【中3社会・公民】国際社会と私たちの課題の要点まとめ|常任理事国と非常任理事国の拒否権の違い

⏱ 30秒でわかる この単元の要点

  • 国家と国際法:国家は国民・領域・主権からなる。領域は領土・領海(海岸線から12海里)・領空で、その外側の200海里までが排他的経済水域(船は通れるが、資源をとれるのは沿岸の国)。国際法は国際慣習法と条約の2種類。日本の北方領土・竹島は不法に占拠され、尖閣諸島は日本が有効に支配している
  • 経済格差:先進国と途上国の差が南北問題、途上国の間の差が南南問題。格差は植民地の歴史やモノカルチャー経済などから生まれ、食料やお金を送るだけでなく自立につながる援助が求められる
  • 国際連合の安全保障理事会:15か国=常任理事国5か国(アメリカ・イギリス・フランス・ロシア・中国)と非常任理事国10か国(任期2年)。拒否権をもつのは常任理事国だけで、1か国でも反対すると決められない。重要な問題は9か国以上の賛成が必要で、棄権は反対ではない。総会は1国1票の多数決
  • 地域主義と貿易:EU(1993年)・ASEAN(1967年)・USMCA(2020年)・APEC(1989年)。関税は輸入品にかける税。FTAは関税をなくしたり減らしたりし、EPAは投資や人の移動なども広くふくむ
  • 後半の地球規模の問題:貧困にはフェアトレードとマイクロクレジット、難民はUNHCRが保護、温暖化は京都議定書(先進国に義務)とパリ協定(すべての参加国)、核兵器は非核三原則、日本の協力はODA・NGO・人間の安全保障。めざすのは2030年までのSDGs(17の目標)

つまずき注意:拒否権をもつのは安全保障理事会の常任理事国だけ(非常任理事国と総会にはない)。排他的経済水域は領域ではなく船は通れる。京都議定書で義務を負ったのは先進国、パリ協定はすべての参加国。

中3社会(公民)の「国際社会と私たちの課題」で、国際連合の常任理事国と非常任理事国の拒否権のちがい、南北問題、貧困・難民・地球環境、SDGsまでを、表と例題で1つずつ確かめるページです。前半(国際社会の仕組み)では、国家と国際法、日本の領土、経済格差、国際連合、地域主義と貿易を、後半(さまざまな国際問題)では、貧困・難民・地球環境・エネルギー・核兵器、日本の国際協力、文化の多様性、SDGsを整理します。どの見出しも「答え → 表 → 理由 → 例題」の順に書いています。紙に書いて練習したい人は、下の無料プリントを使ってください。

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▶ ① 国際社会の仕組み 授業用プリント(全18ページ)

説明 1〜12ページ/確認問題 13〜15ページ/覚えることの一覧 16ページ/答えと解説 17・18ページ

▶ ② さまざまな国際問題 授業用プリント(全22ページ)

説明 1〜16ページ/確認問題 17〜19ページ/覚えることの一覧 20ページ/答えと解説 21・22ページ。この記事の見出しごとに、対応するプリントとページを書いています。

国際社会のしくみ:前半の全体像

📄 プリント①(国際社会の仕組み)1ページ

答え:世界には190余りの国があり、どの国も自分のことを自分で決めています。前半では、国家と国際法・日本の領土、経済格差、国際連合、地域主義と経済の結び付きの4つを順に学びます。

学ぶこと 問い
① 国家と国際法・日本の領土 国家は何でできている? 国と国の間にはどんな決まりがある? 日本の領土をめぐって何が起きている?
② 経済格差 豊かな国とそうでない国の差は、どうなっている? なぜ生まれ、どんな援助が求められている?
③ 国際連合 国際連合は、どんなしくみで平和を守る? どんな活動をし、どんな課題がある?
④ 地域主義と経済の結び付き 近くの国どうしは、なぜまとまる? 貿易の決まりは? まとまる良い点と課題は?

全体の図のとらえ方:国際社会は、A国・B国・C国のような国が、国際法で結ばれてできています。その外側で、世界全体をまとめるのが国際連合、近くの国どうしがまとまるのがEU・ASEANなどの地域のまとまりです。国のあいだには、先進国と途上国の経済格差もあります。

まちがえやすい

✕ 国際連合は、EUやASEANと同じ「地域のまとまり」の一つ → ◯ 国際連合は世界全体の組織。EUやASEANは近くの国どうしの地域のまとまり

基本次のア〜ウのうち、世界全体の国が加わる組織はどれですか。ア ASEAN イ 国際連合 ウ EU

全体の図で、国際連合は「世界全体」、EU・ASEANは「地域のまとまり」に書かれています。

答え:イ

国家とは何? 国の範囲はどこまで?

