【中3数学】関数y=ax²の要点まとめ|変域・変化の割合・交点の求め方

⏱ 30秒でわかる この単元の要点

  • y=ax²(a≠0)=y は x の2乗に比例。x が2倍、3倍なら y は4倍、9倍
  • グラフは原点が頂点の放物線。a>0 で上に、a<0 で下に開き、a の絶対値が大きいほど開き方は小さい
  • 変化の割合=yの増加量÷xの増加量。区間で変わり、2点を通る直線の傾きと同じ
  • y の変域は、x の変域に0が入るなら頂点の y=0 も入れる
  • 放物線と直線の交点は y を=で結んだ2次方程式。三角形の面積は y軸で2つに分ける

つまずき注意:−2≦x≦3 のように x の変域に0が入るとき、両はしを代入しただけ(4≦y≦9)にしない(正しくは0≦y≦9)。

中3数学「関数 y=ax²」を、グラフと例題で1つずつ確かめるページです。この単元は「x が2倍、3倍なら、y は4倍、9倍」と「変化の割合は区間で変わる(2点を通る直線の傾き)」の2つが土台です。どの見出しも「答え → 図 → 理由 → 解き方」の順に書いています。紙に書いて練習したい人は、下の無料プリントを使ってください。

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説明 1〜15ページ/確認問題 16〜19ページ/答えと解説 20〜22ページ。この記事の見出しごとに、対応するプリントのページを書いています。

📘 教科書では何章? → 7社とも「4章」です
教科書 章
新編 新しい数学3東京書籍 4章 関数の世界をひろげよう[関数y=ax²]教科書 p.93〜126
数学の世界3大日本図書 4章 関数
中学校数学3学校図書 4章 関数y=ax²
中学数学3教育出版 4章 関数y=ax²
未来へひろがる数学3啓林館 4章 関数y=ax²
これからの数学3数研出版 4章 関数y=ax²
中学数学3日本文教出版 4章 関数y=ax²

各出版社が公開している年間指導計画(2025年度から使われている教科書)をもとにまとめました。ページは、公開されている東京書籍だけ載せています。使っている教科書は、表紙の書名で確かめてください。

関数 y=ax² とは? y は x の2乗に比例する

📄 プリント1・2ページ

答え:y が x の関数で、y=ax²(a は0でない定数)と表されるとき、y は x の2乗に比例するといい、a を比例定数といいます。x が2倍、3倍、…になると、y は4倍、9倍、…になります。

ジェットコースターの下り:斜面を下り始めて x 秒間に y m 進むとき、表は次のようになります。増え方が一定でないので、比例や1次関数の式では表せません。

x(秒) 0 1 2 3 4
x² 0 1 4 9 16
y(m) 0 2 8 18 32

y は、いつも x² の2倍なので y=2x² と表せます。6秒後は 2×6²=72(m)です。「4秒で32m だから比例」と考えて 32÷4×6=48(m)とすると、実際とずれます。

xyO−22−4−224y=x²y=−x²
y=x² と y=−x² のグラフ
比例 y=ax 2乗に比例 y=ax²
x が2倍、3倍… y も2倍、3倍… y は4倍、9倍…
一定になるもの yx=a yx²=a(x≠0)

比例定数の読み方:y=−3x² の比例定数は −3、y=x²4 は y=14x² と同じなので比例定数は 14 です。y=4x² のように x² が分母にある式は、y=ax² の形ではありません。x が負の数でも、(−2)²=4 なので、y=2x² は x=−2 でも x=2 でも y=8 です。

まちがえやすい

✕ x が2倍だから y も2倍 → ◯ y は 2²=4倍

✕ (−2)² を −4 とする → ◯ (−2)²=4

✕ y=2x² の x=3 で (2×3)²=36 → ◯ 2×3²=18(2乗するのは x だけ)

基本y=3x² で、x の値が1から4に変わると、y の値は何倍になりますか。

x が4倍なので、y は 4²=16倍です(y は3から48)。

答え:16倍

y=ax² の式の求め方:場面から・1組の x、y から

📄 プリント3ページ

答え:「y は x の2乗に比例する」と言われたら、まず y=ax² と書き、1組の x、y を代入して a を求めます。式は y=□x² の形まで書いて答えます。

