⏱ 30秒でわかる この単元の要点
- y=ax²(a≠0)=y は x の2乗に比例。x が2倍、3倍なら y は4倍、9倍
- グラフは原点が頂点の放物線。a>0 で上に、a<0 で下に開き、a の絶対値が大きいほど開き方は小さい
- 変化の割合=yの増加量÷xの増加量。区間で変わり、2点を通る直線の傾きと同じ
- y の変域は、x の変域に0が入るなら頂点の y=0 も入れる
- 放物線と直線の交点は y を=で結んだ2次方程式。三角形の面積は y軸で2つに分ける
つまずき注意:−2≦x≦3 のように x の変域に0が入るとき、両はしを代入しただけ(4≦y≦9)にしない(正しくは0≦y≦9)。
中3数学「関数 y=ax²」を、グラフと例題で1つずつ確かめるページです。この単元は「x が2倍、3倍なら、y は4倍、9倍」と「変化の割合は区間で変わる(2点を通る直線の傾き)」の2つが土台です。どの見出しも「答え → 図 → 理由 → 解き方」の順に書いています。紙に書いて練習したい人は、下の無料プリントを使ってください。
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説明 1〜15ページ/確認問題 16〜19ページ/答えと解説 20〜22ページ。この記事の見出しごとに、対応するプリントのページを書いています。
📘 教科書では何章? → 7社とも「4章」です
| 教科書 | 章 |
|---|---|
| 新編 新しい数学3東京書籍 | 4章 関数の世界をひろげよう[関数y=ax²]教科書 p.93〜126 |
| 数学の世界3大日本図書 | 4章 関数 |
| 中学校数学3学校図書 | 4章 関数y=ax² |
| 中学数学3教育出版 | 4章 関数y=ax² |
| 未来へひろがる数学3啓林館 | 4章 関数y=ax² |
| これからの数学3数研出版 | 4章 関数y=ax² |
| 中学数学3日本文教出版 | 4章 関数y=ax² |
各出版社が公開している年間指導計画(2025年度から使われている教科書)をもとにまとめました。ページは、公開されている東京書籍だけ載せています。使っている教科書は、表紙の書名で確かめてください。
- 関数 y=ax² とは? y は x の2乗に比例する
- y=ax² の式の求め方:場面から・1組の x、y から
- y=x² のグラフ:なめらかな曲線
- a とグラフの形:放物線の開き方
- 放物線のかき方と、グラフから式を求める方法
- 変化の割合:y=ax² では区間で変わる
- 変化の割合=2点を通る直線の傾き、平均の速さ
- y の変域の求め方:x の変域に0が入るか
- 比例定数 a の求め方:変域・変化の割合・座標から
- y=ax² とみなす:ブレーキの跡から速さを求める
- いつ追いつく? 2つのグラフの交点を読む
- 放物線と直線の交点と、2点を通る直線の式
- 放物線と三角形の面積:y軸で2つに分ける
- いろいろな関数:倍々に増える関数・階段の形のグラフ
- まとめ
関数 y=ax² とは? y は x の2乗に比例する
📄 プリント1・2ページ
答え:y が x の関数で、y=ax²(a は0でない定数)と表されるとき、y は x の2乗に比例するといい、a を比例定数といいます。x が2倍、3倍、…になると、y は4倍、9倍、…になります。
ジェットコースターの下り:斜面を下り始めて x 秒間に y m 進むとき、表は次のようになります。増え方が一定でないので、比例や1次関数の式では表せません。
| x(秒) | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 |
|---|---|---|---|---|---|
| x² | 0 | 1 | 4 | 9 | 16 |
| y(m) | 0 | 2 | 8 | 18 | 32 |
y は、いつも x² の2倍なので y=2x² と表せます。6秒後は 2×6²=72(m)です。「4秒で32m だから比例」と考えて 32÷4×6=48(m)とすると、実際とずれます。
| 比例 y=ax | 2乗に比例 y=ax² | |
|---|---|---|
| x が2倍、3倍… | y も2倍、3倍… | y は4倍、9倍… |
| 一定になるもの | yx=a | yx²=a(x≠0) |