📄 プリント①(国際社会の仕組み)2ページ

答え:国家は国民・領域・主権の三つの要素でできています。領域は領土・領海・領空からなり、領海の外側の、海岸線から200海里までの海が排他的経済水域です。どの国の領海でも排他的経済水域でもない海は公海です。

要素 何か 日本の例
国民 国を支える人々 日本国民
領域 主権がおよぶ範囲 日本の領土など
主権 自国のことを自分で決める権利 日本の政治は日本が決める

主権:ほかの国に支配されたり口を出されたりせず、自分の国の政治や外交を自分で決める権利です。主権をもつ国を主権国家といいます。国際社会は主権国家が集まってできています。国の大きさや人口、豊かさにかかわらず、たがいに対等です(主権平等)。ほかの国の国内の政治に口を出さないことも決まりです(内政不干渉の原則)。国旗と国歌は国のしるしで、たがいに尊重するのが国際的な礼儀です。日本は1999年に、日章旗(日の丸)を国旗、君が代を国歌と法律で定めました。

領空領土領海排他的経済水域公海200海里(約370km)12海里(約22km)(長さの割合は正しくない)
領域(領土・領海・領空)と、排他的経済水域・公海
名前 範囲 ほかの国の船は?
領土 陸地 ―
領海 海岸線から12海里(約22km)までの海 ―
領空 領土と領海の上の空(宇宙はふくまない) ―
排他的経済水域 領海の外側で、海岸線から200海里(約370km)までの海 通れる(飛行機も上を飛べる)。水産資源や鉱産資源をとって利用できるのは沿岸の国
公海 どの国の領海でも排他的経済水域でもない海 どの国の船も、自由に通ったり漁をしたりできる(公海自由の原則)

理由(排他的経済水域と公海のちがい):排他的経済水域は領域ではありませんが、沿岸の国が水産資源や鉱産資源をとって利用できます。そのため、ほかの国の漁船が、沿岸の国の許可なく漁をすることは認められません。一方、公海は、どの国の船も自由に漁ができます。

まちがえやすい

✕ 排他的経済水域は、その国の領域なので、ほかの国の船は通れない → ◯ 領域ではなく、船は通れる。資源をとって利用できるのは沿岸の国

基本次のア〜ウは、領土・領海・領空のどれにあたりますか。ア 海岸線から10海里の海 イ 海岸にある島の陸地 ウ 領土と領海の上の空

領海は海岸線から12海里までの海です。

答え:ア 領海、イ 領土、ウ 領空

標準次の(1)(2)は、認められますか。ア 認められる イ 認められない の記号で答えなさい。(1)P国の漁船が、Q国の海岸から250海里の海で、Q国の許可なく漁をする (2)P国の貨物船が、Q国の海岸から80海里の海を通る

海岸線から何海里の海かで、領海(12海里まで)・排他的経済水域(200海里まで)・公海に分けます。(1)は200海里より外なので公海、(2)は12海里より外で200海里より内なので排他的経済水域です。

答え:(1)ア (2)ア

理由日本の漁船が、公海では自由に漁ができるのに、ほかの国の排他的経済水域では許可なく漁ができないのは、なぜですか。

公海と排他的経済水域で、だれが資源を利用できるかを比べます。

答え:(例)公海は、どの国の船も自由に漁ができる海だが、排他的経済水域では、水産資源をとって利用できるのは沿岸の国だから。

国と国の決まり:国際法はなぜ大切?

📄 プリント①(国際社会の仕組み)3ページ

答え:国と国との間で守る決まりを国際法といい、国際慣習法と条約の2つの種類があります。国の上に立つ世界の政府は無いので、国どうしが国際法を守り、話し合って協力すること(国際協調)で、争いを防ぎます。

種類 何か 例
国際慣習法 長い間のならわしが、国と国の決まりとして認められた物 公海自由の原則・内政不干渉の原則
条約 国と国が文書で結ぶ約束。2つの国で結ぶ物も、多くの国で結ぶ物もある 国連海洋法条約(領海・排他的経済水域などを定めた)
国の中 国際社会
決まりをつくる 国会が法律をつくる 条約を結ぶ国どうしがつくる。ならわしが決まりになる
守らせる・裁く 政府が仕事を行い、裁判所が裁く 国の上に立つ世界の政府は無い

日本の条約:日本では、条約は内閣が結び、国会が承認します。

国際司法裁判所:国際連合の機関の一つで、オランダのハーグにあります。国と国の争いを、国際法にもとづいて裁きます。争っている国の両方が同意しないと、裁判は始まりません。個人を裁く裁判所ではありません。

まちがえやすい

✕ 国際社会には、国の上に立つ世界の政府があり、決まりを守らない国を罰する → ◯ 世界の政府は無いので、国どうしが国際法を守り、協力することが大切

基本次のア・イは、条約と国際慣習法のどちらですか。ア R国とS国が、たがいの国民が旅行するときの手続きを文書で決めた イ どの国も、ほかの国の国内の政治に口を出さないことが、長い間のならわしとして認められている

文書で結ぶ約束か、ならわしが決まりになった物かで分けます。

答え:ア 条約、イ 国際慣習法

標準国際司法裁判所について、正しい物を1つ選びなさい。ア 個人の犯罪を裁く イ オランダのハーグにあり、国と国の争いを国際法にもとづいて裁く ウ 争っている国の一方が求めれば、もう一方が同意しなくても裁判が始まる