場面 式 2乗に比例するか
1辺 x cm の正方形の面積 y cm² y=x² する(比例定数1)
半径 x cm の円の面積 y cm² y=πx² する(比例定数π)
底面が1辺 x cm の正方形、高さ6cm の正四角柱の体積 y cm³ y=6x² する(比例定数6)
縦 x cm、横(x+3)cm の長方形の面積 y cm² y=x²+3x しない

解き方:① y=ax² と書く → ② x、y の値を代入する(負の数は (−4)² のようにかっこをつける)→ ③ a についての方程式を解く → ④ y=□x² の形で答える。

y は x の2乗に比例し、x=−4 のとき y=48 です。

48=a×(−4)² y=ax² に代入
48=16a (−4)²=16
a=3 両辺を16でわる
y=3x² 式で答える

この式で x=5 のときは 3×5²=75 です。反対に y=27 のときは、3x²=27、x²=9 なので、x=3 と x=−3 の2つあります。

まちがえやすい

✕ (−4)² を −16 とする → ◯ (−4)²=16

✕ a=3 で終わる → ◯ 式は y=3x² まで書く

✕ y から x を求めて x=3 だけ答える → ◯ x=3 と x=−3 の両方

標準y は x の2乗に比例し、x=3 のとき y=−18 です。y を x の式で表し、x=−2 のときの y の値を求めなさい。
−18=a×3² y=ax² に代入
−18=9a 3²=9
a=−2 両辺を9でわる
y=−2x² 式
−2×(−2)² x=−2 を代入
=−2×4 (−2)²=4
=−8 y の値

y=x² のグラフ:なめらかな曲線

📄 プリント4ページ

答え:y=x² のグラフは、原点を通り、y軸について対称ななめらかな曲線です。x² は0以上なので、x軸より下には出ません。

xyO−22123456789
1ごとの点
xyO−22123456789
0.5ごとの点
xyO−22123456789y=x²
さらに細かくすると曲線に
x −3 −2 −1 0 1 2 3
y 9 4 1 0 1 4 9

y=x² のグラフの特徴:①原点を通る(原点の近くは平らに近く、とがっていない)②y軸について対称(x と −x で y が同じ)③x軸より下には出ない ④x<0 では右へ行くほど下がり、x>0 では右へ行くほど上がる。

まちがえやすい

✕ 点と点を直線で結んで折れ線にする → ◯ なめらかな曲線で結ぶ

✕ 原点をとがらせて V の字にする → ◯ 原点のまわりもなめらかにつなぐ

基本y=x² のグラフについて、正しいものを選びなさい。ア 原点を通る直線 イ x軸について対称 ウ y軸について対称

答え:ウ

a とグラフの形:放物線の開き方

📄 プリント5ページ

答え:y=ax² のグラフを放物線といいます。a>0 なら上に開き、a<0 なら下に開きます。a の絶対値が大きいほど、開き方は小さくなります。y=ax² と y=−ax² のグラフは、x軸について対称です。

12x² のグラフ。②は①を縦に2倍にのばした形で開き方が小さく、③は半分にちぢめた形で開き方が大きい” font-family=”inherit” fill-rule=”nonzero” width=”164″ height=”179″ viewBox=”0 -1 164 179″ font-family=”Yu Gothic, Meiryo, sans-serif”>xyO−4−224123456789①②③
① y=x² ② y=2x² ③ y=12x²
xyO−22−5−4−3−212345アイ
ア y=2x² と イ y=−2x² は x軸について対称

同じ x の値で、y=2x² の y は y=x² の2倍、y=12x² の y は半分、y=−2x² の y は符号が反対です。x=2 のとき、y=x² は4、y=2x² は8、y=12x² は2 です。

放物線のことば:放物線は線対称な図形で、対称の軸を軸、軸と放物線の交わる点を頂点といいます。y=ax² のグラフの軸は y軸、頂点は原点です。

開き方のくらべ方:y=12x²、y=3x²、y=−2x²、y=−14x² の a の絶対値は 12、3、2、14 なので、開き方が小さい順(絶対値が大きい順)に y=3x²、y=−2x²、y=12x²、y=−14x² です。

