 | 首相が、昔の政策で家族から引き離された先住民の人々に、正式に謝罪した |
| 2019年 | 聖地のウルルに登ることが禁止された |
| 白豪主義のころ | やめたあと | |
|---|---|---|
| 移民 | ヨーロッパの国々の人が中心 | アジアなど、さまざまな地域から |
| 社会 | ヨーロッパ系以外の人々の移民を制限した | たがいの文化を認め合う社会を目指す |
移民の割合を読むときは、全体の数にも気をつけます。全体の数がふえていれば、ある地域の割合が下がっても、人数はふえていることがあります(人数=全体の数×割合)。
| 日本との人の行き来 | ようす |
|---|---|
| 旅行者 | オーストラリアから日本への旅行者は、2019年 約62万人 → 2024年 約92万人 |
| スキー | 季節が逆なので、日本の冬(オーストラリアの夏休み)に、北海道や長野へスキーに来る人が多い |
| 時差 | 小さい。シドニーは、日本より1時間進んでいる(時期によっては2時間) |
| ワーキングホリデー | 1980年、日本の最初の相手国がオーストラリア(若者が、相手の国で働きながら、長く旅行や勉強ができる制度) |
アジアとの人の結び付き:移民はアジアからが多くなり、オーストラリアへの留学生は、中国・インドなどアジアからが多く、観光客もアジアとの行き来が増えています。
なぜ日本へ来やすい?北と南で季節は逆なので、日本が冬のとき、オーストラリアは夏で夏休みの時期になり、北海道や長野には冬にスキーを楽しめる場所があります。また、経度が近いので時差が小さく、行き来しやすいのです。
| 日本が…のとき | オーストラリアは… |
|---|---|
| 冬(12〜2月) | 夏 |
| 夏(6〜8月) | 冬 |
| 正午 | シドニーは午後1時ごろ(時期によっては午後2時ごろ) |
合言葉:「白豪主義から、多文化社会へ」「季節は逆、時差は小さい」。
まちがえやすい
✕ 白豪主義をやめたあと、オーストラリアはヨーロッパ系の移民だけを受け入れた → ◯ アジアなど、さまざまな地域からの移民を受け入れ、多文化社会を目指している
✕ オーストラリアと日本は、季節も時刻も大きくちがう → ◯ 季節は逆だが、時差は小さい
基本さまざまな民族の人々が、たがいの文化を認め合い、ともにくらす社会を何といいますか。
政策の転換の説明を見ます。
答え:多文化社会
標準オーストラリアから日本への旅行者は、2019年の約62万人から2024年の約92万人にふえました。約何万人ふえましたか。
92 − 62 = 30 です。
答え:約30万人
理由オーストラリアの人々が、日本の冬にスキーをしに来やすいのはなぜですか。「季節」「時差」の言葉を使って書きなさい。
日本が冬のとき、オーストラリアはどんな時期かを考えます。
答え:季節が逆で、日本の冬はオーストラリアの夏休みの時期になり、時差も小さくて行き来しやすいから。
ツバルは、なぜ国土が水につかるおそれがある?
📄 プリント④(オセアニア州)11ページ
答え:ツバルは、サンゴ礁などでできた9つの島の国で、いちばん高い所でも海面から約4.6mしかなく、海面の上昇などで国土が水につかるおそれがあります。原因は1つではなく、いくつもの原因がからみ合っているといわれ、日本やオーストラリアなどが協力しています。
| ことがら | ようす |
|---|---|
| 場所 | 太平洋の島国 |
| 島 | サンゴ礁などでできた9つの島 |
| 面積 | 約26km² |
| 人口 | 約1万人 |
| いちばん高い所 | 海面から約4.6m |
起きていること:高潮のとき、海水が入りこみ、地面から海水がわき出ます。海岸がけずられ、畑や井戸に塩水が入ります。海面の上昇は、地球温暖化で海の水がふえ、海面が高くなることです。原因はからみ合っているといわれ、海面の上昇のほかに、開発や海のよごれもあげられます。
| 国 | 協力 |
|---|---|
| 日本 | 島の砂をつくる有孔虫(からをもつ小さな生き物)をふやす研究(2009〜2014年)や、砂利で浜を守る協力 |
| オーストラリア | 2023年に協定を結び、2025年から1年に最大280人のツバルの人が、オーストラリアに移り住めるようになった |
わたしたちにできること:地球規模では、温室効果ガスを減らします。身近な地域では、電気を大切に使う、ごみを減らす、などがあります。
合言葉:「原因は1つではない」。
まちがえやすい
✕ ツバルが水につかるおそれがあるのは、火山の噴火のため → ◯ 海面の上昇や、開発・海のよごれなどがからみ合っているため
基本ツバルの島は、何でできていますか。また、いちばん高い所は海面から約何mですか。
表を見ます。
答え:サンゴ礁など、約4.6m
標準ツバルに対する、日本とオーストラリアの協力を、1つずつ答えなさい。
国をこえた協力の表を見ます。
答え:日本…島の砂をつくる有孔虫をふやす研究や、砂利で浜を守る協力。オーストラリア…2023年に協定を結び、2025年から1年に最大280人のツバルの人が移り住めるようにした。
オセアニア州のまとめ:どの地域との結び付きを強めている? それはなぜ?