比例定数の読み方:y=−3x² の比例定数は −3、y=x²4 は y=14x² と同じなので比例定数は 14 です。y=4x² のように x² が分母にある式は、y=ax² の形ではありません。x が負の数でも、(−2)²=4 なので、y=2x² は x=−2 でも x=2 でも y=8 です。
まちがえやすい
✕ x が2倍だから y も2倍 → ◯ y は 2²=4倍
✕ (−2)² を −4 とする → ◯ (−2)²=4
✕ y=2x² の x=3 で (2×3)²=36 → ◯ 2×3²=18(2乗するのは x だけ)
基本y=3x² で、x の値が1から4に変わると、y の値は何倍になりますか。
x が4倍なので、y は 4²=16倍です(y は3から48)。
答え:16倍
y=ax² の式の求め方:場面から・1組の x、y から
📄 プリント3ページ
答え:「y は x の2乗に比例する」と言われたら、まず y=ax² と書き、1組の x、y を代入して a を求めます。式は y=□x² の形まで書いて答えます。
| 場面 | 式 | 2乗に比例するか |
|---|---|---|
| 1辺 x cm の正方形の面積 y cm² | y=x² | する(比例定数1) |
| 半径 x cm の円の面積 y cm² | y=πx² | する(比例定数π) |
| 底面が1辺 x cm の正方形、高さ6cm の正四角柱の体積 y cm³ | y=6x² | する(比例定数6) |
| 縦 x cm、横(x+3)cm の長方形の面積 y cm² | y=x²+3x | しない |
解き方:① y=ax² と書く → ② x、y の値を代入する(負の数は (−4)² のようにかっこをつける)→ ③ a についての方程式を解く → ④ y=□x² の形で答える。
y は x の2乗に比例し、x=−4 のとき y=48 です。
| 48=a×(−4)² | y=ax² に代入 |
| 48=16a | (−4)²=16 |
| a=3 | 両辺を16でわる |
| y=3x² | 式で答える |
この式で x=5 のときは 3×5²=75 です。反対に y=27 のときは、3x²=27、x²=9 なので、x=3 と x=−3 の2つあります。
まちがえやすい
✕ (−4)² を −16 とする → ◯ (−4)²=16
✕ a=3 で終わる → ◯ 式は y=3x² まで書く
✕ y から x を求めて x=3 だけ答える → ◯ x=3 と x=−3 の両方
標準y は x の2乗に比例し、x=3 のとき y=−18 です。y を x の式で表し、x=−2 のときの y の値を求めなさい。
| −18=a×3² | y=ax² に代入 |
| −18=9a | 3²=9 |
| a=−2 | 両辺を9でわる |
| y=−2x² | 式 |
| −2×(−2)² | x=−2 を代入 |
| =−2×4 | (−2)²=4 |
| =−8 | y の値 |
y=x² のグラフ:なめらかな曲線
📄 プリント4ページ
答え:y=x² のグラフは、原点を通り、y軸について対称ななめらかな曲線です。x² は0以上なので、x軸より下には出ません。
| x | −3 | −2 | −1 | 0 | 1 | 2 | 3 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| y | 9 | 4 | 1 | 0 | 1 | 4 | 9 |
y=x² のグラフの特徴:①原点を通る(原点の近くは平らに近く、とがっていない)②y軸について対称(x と −x で y が同じ)③x軸より下には出ない ④x<0 では右へ行くほど下がり、x>0 では右へ行くほど上がる。
まちがえやすい
✕ 点と点を直線で結んで折れ線にする → ◯ なめらかな曲線で結ぶ
✕ 原点をとがらせて V の字にする → ◯ 原点のまわりもなめらかにつなぐ
基本y=x² のグラフについて、正しいものを選びなさい。ア 原点を通る直線 イ x軸について対称 ウ y軸について対称
答え:ウ
a とグラフの形:放物線の開き方
📄 プリント5ページ
答え:y=ax² のグラフを放物線といいます。a>0 なら上に開き、a<0 なら下に開きます。a の絶対値が大きいほど、開き方は小さくなります。y=ax² と y=−ax² のグラフは、x軸について対称です。