国際司法裁判所は、国際連合の機関の一つです。

答え:イ

理由T国とU国が、国境の川の水の使い方で争いました。国の中の争いは裁判所が裁きますが、国と国の争いでは、争いを裁くしくみがどうちがいますか。「世界の政府」「同意」の語を使って答えなさい。

表の「守らせる・裁く」の行と、国際司法裁判所の説明を組み合わせます。

答え:(例)国の上に立つ世界の政府は無く、国際司法裁判所で裁くには、争っている両方の国の同意が要る。

日本の領土:広い排他的経済水域と、北方領土・竹島・尖閣諸島

📄 プリント①(国際社会の仕組み)4・5ページ

答え:日本は島国で、はなれた島が多いので、領海と排他的経済水域をあわせた広さは国土の面積の10倍以上あります。北方領土と竹島は、ロシアと韓国が不法に占拠していて、尖閣諸島は日本が有効に支配しています。領土の問題は、国際法にもとづき、平和的な解決をめざします。

北端 択捉島(北海道)南端 沖ノ鳥島(東京都)東端 南鳥島(東京都)西端 与那国島(沖縄県)竹島尖閣諸島北方領土領海と排他的経済水域排他的経済水域はおよその範囲(となりの国との境が決まっていない所をふくむ)出典:地図:Natural Earth
日本の東西南北の端の島と、領海・排他的経済水域のおよその範囲

沖ノ鳥島:満潮のとき、海の上に出る所がわずかです。波でけずられて島がなくなると、まわりの広い排他的経済水域を失うおそれがあるので、国が1987年から護岸(ごがん)工事を行いました。

竹島(島根県)北方領土(北海道)尖閣諸島(沖縄県)中国韓国北海道歯舞群島根室半島納沙布岬択捉島国後島色丹島知床半島出典:地図:Natural Earth
北方領土・竹島・尖閣諸島の位置
場所 都道府県 主張している国 今の状態
北方領土 北海道 ロシア ロシアが不法に占拠
竹島 島根県 韓国 韓国が不法に占拠
尖閣諸島 沖縄県 中国など 日本が有効に支配

北方領土:歯舞群島(はぼまいぐんとう)・色丹島(しこたんとう)・国後島(くなしりとう)・択捉島(えとろふとう)で、日本固有の領土です。1945年、第二次世界大戦の終わりにソ連が占領しました。1956年の日ソ共同宣言で国交が回復し、平和条約を結んだ後に、歯舞群島と色丹島を日本に引き渡すとしました。平和条約はまだ結ばれておらず、今もロシアが不法に占拠しています。日本は返還を求めて話し合いを続け、元島民(島に住んでいた日本人)が墓参りなどで島を訪ねる取り組みも行われてきました。

竹島(島根県隠岐の島町):1905年に、日本固有の領土の竹島を島根県に編入しました。1952年から韓国が自国の領土だと主張し、警備隊を置くなどして不法に占拠しています。日本は、国際司法裁判所で解決することを何度も提案してきましたが、韓国が応じていません(両方が同意しないと裁判は始まりません)。

尖閣諸島(沖縄県石垣市):1895年に、日本固有の領土の尖閣諸島(せんかくしょとう)を沖縄県に編入しました。日本が実際に治めています(有効に支配)。1970年代に、近くの海底に石油などの資源がある可能性が指摘された後、中国などが自分の領土だと主張し始めました。日本政府の立場は「解決しなければならない領有権の問題は存在しない」です。中国の船が日本の領海に入ることがあり、海上保安庁が警備しています。

解決の考え方:武力で国境を変えてはなりません。国際法にもとづき、話し合い(外交)や国際司法裁判所などで、平和的に解決をめざします。いつ、どの国が、どのように治めてきたかという歴史の事実を、資料にもとづいて知ることが大切です。

まちがえやすい

✕ 北方領土は、日ソ共同宣言で4つの島とも日本に返された → ◯ 平和条約はまだ結ばれておらず、4つの島とも今もロシアが不法に占拠している

✕ 尖閣諸島は、竹島と同じく、ほかの国に占拠されている → ◯ 尖閣諸島は、日本が有効に支配している

標準次のア〜エを、年代の古い順に並べなさい。ア 竹島を島根県に編入した イ 尖閣諸島を沖縄県に編入した ウ ソ連が北方領土を占領した エ 日ソ共同宣言で国交が回復した

年は、イ=1895年、ア=1905年、ウ=1945年、エ=1956年です。

答え:イ → ア → ウ → エ

標準次の(1)(2)は、北方領土・竹島・尖閣諸島のどれですか。(1)日本が実際に治めている (2)国際司法裁判所で解決することを日本が何度も提案してきたが、相手の国が応じていない