まちがえやすい

✕ a が小さいほど開き方が大きい → ◯ 開き方は a の絶対値でくらべる(y=−3x² は y=−x² より開き方が小さい)

✕ y=−2x² を上に開くとする → ◯ 下に開く

標準次の関数のうち、グラフが下に開き、開き方がいちばん小さいものを選びなさい。ア y=4x² イ y=−x² ウ y=−5x² エ y=−13x²

下に開くのは a<0 のイ・ウ・エ。そのうち a の絶対値がいちばん大きいのは −5 です。

答え:ウ

放物線のかき方と、グラフから式を求める方法

📄 プリント6ページ

答え:放物線は、x=0、±1、±2、… の表をつくって点をとり、頂点もなめらかに曲線で結び、はしは開いたまま座標平面のはしまでかきます。グラフから式を求めるときは、x座標・y座標がどちらも整数の点を読んで y=ax² に代入します。

y=12x² は、y が整数になる x=−4、−2、0、2、4 を代入します(a が分数なら、y が整数になる x を選ぶ)。

x −4 −2 0 2 4
y 8 2 0 2 8
12x² のグラフ” font-family=”inherit” fill-rule=”nonzero” width=”167″ height=”179″ viewBox=”0 -1 167 179″ font-family=”Yu Gothic, Meiryo, sans-serif”>xyO−4−224123456789y=12x²
y=12x² のグラフ
xyO−4−224−8−7−6−5−4−3−21y=−12x²A(2, −2)
点 A(2, −2) を通る放物線

右のグラフは点 A(2, −2) を通るので、y=ax² に代入します。

−2=a×2² A(2, −2) を代入
−2=4a 2²=4
a=−12 両辺を4でわる
y=−12x² 式

まちがえやすい

✕ はしをすぼめて、閉じた形にする → ◯ はしは開いたまま、座標平面のはしまで

✕ y=12x² で y=8 の点を x=4 だけ答える → ◯ x=4 と x=−4 の両方

基本放物線 y=ax² が点 (−3, 18) を通るとき、a の値を求めなさい。
18=a×(−3)² (−3, 18) を代入
18=9a (−3)²=9
a=2 両辺を9でわる

変化の割合:y=ax² では区間で変わる

📄 プリント7ページ

答え:変化の割合=yの増加量xの増加量 です。1次関数とちがい、y=ax² の変化の割合は一定ではなく、区間によって変わります。

値の増え方・減り方:y=x²(a>0)は、x<0 では x が増えると y は減り、x>0 では x が増えると y も増えます。y=−x²(a<0)はその反対です。

x 1 3 5
y=2x 2 6 10
y=2x² 2 18 50

x が1から3、3から5 のとき、y=2x はどちらも変化の割合が2(一定)ですが、y=2x² は次のように区間で変わります。

18−23−1 x が1から3(後−前を上下とも同じ順で)
=162
=8 変化の割合
50−185−3 x が3から5
=322
=16 変化の割合

まちがえやすい

✕ y=2x² の変化の割合を 2(a)とする → ◯ 区間ごとに計算する

✕ x は「後−前」なのに y は「前−後」 → ◯ 上下とも同じ順

標準関数 y=−x² で、x の値が −4 から −1 まで増加するときの変化の割合を求めなさい。

x=−4 のとき y=−16、x=−1 のとき y=−1 です。

−1−(−16)−1−(−4) yの増加量xの増加量
=153
=5 変化の割合

変化の割合=2点を通る直線の傾き、平均の速さ

📄 プリント8ページ

答え:y=ax² の、x が p から q まで増加するときの変化の割合は、グラフ上の2点を通る直線の傾きと同じです。時間を x、距離を y とすると、変化の割合は平均の速さになります。

xyO−22412345678910y=x²A(1, 1)B(3, 9)
A(1, 1)、B(3, 9) を通る直線の傾きは4
xyO−22412345678910y=x²C(−2, 4)D(1, 1)
C(−2, 4)、D(1, 1) を通る直線の傾きは −1

y=x² で x が1から3まで増加するときの変化の割合は 9−13−1=4 で、直線 AB の傾きも4です。x が −2 から 1 までなら 1−41−(−2)=−1 で、直線 CD の傾きも −1 です。直線 CD の式は、傾きが −1 なので y=−x+b とおき、D(1, 1) を代入して 1=−1+b、b=2 より y=−x+2 です。