同じ x の値で、y=2x² の y は y=x² の2倍、y=12x² の y は半分、y=−2x² の y は符号が反対です。x=2 のとき、y=x² は4、y=2x² は8、y=12x² は2 です。
放物線のことば:放物線は線対称な図形で、対称の軸を軸、軸と放物線の交わる点を頂点といいます。y=ax² のグラフの軸は y軸、頂点は原点です。
開き方のくらべ方:y=12x²、y=3x²、y=−2x²、y=−14x² の a の絶対値は 12、3、2、14 なので、開き方が小さい順(絶対値が大きい順)に y=3x²、y=−2x²、y=12x²、y=−14x² です。
まちがえやすい
✕ a が小さいほど開き方が大きい → ◯ 開き方は a の絶対値でくらべる(y=−3x² は y=−x² より開き方が小さい)
✕ y=−2x² を上に開くとする → ◯ 下に開く
標準次の関数のうち、グラフが下に開き、開き方がいちばん小さいものを選びなさい。ア y=4x² イ y=−x² ウ y=−5x² エ y=−13x²
下に開くのは a<0 のイ・ウ・エ。そのうち a の絶対値がいちばん大きいのは −5 です。
答え:ウ
放物線のかき方と、グラフから式を求める方法
📄 プリント6ページ
答え:放物線は、x=0、±1、±2、… の表をつくって点をとり、頂点もなめらかに曲線で結び、はしは開いたまま座標平面のはしまでかきます。グラフから式を求めるときは、x座標・y座標がどちらも整数の点を読んで y=ax² に代入します。
y=12x² は、y が整数になる x=−4、−2、0、2、4 を代入します(a が分数なら、y が整数になる x を選ぶ)。
| x | −4 | −2 | 0 | 2 | 4 |
|---|---|---|---|---|---|
| y | 8 | 2 | 0 | 2 | 8 |
右のグラフは点 A(2, −2) を通るので、y=ax² に代入します。
| −2=a×2² | A(2, −2) を代入 |
| −2=4a | 2²=4 |
| a=−12 | 両辺を4でわる |
| y=−12x² | 式 |
まちがえやすい
✕ はしをすぼめて、閉じた形にする → ◯ はしは開いたまま、座標平面のはしまで
✕ y=12x² で y=8 の点を x=4 だけ答える → ◯ x=4 と x=−4 の両方
基本放物線 y=ax² が点 (−3, 18) を通るとき、a の値を求めなさい。
| 18=a×(−3)² | (−3, 18) を代入 |
| 18=9a | (−3)²=9 |
| a=2 | 両辺を9でわる |
変化の割合:y=ax² では区間で変わる
📄 プリント7ページ
答え:変化の割合=yの増加量xの増加量 です。1次関数とちがい、y=ax² の変化の割合は一定ではなく、区間によって変わります。
値の増え方・減り方:y=x²(a>0)は、x<0 では x が増えると y は減り、x>0 では x が増えると y も増えます。y=−x²(a<0)はその反対です。
| x | 1 | 3 | 5 |
|---|---|---|---|
| y=2x | 2 | 6 | 10 |
| y=2x² | 2 | 18 | 50 |
x が1から3、3から5 のとき、y=2x はどちらも変化の割合が2(一定)ですが、y=2x² は次のように区間で変わります。
| 18−23−1 | x が1から3(後−前を上下とも同じ順で) |
| =162 | |
| =8 | 変化の割合 |
| 50−185−3 | x が3から5 |
| =322 | |
| =16 | 変化の割合 |
まちがえやすい
✕ y=2x² の変化の割合を 2(a)とする → ◯ 区間ごとに計算する
✕ x は「後−前」なのに y は「前−後」 → ◯ 上下とも同じ順
標準関数 y=−x² で、x の値が −4 から −1 まで増加するときの変化の割合を求めなさい。
x=−4 のとき y=−16、x=−1 のとき y=−1 です。
| −1−(−16)−1−(−4) | yの増加量xの増加量 |
| =153 | |
| =5 | 変化の割合 |
変化の割合=2点を通る直線の傾き、平均の速さ
📄 プリント8ページ