3つの場所をくらべた表の「今の状態」と、竹島の説明を見ます。

答え:(1)尖閣諸島 (2)竹島

理由日本の領海と排他的経済水域をあわせた広さが、国土の面積の10倍以上になるのは、なぜですか。「島国」「はなれた島」の語を使って答えなさい。

日本の領域の特色を思い出します。

答え:(例)日本は島国で、はなれた島が多いから。

経済格差:南北問題・南南問題と、自立につながる援助

📄 プリント①(国際社会の仕組み)6・7ページ

答え:先進国と発展途上国(途上国)の間の経済格差を南北問題、途上国の間の経済格差を南南問題といいます。格差は、植民地だった歴史やモノカルチャー経済などから生まれ、食料やお金を一時的に送るだけでなく、自立につながる援助が求められています。

言葉 意味
先進国 経済が発展し、工業化が進んだ国(日本・アメリカ・ヨーロッパの国々など)
発展途上国(途上国) 経済の発展が遅れている国(アジア・アフリカ・中南アメリカに多い)
南北問題 先進国と途上国の間の経済格差の問題。先進国の多くが北の方に、途上国の多くがその南にあることから、こうよばれる
新興国 途上国の中で、工業化が進み、急速に経済成長している国。BRICS(ブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカ共和国)が代表的
南南問題 途上国の間で、経済成長を続ける国や資源のある国と、発展が遅れたままの国との経済格差が広がっている問題

新興国の台頭:世界の生産や貿易の中で新興国の割合が大きくなり、国際社会での発言力が強まりました(台頭〔たいとう〕)。そのため、日本・アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・イタリア・カナダのG7(主要国首脳会議。サミット)のほかに、新興国などを加えたG20でも、世界の経済について話し合います。BRICSの名前は、5つの国の英語の名前の頭文字からで、2024年からほかの国も加わりました。

格差が生まれるわけ(4つ):①かつて、ヨーロッパの国々などの植民地だった国が多く、独立した後も、特定の農産物や鉱産資源を輸出する経済が残った。②モノカルチャー経済では、その物の価格が下がったり不作になったりすると、収入が大きく減る。③政治が不安定だったり、紛争が起きたりする。④学校・病院・道路・電気など、生活や産業を支える物が足りない。モノカルチャー経済は、国の輸出を、特定の農産物や鉱産資源にたよる経済です。

国(架空) 輸出額のうち、カカオ豆の割合 カカオ豆の価格が半分になると
D国 6割 輸出額の3割が失われる(6割×12)

求められる援助(持続可能性):食料やお金を一時的に送るだけでは、援助が止まると、また困ります。自分たちで産業を育て、収入を得られるようにする援助が大切です。援助を受ける国の人々の考えを聞き、その国に合った形にすることも欠かせません。

一時的な援助 自立につながる援助
中身 食料やお金を送る 農業や工業の技術を教える/学校を建てて教育を広げる/道路や発電所をつくる
その後 援助が止まると、また困る 自分たちで収入を得られるようになる

合言葉は「配るより、育てる援助」です。

まちがえやすい

✕ 途上国は、どの国も同じように貧しい → ◯ 途上国の中でも、急速に成長した新興国と、発展が遅れたままの国があり、差が広がっている(南南問題)

基本次の(1)(2)の差は、南北問題と南南問題のどちらですか。(1)日本と、発展が遅れたままの国の差 (2)急速に成長した新興国と、発展が遅れたままの国の差

先進国と途上国の差か、途上国の間の差かで分けます。

答え:(1)南北問題 (2)南南問題

標準架空のY国(新興国)の1人あたりの所得は、20年前が2千ドル、今が8千ドルです。架空のZ国(途上国)は、20年前が500ドル、今が550ドルです。(1)Y国の所得は、20年前の何倍になりましたか。(2)Y国とZ国の差が広がっていることは、何問題ですか。

(1)8,000 ÷ 2,000 = 4 です。(2)Y国(新興国)と、発展が遅れたままのZ国の差は、途上国の間の差です。20年前は2,000 − 500 = 1,500ドル、今は8,000 − 550 = 7,450ドルで、差が広がっています。

答え:(1)4倍 (2)南南問題

標準E国は、輸出額の5割がコーヒー豆です。コーヒー豆の価格が4割下がり、ほかの輸出品の額は変わらないとき、輸出額の何割が失われますか。

失われる割合は、5割 × 4割 です。5 ÷ 10 × 4 ÷ 10 = 0.2 なので、2割です。

答え:2割

理由食料やお金を一時的に送るだけの援助では不十分で、自立につながる援助が求められているのは、なぜですか。

援助が止まった後のことを考えます。

答え:(例)援助が止まると、また困るから。自分たちで産業を育て、収入を得られるようにする援助が大切だから。

国際連合のしくみと拒否権:常任理事国と非常任理事国のちがい

📄 プリント①(国際社会の仕組み)8ページ

答え:国際連合の安全保障理事会(安保理)は15か国で、常任理事国5か国(アメリカ・イギリス・フランス・ロシア・中国)と非常任理事国10か国(任期2年)です。拒否権をもつのは常任理事国だけで、1か国でも反対すると、決められません。非常任理事国には拒否権がありません。