平均の速さ:平均の速さ=進んだ距離かかった時間 です。ジェットコースターの下り(y=2x²)で、1秒後から3秒後までの平均の速さを求めます。

2×3²−2×1²3−1 進んだ距離÷かかった時間
=162 18−2=16(m)
=8 秒速8m

2秒後から4秒後までは 32−84−2=12 で秒速12m。あとの区間ほど平均の速さが大きいので、だんだん速くなっています。

まちがえやすい

✕ 1秒後から3秒後の平均の速さを「3秒後の距離を3でわる」とする → ◯ 進んだ距離(18−2)を、かかった時間(3−1)でわる

標準ボールが斜面を転がり始めてから x 秒間に転がる距離を y m とすると、y=3x² の関係があります。2秒後から5秒後までの平均の速さを求めなさい。
3×5²−3×2²5−2 進んだ距離÷かかった時間
=633 75−12=63(m)
=21 秒速21m

y の変域の求め方:x の変域に0が入るか

📄 プリント9ページ

答え:グラフを簡単にかき、x の変域のはしの y を計算します。x の変域に0が入るときは、頂点の y=0 も入れます。いちばん小さい y といちばん大きい y を不等号で書きます。

xyO−22412345678910y=x²
x の変域のはしに縦の線をひいて読む

解き方:① グラフを簡単にかき、x の変域のはしに縦の線をひく → ② はしの x での y を計算する → ③ x の変域に0が入るなら、y=0 も入れる → ④ 小さい y ≦ y ≦ 大きい y と書く(< のはしは < のまま)。

関数と x の変域 はしの y y の変域
y=x²、1≦x≦3 1 と 9 1≦y≦9
y=x²、−2≦x≦3 4 と 9(0が入る) 0≦y≦9
y=−2x²、−2≦x≦1 −8 と −2(0が入る) −8≦y≦0
y=2x²、−1≦x<3 2 と 18(0が入る) 0≦y<18

まちがえやすい

✕ −2≦x≦3 で両はしを代入しただけの 4≦y≦9 → ◯ 0をふくむので頂点も入れて 0≦y≦9

✕ −1≦x<3 で 0≦y≦18(< を ≦ にする) → ◯ 0≦y<18

✕ 0≦y≦−8 → ◯ 小さいほうを左に −8≦y≦0

標準関数 y=12x² で、x の変域が −4≦x≦2 のときの y の変域を求めなさい。

x=−4 のとき y=12×16=8、x=2 のとき y=12×4=2。x の変域に0が入るので、いちばん小さい y は0です。

答え:0≦y≦8

比例定数 a の求め方:変域・変化の割合・座標から

📄 プリント10ページ

答え:y の変域から求めるときは、a の正負(上に開くか下に開くか)を先に決めます。y の変域の最大が0なら下に開く(a<0)、最小が0なら上に開く(a>0)です。変化の割合や点の座標から求めるときは、a をふくむ式をつくって方程式を解きます。

xyO−2242468ア
ア a>0(y は0以上)
xyO−224−8−6−4イ
イ a<0(y は0以下)

① y の変域から:y=ax² で、x の変域が −2≦x≦4 のとき、y の変域が −8≦y≦0 です。y のいちばん大きい値が0なので下に開き(a<0)、原点から遠い x=4 のとき y=−8 になります。

−8=a×4² x=4 のとき y=−8
−8=16a 4²=16
a=−12 a<0 に合う

② 変化の割合から:y=ax² で、x が1から3まで増加するときの変化の割合が8のとき、y は a から 9a に増えるので、9a−a3−1=4a=8、a=2 です。

③ 点の座標を a で表す:y=ax² 上で x座標が2の点は (2, a×2²)=(2, 4a) です。この点と y軸について対称な点は (−2, 4a) です。

まちがえやすい

✕ y の最大が0なのに、a>0 として代入する → ◯ 最大が0なら下に開く(a<0)