答え:y=ax² の、x が p から q まで増加するときの変化の割合は、グラフ上の2点を通る直線の傾きと同じです。時間を x、距離を y とすると、変化の割合は平均の速さになります。
y=x² で x が1から3まで増加するときの変化の割合は 9−13−1=4 で、直線 AB の傾きも4です。x が −2 から 1 までなら 1−41−(−2)=−1 で、直線 CD の傾きも −1 です。直線 CD の式は、傾きが −1 なので y=−x+b とおき、D(1, 1) を代入して 1=−1+b、b=2 より y=−x+2 です。
平均の速さ:平均の速さ=進んだ距離かかった時間 です。ジェットコースターの下り(y=2x²)で、1秒後から3秒後までの平均の速さを求めます。
| 2×3²−2×1²3−1 | 進んだ距離÷かかった時間 |
| =162 | 18−2=16(m) |
| =8 | 秒速8m |
2秒後から4秒後までは 32−84−2=12 で秒速12m。あとの区間ほど平均の速さが大きいので、だんだん速くなっています。
まちがえやすい
✕ 1秒後から3秒後の平均の速さを「3秒後の距離を3でわる」とする → ◯ 進んだ距離(18−2)を、かかった時間(3−1)でわる
標準ボールが斜面を転がり始めてから x 秒間に転がる距離を y m とすると、y=3x² の関係があります。2秒後から5秒後までの平均の速さを求めなさい。
| 3×5²−3×2²5−2 | 進んだ距離÷かかった時間 |
| =633 | 75−12=63(m) |
| =21 | 秒速21m |
y の変域の求め方:x の変域に0が入るか
📄 プリント9ページ
答え:グラフを簡単にかき、x の変域のはしの y を計算します。x の変域に0が入るときは、頂点の y=0 も入れます。いちばん小さい y といちばん大きい y を不等号で書きます。
解き方:① グラフを簡単にかき、x の変域のはしに縦の線をひく → ② はしの x での y を計算する → ③ x の変域に0が入るなら、y=0 も入れる → ④ 小さい y ≦ y ≦ 大きい y と書く(< のはしは < のまま)。
| 関数と x の変域 | はしの y | y の変域 |
|---|---|---|
| y=x²、1≦x≦3 | 1 と 9 | 1≦y≦9 |
| y=x²、−2≦x≦3 | 4 と 9(0が入る) | 0≦y≦9 |
| y=−2x²、−2≦x≦1 | −8 と −2(0が入る) | −8≦y≦0 |
| y=2x²、−1≦x<3 | 2 と 18(0が入る) | 0≦y<18 |
まちがえやすい
✕ −2≦x≦3 で両はしを代入しただけの 4≦y≦9 → ◯ 0をふくむので頂点も入れて 0≦y≦9
✕ −1≦x<3 で 0≦y≦18(< を ≦ にする) → ◯ 0≦y<18
✕ 0≦y≦−8 → ◯ 小さいほうを左に −8≦y≦0
標準関数 y=12x² で、x の変域が −4≦x≦2 のときの y の変域を求めなさい。
x=−4 のとき y=12×16=8、x=2 のとき y=12×4=2。x の変域に0が入るので、いちばん小さい y は0です。
答え:0≦y≦8
比例定数 a の求め方:変域・変化の割合・座標から
📄 プリント10ページ
答え:y の変域から求めるときは、a の正負(上に開くか下に開くか)を先に決めます。y の変域の最大が0なら下に開く(a<0)、最小が0なら上に開く(a>0)です。変化の割合や点の座標から求めるときは、a をふくむ式をつくって方程式を解きます。
① y の変域から:y=ax² で、x の変域が −2≦x≦4 のとき、y の変域が −8≦y≦0 です。y のいちばん大きい値が0なので下に開き(a<0)、原点から遠い x=4 のとき y=−8 になります。
| −8=a×4² | x=4 のとき y=−8 |
| −8=16a | 4²=16 |
| a=−12 | a<0 に合う |
② 変化の割合から:y=ax² で、x が1から3まで増加するときの変化の割合が8のとき、y は a から 9a に増えるので、9a−a3−1=4a=8、a=2 です。
③ 点の座標を a で表す:y=ax² 上で x座標が2の点は (2, a×2²)=(2, 4a) です。この点と y軸について対称な点は (−2, 4a) です。
まちがえやすい
✕ y の最大が0なのに、a>0 として代入する → ◯ 最大が0なら下に開く(a<0)