📄 プリント④(オセアニア州)12ページ
答え:オーストラリアは、前はイギリスとの結び付きが強かったが、イギリスのEC加盟とアジアの経済成長で、貿易の相手がアジアに変わりました。白豪主義をやめて多文化社会を目指し、アジアからの移民や観光客も増えて、人の結び付きも強くなりました。
| 前(1960年ごろ) | 変わるきっかけ | 今 |
|---|---|---|
| イギリスと強く結び付く(植民地だった・英語・白豪主義・羊毛などの農産物を輸出) | 1973年 イギリスがECに加わる/1973年 白豪主義をやめる/アジアの経済成長 | アジアと強く結び付く(経済:鉄鉱石・石炭・液化天然ガスをアジアへ、APEC 人:アジアからの移民・留学生・観光客、日本との行き来) |
多文化社会(アジアの人々も受け入れ、たがいの文化を認め合う)が、前から今への変化を支えています。
| 特色 | ひとこと |
|---|---|
| 自然 | 乾燥大陸と、火山やサンゴ礁の島々 |
| 気候と人口 | 内陸は乾燥、人は南東部・南西部の海ぞいに |
| 先住民と歴史 | アボリジニ・マオリ。イギリスの植民地から白豪主義へ |
| 農牧業と鉱業 | 羊・牛・小麦。鉄鉱石は北西、石炭は東 |
| 貿易 | 前はイギリス、今はアジア |
| 多文化社会と人 | 白豪主義から多文化社会へ。人の行き来も活発に |
| ツバル | 原因は1つではない。国をこえた協力 |
答え方の手順:①前の相手は? → イギリス(植民地だった歴史・白豪主義)、②変わったきっかけは? → EC加盟・白豪主義をやめた・アジアの経済成長、③今の相手と、結び付きの中身は? → アジア。経済と人の両方、の順に書きます。
まちがえやすい
✕ オーストラリアは、今もイギリスとの結び付きがいちばん強い → ◯ 今は経済でも人でも、アジアとの結び付きが強くなっている
基本オーストラリアの貿易相手の中心は、1960年ごろと今で、それぞれどこですか。
表の「前」と「今」を見ます。
答え:1960年ごろはイギリス、今は中国・日本・韓国などアジアの国々
理由オセアニア州(オーストラリア)の結び付きがイギリスからアジアに変わったわけを、「経済」と「人」の両方から書きなさい。
経済はアジアの成長と鉱産資源、人は白豪主義をやめたことと移民に注目します。
答えの例:アジアの国々の経済が成長して鉱産資源や食料を多く必要とするようになり、白豪主義をやめてアジアからの移民が増えたから。
✅ 一問一答で総チェック(20問)
問題を読んで、答えを頭の中で言ってからタップしましょう。答えが出ます。
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1993年に発足した、ヨーロッパの国々が1つにまとまった集まりは?
答え:EU(ヨーロッパ連合)
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ヨーロッパの西部で、暖流の上をふき、あたたかい空気を運んでくる1年中西からふく風は?
答え:偏西風
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穀物づくりと家畜の飼育を組み合わせる、アルプス山脈より北でさかんな農業は?
答え:混合農業
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EUの多くの加盟国で使われている、共通の通貨は?
答え:ユーロ
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戦争などで国をのがれた人を何という?
答え:難民
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アメリカ合衆国の首都は?
答え:ワシントンD.C.
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北アメリカで、西経100度より西の内陸に広がる、雨が少ない気候帯は?
答え:乾燥帯
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その土地の気候や土に合った作物を、地域ごとに分けて大規模に栽培することを何という?
答え:適地適作
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北緯37度より南の、1970年代ごろから工業が発達した温暖な地域は?
答え:サンベルト
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メキシコや中央アメリカ・カリブ海の国々から移り住んだ、スペイン語を話す人々は?
答え:ヒスパニック
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南アメリカ大陸の西側に南北に連なる山脈は?
答え:アンデス山脈
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ブラジルの首都は?
答え:ブラジリア
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森林の一部を切って焼き、灰を肥料にして作物を育て、数年で別の場所に移る農業は?
答え:焼畑農業
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特定の農産物や鉱産資源の輸出にたよる経済を何という?
答え:モノカルチャー経済
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将来の世代のくらしも考え、環境を守りながら進める開発を何という?
答え:持続可能な開発
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オーストラリアの先住民は?
答え:アボリジニ
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ニュージーランドの先住民は?
答え:マオリ
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20世紀の初めから1973年まで、ヨーロッパ系以外の人々の移民を制限していた政策は?
答え:白豪主義
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さまざまな民族の人々が、たがいの文化を認め合い、ともにくらす社会は?
答え:多文化社会
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オーストラリアの首都は?
答え:キャンベラ
まとめ
ヨーロッパ州は、2度の世界大戦のあとに国々が1つにまとまり、1993年にEUが発足して、関税・通貨・国境が変わりました。一方で、西と東の経済格差、移民・難民の受け入れ、イギリスの離脱が課題です。北アメリカ州は、ロッキー山脈と西経100度で自然が分かれ、移民が農業・工業・先端技術産業を支えて、世界の食料庫と生活文化を生みました。南アメリカ州は、スペインとポルトガルの植民地から混血の文化が生まれ、アマゾンの開発で経済が発展した一方、森林が減り、持続可能な開発が課題です。オセアニア州は、乾燥大陸と島々からなり、先住民はアボリジニ(オーストラリア)とマオリ(ニュージーランド)で、結び付きがイギリスからアジアへ変わりました。プリントの確認問題で、地図と表を見ながら手を動かして練習してみてください。
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説明 1〜12ページ/確認問題 13〜15ページ/覚えることの一覧 16ページ/答えと解説 17〜19ページ
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