発展y=ax²(a>0)のグラフ上に、x座標が3の点 P をとり、P と y軸について対称な点を Q とします。原点を O とする △OPQ の面積が27のとき、a の値を求めなさい。

P(3, 9a)、Q(−3, 9a) なので、底辺 PQ=3−(−3)=6、高さは P、Q の y座標の 9a です。

12×6×9a=27 三角形の面積の式
27a=27 左辺を計算
a=1 a>0 に合う

y=ax² とみなす:ブレーキの跡から速さを求める

📄 プリント11ページ

答え:2つの数量の関係を表にして、yx² がほぼ一定なら y=ax² とみなして式をつくり、まだ分からない量を求めます。速さが2倍になると、止まるまでの距離は4倍になります。

速さ x(km/h) 40 60 80
距離 y(m) 8 18 32
yx² 81600=1200 183600=1200 326400=1200

yx² が一定なので、y=1200x² とみなします。ブレーキの跡が50m なら、y=50 を代入します。

50=1200x² y=50 を代入
x²=10000 両辺に200をかける
x=100 速さは正の数なので100だけ

まちがえやすい

✕ 速さが2倍なので、距離も2倍とする → ◯ 距離は 2²=4倍

✕ x=±100 と答える → ◯ 速さは正の数なので x=100 だけ

標準上の表で、速さが時速120km のとき、ブレーキの跡は何m になると考えられますか。
1200×120² y=1200x² に x=120 を代入
=14400200
=72 72m

いつ追いつく? 2つのグラフの交点を読む

📄 プリント12ページ

答え:2つの位置のちがいは、グラフの縦(y座標)の差です。追いつくのは、2つの位置が等しくなるとき、つまり2つのグラフが交わるときです。

14x²(放物線)と、同時に駅の前を通った自転車 y=5x(直線)のグラフ。2つは P(20, 100) で交わる” font-family=”inherit” fill-rule=”nonzero” width=”291.1″ height=”165″ viewBox=”0 -1 291.1 165″ font-family=”Yu Gothic, Meiryo, sans-serif”>x(秒)y(m)O481216202428255075100125150175200225y=14x²y=5xP(20, 100)
電車 y=14x² と自転車 y=5x(x は秒、y は m)

10秒後:電車は 14×10²=25(m)、自転車は 5×10=50(m)で、自転車が 50−25=25(m)前にいます。

追いつくとき:2つの式の y を=で結びます。

14x²=5x 2つの位置が等しい
x²−20x=0 両辺に4をかけて移項
x(x−20)=0 因数分解
x=0、20 x=0 は出発のとき
x=20 20秒後。駅から 5×20=100(m)

20秒後からは電車のグラフが上になり、電車が前に出ます(24秒後は電車144m、自転車120m)。

まちがえやすい

✕ 交点の方程式の解 x=0 を答える → ◯ x=0 は出発のとき。追いつくのは x=20

✕「何m はなれているか」を x座標の差で読む → ◯ 何m は縦(y座標)の差

標準上の電車と自転車で、出発してから8秒後、どちらが何m 前にいますか。

電車は 14×8²=16(m)、自転車は 5×8=40(m)です。

答え:自転車が24m 前

放物線と直線の交点と、2点を通る直線の式

📄 プリント13ページ

答え:放物線と直線の交点は、2つの式の y を=で結んだ2次方程式を解いて x座標を求め、式に代入して y座標も求めます。放物線上の2点を通る直線の傾きは、その2点の変化の割合です。

xyO−33510①②AB
① y=x² と ② y=−2x+3 の交点 A、B
x²=−2x+3 y を=で結ぶ
x²+2x−3=0 移項
(x+3)(x−1)=0 因数分解
x=−3、1 交点の x座標

y座標は (−3)²=9、1²=1 なので、交点は A(−3, 9) と B(1, 1) です。

12x² のグラフ上の2点 A(−2, 2)、B(4, 8) と、2点を通る直線” font-family=”inherit” fill-rule=”nonzero” width=”186.8″ height=”193″ viewBox=”-8.8 -1 186.8 193″ font-family=”Yu Gothic, Meiryo, sans-serif”>xyO−224612345678910y=12x²A(−2, 2)B(4, 8)
y=12x² 上の2点 A(−2, 2)、B(4, 8) を通る直線