発展y=ax²(a>0)のグラフ上に、x座標が3の点 P をとり、P と y軸について対称な点を Q とします。原点を O とする △OPQ の面積が27のとき、a の値を求めなさい。
P(3, 9a)、Q(−3, 9a) なので、底辺 PQ=3−(−3)=6、高さは P、Q の y座標の 9a です。
| 12×6×9a=27 | 三角形の面積の式 |
| 27a=27 | 左辺を計算 |
| a=1 | a>0 に合う |
y=ax² とみなす:ブレーキの跡から速さを求める
📄 プリント11ページ
答え:2つの数量の関係を表にして、yx² がほぼ一定なら y=ax² とみなして式をつくり、まだ分からない量を求めます。速さが2倍になると、止まるまでの距離は4倍になります。
| 速さ x(km/h) | 40 | 60 | 80 |
|---|---|---|---|
| 距離 y(m) | 8 | 18 | 32 |
| yx² | 81600=1200 | 183600=1200 | 326400=1200 |
yx² が一定なので、y=1200x² とみなします。ブレーキの跡が50m なら、y=50 を代入します。
| 50=1200x² | y=50 を代入 |
| x²=10000 | 両辺に200をかける |
| x=100 | 速さは正の数なので100だけ |
まちがえやすい
✕ 速さが2倍なので、距離も2倍とする → ◯ 距離は 2²=4倍
✕ x=±100 と答える → ◯ 速さは正の数なので x=100 だけ
標準上の表で、速さが時速120km のとき、ブレーキの跡は何m になると考えられますか。
| 1200×120² | y=1200x² に x=120 を代入 |
| =14400200 | |
| =72 | 72m |
いつ追いつく? 2つのグラフの交点を読む
📄 プリント12ページ
答え:2つの位置のちがいは、グラフの縦(y座標)の差です。追いつくのは、2つの位置が等しくなるとき、つまり2つのグラフが交わるときです。
10秒後:電車は 14×10²=25(m)、自転車は 5×10=50(m)で、自転車が 50−25=25(m)前にいます。
追いつくとき:2つの式の y を=で結びます。
| 14x²=5x | 2つの位置が等しい |
| x²−20x=0 | 両辺に4をかけて移項 |
| x(x−20)=0 | 因数分解 |
| x=0、20 | x=0 は出発のとき |
| x=20 | 20秒後。駅から 5×20=100(m) |
20秒後からは電車のグラフが上になり、電車が前に出ます(24秒後は電車144m、自転車120m)。
まちがえやすい
✕ 交点の方程式の解 x=0 を答える → ◯ x=0 は出発のとき。追いつくのは x=20
✕「何m はなれているか」を x座標の差で読む → ◯ 何m は縦(y座標)の差
標準上の電車と自転車で、出発してから8秒後、どちらが何m 前にいますか。
電車は 14×8²=16(m)、自転車は 5×8=40(m)です。
答え:自転車が24m 前
放物線と直線の交点と、2点を通る直線の式
📄 プリント13ページ
答え:放物線と直線の交点は、2つの式の y を=で結んだ2次方程式を解いて x座標を求め、式に代入して y座標も求めます。放物線上の2点を通る直線の傾きは、その2点の変化の割合です。
| x²=−2x+3 | y を=で結ぶ |
| x²+2x−3=0 | 移項 |
| (x+3)(x−1)=0 | 因数分解 |
| x=−3、1 | 交点の x座標 |
y座標は (−3)²=9、1²=1 なので、交点は A(−3, 9) と B(1, 1) です。
2点を通る直線の式:y=12x² 上で、x座標が −2 と 4 の点は A(−2, 2)、B(4, 8) です。傾きは 8−24−(−2)=1 なので y=x+b とおき、A を代入して 2=−2+b、b=4。直線 AB は y=x+4 で、切片4が y軸との交点の y座標です。
まちがえやすい
✕ 交点の y座標を求め忘れる → ◯ x座標が出たら、式に代入して y座標も求める
✕ 直線の傾きを放物線の a(12)とまちがえる → ◯ 傾きは2点の変化の割合
標準放物線 y=ax² と直線 y=2x+3 が、x座標が3の点で交わっています。a の値を求めなさい。