国際連合の成り立ち:第一次世界大戦の後の国際連盟(1920年)は、大国が加わらず、武力による制裁もできず、戦争を防げませんでした。その反省から、1945年に国際連合憲章にもとづいて国際連合(国連)がつくられました。本部はニューヨークです。目的は、世界の平和と安全を守ること、国と国の友好を深めること、経済や社会などの問題を協力して解決することです。加盟国は193か国(2026年)です。日本は1956年に、日ソ共同宣言でソ連と国交を回復した後に加盟しました。

国際連合のしくみ:すべての加盟国が参加する総会を中心に、安全保障理事会(常任5+非常任10)、経済社会理事会(専門機関と協力)、国際司法裁判所(ハーグ)、事務局(中心は事務総長)があります。経済社会理事会は、経済・社会・文化・教育・保健などの問題を話し合い、専門機関(UNESCO・WHOなど)と協力します。

総会 安全保障理事会(安保理)
入る国 すべての加盟国 15か国=常任理事国5か国と非常任理事国10か国(任期2年。総会で選ぶ)
決め方 1国1票の多数決(重要な問題は3分の2以上の賛成) 重要な問題は9か国以上の賛成が必要
決定の力 勧告(加盟国にすすめる物)。従わせる力は弱い 加盟国は従わなければならない。経済制裁などを決められる

常任理事国と非常任理事国のちがい:拒否権は、安保理で、常任理事国が1か国でも反対すると決められない、という権利です。棄権は反対ではないので、決定はさまたげられません。

常任理事国 非常任理事国
国 5か国(アメリカ・イギリス・フランス・ロシア・中国) 10か国(任期2年。総会で選ぶ)
拒否権 ある ない
反対したとき 1か国でも反対すると、決められない 反対しても、賛成が9か国以上で、常任理事国の反対が無ければ決まる
棄権したとき 反対ではないので、決定はさまたげられない 反対ではないので、決定はさまたげられない

理由(拒否権の大きな影響):安保理の決定には、加盟国が従わなければなりません。その決め方に拒否権があるので、常任理事国の意見が対立すると、何も決められないことがあります(9ページの課題)。

決まるかどうかの見分け方:①賛成が9か国以上か。②反対した国の中に、常任理事国が1か国でもあるか。①が「はい」で、②が「いいえ」のときに決まります。たとえば、15か国のうち12か国が賛成、常任理事国でない2か国が反対、常任理事国1か国が棄権のときは、9か国以上が賛成し、常任理事国の反対が無いので、決まります。

まちがえやすい

✕ 総会でも、常任理事国は拒否権を使って決定を止められる → ◯ 拒否権は安全保障理事会の常任理事国がもつ。総会に拒否権は無く、1国1票の多数決

✕ 非常任理事国が反対すれば、決議を止められる → ◯ 拒否権をもつのは常任理事国だけ。非常任理事国が反対しても、賛成が9か国以上で、常任理事国の反対が無ければ決まる

基本次のア〜エのうち、常任理事国だけに当てはまる物を2つ選びなさい。ア 任期は2年 イ 全部で5か国 ウ 総会で選ばれる エ 拒否権をもつ

常任理事国と非常任理事国を比べた表を見ます。ア・ウは非常任理事国の説明です。

答え:イ・エ

標準安保理(15か国)で、次の(1)〜(3)の投票が行われました。決議案は、決まりますか。決まる・決まらないで答えなさい。(1)賛成10か国、反対3か国(反対は、すべて常任理事国でない国)、棄権2か国 (2)賛成11か国、反対1か国(反対は、常任理事国)、棄権3か国 (3)賛成8か国、反対0か国、棄権7か国

賛成が9か国以上かを見て、次に、反対した国に常任理事国がいるかを見ます。(1)は、10+3+2=15で、賛成が9か国以上、反対に常任理事国がいません。(2)は、11+1+3=15で、賛成は9か国以上ですが、常任理事国が反対しています。(3)は、8+0+7=15で、賛成が9か国に届きません。

答え:(1)決まる (2)決まらない (3)決まらない

理由国際連盟は、第一次世界大戦の後につくられたのに、戦争を防げませんでした。その理由を、「大国」「制裁」の語を使って答えなさい。

国際連合は、この国際連盟の反省からつくられました。

答え:(例)大国が加わらず、武力による制裁もできなかったから。

国際連合の活動:PKO・専門機関・日本の役割と課題

📄 プリント①(国際社会の仕組み)9ページ

答え:国際連合は、平和維持活動(PKO)で平和を守り、UNESCO・WHO・ILO・UNICEFなどの機関で人々の暮らしを支えています。費用は加盟国が出す分担金でまかなわれます。課題は、安保理で意見が対立すること、拒否権が使われて何も決められないことなどで、安保理の改革が話し合われています。

PKO:紛争が終わった地域などで、停戦を見守ったり、選挙を監視したりして、平和を守る国連の活動です。日本は1992年に国際平和協力法(PKO協力法)をつくり、自衛隊などをカンボジアなどへ送りました。