2点を通る直線の式:y=12x² 上で、x座標が −2 と 4 の点は A(−2, 2)、B(4, 8) です。傾きは 8−24−(−2)=1 なので y=x+b とおき、A を代入して 2=−2+b、b=4。直線 AB は y=x+4 で、切片4が y軸との交点の y座標です。

まちがえやすい

✕ 交点の y座標を求め忘れる → ◯ x座標が出たら、式に代入して y座標も求める

✕ 直線の傾きを放物線の a(12)とまちがえる → ◯ 傾きは2点の変化の割合

標準放物線 y=ax² と直線 y=2x+3 が、x座標が3の点で交わっています。a の値を求めなさい。

交点は直線上にもあるので、y=2×3+3=9 より、交点は (3, 9) です。

9=a×3² (3, 9) を y=ax² に代入
9=9a 3²=9
a=1

放物線と三角形の面積:y軸で2つに分ける

📄 プリント14ページ

答え:原点 O と放物線上の2点 A、B でできる △OAB は、直線 AB と y軸の交点 C で△OAC と △OBC に分けます。底辺は OC、高さは A、B から y軸までの長さ(x座標の絶対値)です。

12x² 上の A(−2, 2)、B(4, 8) と原点 O でできる △OAB を、直線 AB と y軸の交点 C で2つに分けた図” font-family=”inherit” fill-rule=”nonzero” width=”178″ height=”193″ viewBox=”0 -1 178 193″ font-family=”Yu Gothic, Meiryo, sans-serif”>xyO−224612345678910y=12x²ABC
△OAB を y軸で △OAC と △OBC に分ける

A(−2, 2)、B(4, 8)、直線 AB と y軸の交点 C(0, 4) のとき、OC=4、A までの高さ2、B までの高さ4 です。

12×4×2+12×4×4 △OAC+△OBC
=4+8
=12 △OAB の面積

辺が y軸に平行なとき:2点の x座標が等しいときは、底辺はその2点の y座標の差、高さは残りの頂点からその辺までの横の長さです。P(4, 11)、Q(4, 2) と原点 O の △OPQ は、底辺 PQ=11−2=9、高さ4 で、面積は 12×9×4=18 です。

点の座標を文字で表す:放物線上の動く点は、x座標を t として (t, at²) と表し、面積の条件から t の方程式をつくります。解が2つ出たら、問題の条件(t>0 など)で1つにしぼります。

まちがえやすい

✕ 高さに負の x座標 −2 をそのまま使う → ◯ 高さは長さなので 2

✕ 2次方程式の解を両方答える → ◯ t>0 などの条件で1つにしぼる

発展放物線 y=x² 上に、点 A(−2, 4) と点 P(t, t²)(t>0)があります。直線 AP と y軸の交点を C とすると、C の座標は (0, 2t) になります。原点を O とする △OAP の面積が15のとき、t の値を求めなさい。

△OAP を y軸で △OAC と △OPC に分けます。底辺 OC=2t、高さは A までが2、P までが t です。

12×2t×2+12×2t×t=15 △OAC+△OPC
t²+2t−15=0 整理して移項
(t+5)(t−3)=0 因数分解
t=−5、3 t>0 なので3だけ
t=3 P(3, 9)

確かめ:直線 AP の傾きは 9−43−(−2)=1 で y=x+6、C(0, 6)。12×6×2+12×6×3=6+9=15 で合っています。

いろいろな関数:倍々に増える関数・階段の形のグラフ

📄 プリント15ページ

答え:x を決めると y がただ1つに決まれば、y は x の関数です。紙を半分に折る回数と重なる枚数のように倍々に増える関数や、駐車場の料金のようにグラフが階段の形になる関数もあります。

折った回数 x(回) 0 1 2 3 4 5
枚数 y(枚) 1 2 4 8 16 32
(くらべる)x² 0 1 4 9 16 25
xyO1234565101520253035
倍々に増える関数(点だけ)
x(時間)y(円)O1234200400600800
階段の形のグラフ(● はふくむ、○ はふくまない)