交点は直線上にもあるので、y=2×3+3=9 より、交点は (3, 9) です。
| 9=a×3² | (3, 9) を y=ax² に代入 |
| 9=9a | 3²=9 |
| a=1 |
放物線と三角形の面積:y軸で2つに分ける
📄 プリント14ページ
答え:原点 O と放物線上の2点 A、B でできる △OAB は、直線 AB と y軸の交点 C で△OAC と △OBC に分けます。底辺は OC、高さは A、B から y軸までの長さ(x座標の絶対値)です。
A(−2, 2)、B(4, 8)、直線 AB と y軸の交点 C(0, 4) のとき、OC=4、A までの高さ2、B までの高さ4 です。
| 12×4×2+12×4×4 | △OAC+△OBC |
| =4+8 | |
| =12 | △OAB の面積 |
辺が y軸に平行なとき:2点の x座標が等しいときは、底辺はその2点の y座標の差、高さは残りの頂点からその辺までの横の長さです。P(4, 11)、Q(4, 2) と原点 O の △OPQ は、底辺 PQ=11−2=9、高さ4 で、面積は 12×9×4=18 です。
点の座標を文字で表す:放物線上の動く点は、x座標を t として (t, at²) と表し、面積の条件から t の方程式をつくります。解が2つ出たら、問題の条件(t>0 など)で1つにしぼります。
まちがえやすい
✕ 高さに負の x座標 −2 をそのまま使う → ◯ 高さは長さなので 2
✕ 2次方程式の解を両方答える → ◯ t>0 などの条件で1つにしぼる
発展放物線 y=x² 上に、点 A(−2, 4) と点 P(t, t²)(t>0)があります。直線 AP と y軸の交点を C とすると、C の座標は (0, 2t) になります。原点を O とする △OAP の面積が15のとき、t の値を求めなさい。
△OAP を y軸で △OAC と △OPC に分けます。底辺 OC=2t、高さは A までが2、P までが t です。
| 12×2t×2+12×2t×t=15 | △OAC+△OPC |
| t²+2t−15=0 | 整理して移項 |
| (t+5)(t−3)=0 | 因数分解 |
| t=−5、3 | t>0 なので3だけ |
| t=3 | P(3, 9) |
確かめ:直線 AP の傾きは 9−43−(−2)=1 で y=x+6、C(0, 6)。12×6×2+12×6×3=6+9=15 で合っています。
いろいろな関数:倍々に増える関数・階段の形のグラフ
📄 プリント15ページ
答え:x を決めると y がただ1つに決まれば、y は x の関数です。紙を半分に折る回数と重なる枚数のように倍々に増える関数や、駐車場の料金のようにグラフが階段の形になる関数もあります。
| 折った回数 x(回) | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 枚数 y(枚) | 1 | 2 | 4 | 8 | 16 | 32 |
| (くらべる)x² | 0 | 1 | 4 | 9 | 16 | 25 |
倍々に増える関数:x が1増えるごとに y は2倍になります。y=x² とはちがい、x=5 では x² が25なのに、y は32です。6回で64枚、7回で128枚なので、100枚をこえるのは7回折ったときです。
階段の形:駐車場の料金が、0<x≦1 なら200円、1<x≦2 なら400円、2<x≦3 なら600円のとき、ちょうど2時間なら400円、2時間10分なら600円です。反対に、y=400 になる x は 1<x≦2 のどれでもよく、1つに決まりません。
まちがえやすい
✕ 階段のグラフで、ちょうど2時間のときに上の段(600円)を読む → ◯ ●(ふくむ)の段の400円
✕ 段と段を縦の線でつなぐ → ◯ 段はとびとびで、つながない
基本上の駐車場で、駐車時間がちょうど1時間のときと、1時間30分のときの料金を答えなさい。
答え:ちょうど1時間は200円、1時間30分は400円
✅ 一問一答で総チェック(20問)
問題を読んで、答えを頭の中で言ってからタップしましょう。答えが出ます。
-
y=ax² で表されるとき、y は x の何に比例するという?
答え:2乗
-
y=ax² の a を何という?
答え:比例定数
-
y=ax² で、x の値が3倍になると、y の値は何倍になる?