名前 何をする 例
UNESCO(国連教育科学文化機関) 教育・科学・文化を広める 世界遺産の登録
WHO(世界保健機関) 人々の健康を守る 感染症の対策
ILO(国際労働機関) 働く人の条件をよくする 労働の決まりづくり
UNICEF(国連児童基金) 子どもの命と健康を守る 予防接種・栄養

国連の費用と日本の役割:国連の費用は、加盟国が出す分担金でまかなわれ、豊かな国ほど大きな金額を負担します。日本は多く負担している国の一つです。日本は、外交・分担金・PKO・専門機関での活動で役割を果たし、非常任理事国に何度も選ばれてきました。

国際連合の課題と改革:安保理で、常任理事国の意見が対立する。拒否権が使われて、何も決められない。紛争に対応できないことがある。加盟国は1945年より大きく増えたのに、常任理事国は5か国のままです。常任理事国の数を増やすなど、安保理の改革が話し合われています(日本も常任理事国入りをめざしています)。分担金を払わない国があり、お金が足りないことも課題です。

まちがえやすい

✕ PKOは、国連が軍を送り、争っている国を武力でこらしめる活動 → ◯ 停戦や選挙を見守り、平和を守る活動

基本次の(1)(2)にあてはまる国際連合の機関を、UNESCO・WHO・ILO・UNICEFから選びなさい。(1)労働の決まりづくりを進め、働く人の条件をよくする (2)教育・科学・文化を広める

表の「何をする」の列と見くらべます。

答え:(1)ILO (2)UNESCO

標準PKO(平和維持活動)の説明として、正しい物を1つ選びなさい。ア 国連が軍を送り、争っている国を武力でこらしめる イ 紛争が終わった地域などで、停戦を見守ったり、選挙を監視したりする ウ 加盟国から集めたお金で、貧しい国に食料を配る

PKOは、平和を守る国連の活動です。

答え:イ

理由安保理の改革として、常任理事国の数を増やすことが話し合われているのは、なぜですか。「加盟国」「5か国」の語を使って答えなさい。

1945年と今の、加盟国の数と常任理事国の数を比べます。

答え:(例)加盟国は1945年より大きく増えたのに、常任理事国は5か国のままだから。

地域主義と貿易:EU・ASEAN・関税・FTA・EPA

📄 プリント①(国際社会の仕組み)10・11ページ

答え:近くの地域の国々がまとまり、経済や安全保障などで協力を強める動きを地域主義(リージョナリズム)といいます。貿易では、関税をなくしたり減らしたりするFTAや、投資や人の移動なども広くふくめるEPAで、経済の結び付きが強まっています。

EUASEANUSMCA日本EU(ヨーロッパ連合)ASEAN(東南アジア諸国連合)USMCA(アメリカ・メキシコ・カナダ協定)どれにも入っていない国

← 横にずらすと続きが見えます →出典:地図:Natural Earth

EU・ASEAN・USMCAに入っている国。日本は、どれにも入っていない
名前 地域 できた年 特色
EU(ヨーロッパ連合) ヨーロッパ 1993年 1967年のECをもとに発足
ASEAN(東南アジア諸国連合) 東南アジア 1967年 経済や政治で協力する。日本は加盟していないが、結び付きが強い
USMCA(アメリカ・メキシコ・カナダ協定) 北アメリカ 2020年 3か国の貿易の決まり(前のNAFTA〈1994年〉にかわる)
APEC(アジア太平洋経済協力) アジア・太平洋 1989年 アジアと太平洋をかこむ国と地域が、経済の協力を話し合う場

EUの特色:加盟国の間では、関税をなくし、人・物・お金・サービスが国境をこえて自由に移動できます。共通の通貨ユーロを使う国が多い(使っていない国もある)です。EUの議会(ヨーロッパ議会)があり、加盟国全体の決まりをつくります。2020年にイギリスが離脱(りだつ)しました。課題は、西の国と東の国の経済格差です。

関税と自由貿易:関税は、輸入品にかける税で、国内の産業を守るために使われます。自由貿易は、関税などの制限をなくして、自由に貿易することです。世界貿易機関(WTO。1995年)は、世界の自由な貿易の決まりをつくり、貿易の争いを解決します。

関税20%のとき(架空) 外国での値段(1kg) 国内に入る値段
関税がある 牛肉 1,000円 1,000円+関税200円=1,200円
関税がなくなる 牛肉 1,000円 1,000円(買う人には安いが、国内の農家は競争がきびしくなる)
FTA(自由貿易協定) EPA(経済連携協定)
約束する中身 特定の国や地域の間で、関税をなくしたり減らしたりする 関税だけでなく、投資や人の移動、知的財産(ちてきざいさん)なども広くふくめる

日本は2002年にシンガポールと最初のEPAを結びました。TPP(環太平洋経済連携協定)は、日本・オーストラリア・カナダなど、太平洋をかこむ国々のEPAです(2018年に発効)。RCEP(2022年に発効)には、日本・中国・韓国・ASEANの国々などが入っています。