倍々に増える関数:x が1増えるごとに y は2倍になります。y=x² とはちがい、x=5 では x² が25なのに、y は32です。6回で64枚、7回で128枚なので、100枚をこえるのは7回折ったときです。

階段の形:駐車場の料金が、0<x≦1 なら200円、1<x≦2 なら400円、2<x≦3 なら600円のとき、ちょうど2時間なら400円、2時間10分なら600円です。反対に、y=400 になる x は 1<x≦2 のどれでもよく、1つに決まりません。

まちがえやすい

✕ 階段のグラフで、ちょうど2時間のときに上の段(600円)を読む → ◯ ●(ふくむ)の段の400円

✕ 段と段を縦の線でつなぐ → ◯ 段はとびとびで、つながない

基本上の駐車場で、駐車時間がちょうど1時間のときと、1時間30分のときの料金を答えなさい。

答え:ちょうど1時間は200円、1時間30分は400円

✅ 一問一答で総チェック(20問)

問題を読んで、答えを頭の中で言ってからタップしましょう。答えが出ます。

  1. y=ax² で表されるとき、y は x の何に比例するという?

    答え:2乗

  2. y=ax² の a を何という?

    答え:比例定数

  3. y=ax² で、x の値が3倍になると、y の値は何倍になる?

    答え:9倍

  4. y=ax² のグラフのような曲線を何という?

    答え:放物線

  5. 放物線と、その対称の軸との交わる点を何という?

    答え:頂点

  6. y=ax² のグラフの頂点はどこ?

    答え:原点

  7. y=ax² のグラフが下に開くのは、a がどんなとき?

    答え:a<0(負の数)

  8. y=ax² のグラフで、開き方が小さくなるのは、a の何が大きいとき?

    答え:絶対値

  9. y=2x² と y=−2x² のグラフは、何について対称?

    答え:x軸

  10. 変化の割合は、yの増加量を何でわったもの?

    答え:xの増加量

  11. y=ax² の変化の割合は、グラフ上の2点を通る直線の何と同じ?

    答え:傾き

  12. 時間を x、距離を y とするとき、変化の割合は何を表す?

    答え:平均の速さ

  13. y=x² で、x の変域が −2≦x≦3 のときの y の変域は?

    答え:0≦y≦9

  14. y=ax² で、y の変域の最大が0のとき、グラフはどちらに開く?

    答え:下に開く(a<0)

  15. y は x の2乗に比例し、x=−4 のとき y=48。y を x の式で表すと?

    答え:y=3x²

  16. y=3x² で、y=27 になる x の値は?

    答え:x=3 と x=−3

  17. 速さが2倍になると、止まるまでの距離(y=ax² とみなす)は何倍?

    答え:4倍

  18. 2つのものが進むグラフで、追いつくのはグラフがどうなるとき?

    答え:2つのグラフが交わるとき

  19. 原点と放物線上の2点でできる三角形の面積は、何で2つに分けて求める?

    答え:y軸

  20. 階段の形のグラフで、その点をふくむことを表す印は、白い丸と黒い丸のどちら?

    答え:黒い丸(●)

まとめ

y=ax² は「y は x の2乗に比例する」関数で、x が2倍、3倍なら y は4倍、9倍になります。グラフは原点を頂点とする放物線で、a>0 なら上に、a<0 なら下に開き、a の絶対値が大きいほど開き方は小さくなります。変化の割合は区間で変わり、2点を通る直線の傾きと同じです。y の変域は x の変域に0が入るかを先に見て、交点は2つの式の y を=で結び、三角形の面積は y軸で2つに分けて求めます。プリントの確認問題で、変域と変化の割合の計算を手を動かして練習してみてください。

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▶ 関数 y=ax² 授業用プリント(全22ページ)

説明 1〜15ページ/確認問題 16〜19ページ/答えと解説 20〜22ページ

保護者の方へ:この単元は、負の数をふくむ2乗の計算と、表・式・グラフを行き来する力が土台です。「正方形の1辺を2倍にしたら、面積は何倍?」のように身近な形で一緒に確かめると、「2倍なら4倍」の感覚がつかみやすくなります。
数学
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