答え:9倍
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y=ax² のグラフのような曲線を何という?
答え:放物線
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放物線と、その対称の軸との交わる点を何という?
答え:頂点
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y=ax² のグラフの頂点はどこ?
答え:原点
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y=ax² のグラフが下に開くのは、a がどんなとき?
答え:a<0(負の数)
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y=ax² のグラフで、開き方が小さくなるのは、a の何が大きいとき?
答え:絶対値
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y=2x² と y=−2x² のグラフは、何について対称?
答え:x軸
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変化の割合は、yの増加量を何でわったもの?
答え:xの増加量
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y=ax² の変化の割合は、グラフ上の2点を通る直線の何と同じ?
答え:傾き
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時間を x、距離を y とするとき、変化の割合は何を表す?
答え:平均の速さ
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y=x² で、x の変域が −2≦x≦3 のときの y の変域は?
答え:0≦y≦9
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y=ax² で、y の変域の最大が0のとき、グラフはどちらに開く?
答え:下に開く(a<0)
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y は x の2乗に比例し、x=−4 のとき y=48。y を x の式で表すと?
答え:y=3x²
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y=3x² で、y=27 になる x の値は?
答え:x=3 と x=−3
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速さが2倍になると、止まるまでの距離(y=ax² とみなす)は何倍?
答え:4倍
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2つのものが進むグラフで、追いつくのはグラフがどうなるとき?
答え:2つのグラフが交わるとき
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原点と放物線上の2点でできる三角形の面積は、何で2つに分けて求める?
答え:y軸
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階段の形のグラフで、その点をふくむことを表す印は、白い丸と黒い丸のどちら?
答え:黒い丸(●)
まとめ
y=ax² は「y は x の2乗に比例する」関数で、x が2倍、3倍なら y は4倍、9倍になります。グラフは原点を頂点とする放物線で、a>0 なら上に、a<0 なら下に開き、a の絶対値が大きいほど開き方は小さくなります。変化の割合は区間で変わり、2点を通る直線の傾きと同じです。y の変域は x の変域に0が入るかを先に見て、交点は2つの式の y を=で結び、三角形の面積は y軸で2つに分けて求めます。プリントの確認問題で、変域と変化の割合の計算を手を動かして練習してみてください。

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