利点と課題:利点は、関税がなくなり貿易が増える、商品が安く買える、企業が外国で仕事をしやすい、地域の平和と安定につながる、です。課題は、安い輸入品が増え、国内の産業(農業など)が打撃を受けることがある、加盟国の間の格差、自分の国のことを自分の国だけで決めにくくなる(イギリスの離脱の理由の一つ)、地域ごとに分かれて、世界全体の自由な貿易が進みにくくなるおそれ、です。考えるときは、全体で得をするか(効率)と、打撃を受ける人への支え(公正)の両方から考えます。

まちがえやすい

✕ EUの国は、どこもユーロを使っている → ◯ ユーロを使っていない国もある

✕ 関税をなくせば、国内のどの産業も得をする → ◯ 安い輸入品が増え、打撃を受ける産業もある

標準ASEAN・APEC・EU・USMCAを、できた年の古い順に並べなさい。

表の年を使います。ASEAN=1967年、APEC=1989年、EU=1993年、USMCA=2020年です。

答え:ASEAN → APEC → EU → USMCA

標準関税が25%のとき、外国での値段が1kgあたり600円の豚肉は、国内に入るとき、1kgあたり何円になりますか。また、関税がなくなると、何円になりますか。

関税は、600 × 0.25 = 150円です。600 + 150 = 750円になります。関税がなくなると、関税の分が無くなります。

答え:関税があるとき750円、関税がなくなると600円

理由2020年にイギリスがEUを離脱した理由の一つとして考えられることを、「自分の国」の語を使って答えなさい。

地域でまとまる課題の一つを、あてはめます。

答え:(例)自分の国のことを、自分の国だけで決めにくくなるから。

前半のまとめ:国際社会は、どんなしくみで平和と豊かさを守ろうとしている?

📄 プリント①(国際社会の仕組み)12ページ

答え:国際社会は、主権をもつ国家がたがいに対等な立場で、国際法を守り、協力することで成り立っています。国際連合は、総会や安全保障理事会を通じて平和と安全を守り、PKOや専門機関で人々の暮らしを支えています。経済では、地域主義やFTA・EPAで結び付きを強める一方、南北問題・南南問題などの格差を、自立につながる援助で小さくしようとしています。日本も、領土の問題を国際法にもとづき平和的に解決することをめざしています。

ステップチャート:①国家は国民・領域・主権からなり、主権国家はたがいに対等 → ②国と国の決まりは国際法で、国際協調が大切 → ③日本は北方領土の返還を求め、領土の問題は国際法にもとづき平和的な解決をめざす → ④先進国と途上国の南北問題、途上国の間の南南問題がある → ⑤自立につながる援助が求められている → ⑥国際連合は、総会や安全保障理事会などで平和と安全を守る → ⑦PKOや専門機関が活動し、安保理の改革が課題 → ⑧近くの国がまとまる地域主義(EU・ASEANなど)が広がる → ⑨FTA・EPAで経済の結び付きが強まり、利点と課題がある。

まちがえやすい

✕ 国際社会には、国の上に立つ世界の政府があり、国際連合がその役目をしている → ◯ 世界の政府は無い。国どうしが国際法を守り、協力して争いを防ぐ

標準次のア〜ウを、「前半のステップチャート」の順に並べなさい。ア 国際連合は、総会や安全保障理事会などで平和と安全を守る イ 国家は国民・領域・主権からなり、主権国家はたがいに対等 ウ 先進国と途上国の南北問題、途上国の間の南南問題がある

国家(①)→ 経済格差(④)→ 国際連合(⑥)の順につなぎます。

答え:イ → ウ → ア

地球規模の問題:後半の全体像

📄 プリント②(さまざまな国際問題)1ページ

答え:後半では、貧困・難民・地球環境・エネルギー・紛争と核兵器、日本の国際協力、文化の多様性、持続可能な社会を順に学びます。どれも国境をこえて広がり、一つの国だけでは解決できない問題で、国際連合・政府・NGO・一人一人が協力して取り組みます。

学ぶこと 問い
① 貧困と難民 世界の貧困は、なぜ起こるのか。難民とは、どんな人々か。それぞれを、どう解決する?
② 地球環境とエネルギー 気温が上がるのは、なぜ? 世界はどう協力している? エネルギーは、どう選ぶ?
③ 紛争と核兵器 冷戦の後、どんな争いが起きている? 核兵器を減らす取り組みは?
④ 日本の国際協力 日本は、政府や民間の団体を通じて、どんな協力をしている?
⑤ 文化の多様性と持続可能な社会 ちがう文化の人と、どうともに生きる? 世界が合言葉にしている目標は?

まちがえやすい

✕ 貧困や環境の問題は、それぞれの国が別々に解決すればよい → ◯ 国境をこえて広がり、一つの国だけでは解決できない。国際連合・政府・NGO・一人一人が協力する

基本次の(1)〜(3)は、この単元の5つの問題(貧困と難民/地球環境とエネルギー/紛争と核兵器/日本の国際協力/文化の多様性と持続可能な社会)のどれにあたりますか。(1)UNHCR (2)再生可能エネルギー (3)非核三原則

問いの表と見くらべます。

答え:(1)貧困と難民 (2)地球環境とエネルギー (3)紛争と核兵器

貧困:なぜ起こる? なくすための取り組みは?

📄 プリント②(さまざまな国際問題)2・3ページ

答え:貧困は、人口の急な増加、食料のかたより、紛争や自然災害、収入の不安定が重なって起こり、悪循環が続きます。フェアトレードやマイクロクレジットで、自分の力で収入を得られるしくみが大切です。

言葉 意味
貧困 食べ物・きれいな水・住まい・医療・教育など、人が生きていくのに必要な物を十分に得られない状態。アフリカのサハラ砂漠より南の地域や南アジアに多い
飢餓(きが) 食べ物が足りず、栄養が不足して、健康や命がおびやかされている状態
貧困が起こる4つのわけ 中身
① 人口の急な増加 途上国では人口が急に増え、食料の生産が追いつかない
② 食料のかたより 世界全体の穀物は、すべての人に必要な量を上回るといわれる。しかし豊かな国に多く集まり、家畜のえさにも使われる。食べられるのに捨てられる食品(食品ロス)も多い
③ 紛争や自然災害 争い・干ばつ・洪水で、畑や家を失う
④ 収入が不安定 モノカルチャー経済では、作物の値段が下がると収入が減る

貧困の悪循環:①家が貧しい → ②子どもが学校に通えず、手伝いや仕事をする → ③読み書きや計算、技術が身につかない → ④大人になっても収入の多い仕事につけない → ⑤貧しいまま → もう一度①へ(次の世代へ続く)。合言葉は「貧しさは、いくつも重なって起こり、くり返す」です。

自立を助ける取り組み:豊かな国からの援助だけでなく、途上国の人々が自分で収入を得て自立できるしくみが大切です(「配るより、育てる援助」)。フェアトレード(公正な貿易)は、途上国の生産者がつくった農産物や製品を、生産者の生活が成り立つ適正な価格で、続けて買う取り組みです(例:コーヒー豆・カカオ豆・綿・手工芸品)。ふつうの取引は、値段がその時の市場で決まり、値段が下がると生産者の収入も下がります。フェアトレードは、生活が成り立つ最低の値段を約束するので、市場の値段が下がっても収入が安定し、子どもを学校に通わせたり、よい作物をつくるためにお金を使ったりできます。消費者は、フェアトレードのしるしのついた商品を選ぶことで参加できます。

マイクロクレジット:お金を借りる時にふつう必要な担保(たんぽ。返せない時の代わりになる土地などの財産)をもたない貧しい人々に、担保なしで少しのお金を貸すしくみです。①担保がなく、ふつうの銀行ではお金を借りられない → ②担保なしで、少しのお金を借りる → ③そのお金でミシンや家畜などを買い、小さな仕事を始める → ④仕事の収入から、少しずつ返す → ⑤自分の力で暮らせるようになる。バングラデシュの銀行(グラミン銀行)がこのしくみを広め、2006年にノーベル平和賞を受けました。限られた援助は、むだなく使う(効率)と、困っている人に届ける(公正)の両方で考えます。

まちがえやすい

✕ 貧困は、世界全体で食料が足りないことだけが原因 → ◯ 世界全体では足りるといわれる量の穀物が生産されている。かたより・紛争・人口の急な増加などが重なって起こる

✕ フェアトレードは、途上国の商品をできるだけ安く買う取り組み → ◯ 生産者の生活が成り立つ適正な価格で、続けて買う取り組み

標準G国のある地域では、20年で人口が1.5倍になりましたが、穀物のとれる量は1.2倍にしか増えませんでした。1人あたりの穀物は、20年前の何倍になりましたか。

1人あたりは、穀物の量 ÷ 人口 です。1.2 ÷ 1.5 = 0.8 になります。

答え:0.8倍(8割)

標準コーヒー豆について、フェアトレードで1kgあたり400円より安くは買わないと約束しました。ある年に市場の値段が1kgあたり250円に下がったとき、フェアトレードでは、市場で売る場合より、1kgあたり何円多く収入を得られますか。

400 − 250 = 150 です。

答え:150円

標準次のア〜エを、マイクロクレジットの流れの順に並べなさい。ア そのお金でミシンを買い、小さな仕事を始める イ 担保がなく、ふつうの銀行ではお金を借りられない ウ 仕事の収入から、少しずつ返す エ 担保なしで、少しのお金を借りる

借りられない → 借りる → 使って仕事をする → 返す、の順につなぎます。

答え:イ → エ → ア → ウ

理由世界全体では、すべての人に必要な量を上回る穀物が生産されているといわれるのに、飢餓に苦しむ人がいるのは、なぜですか。「豊かな国」の語を使って答えなさい。

貧困が起こる4つのわけの②を、当てはめます。

答え:(例)穀物が豊かな国に多く集まり、家畜のえさにも使われるなど、食料がかたよっているから。

難民:どんな人々? どう守り、どう解決する?

📄 プリント②(さまざまな国際問題)4・5ページ

答え:難民は、紛争や迫害をのがれるために、国境をこえてほかの国ににげた人々です。国の中ににげた人々は国内避難民といいます。難民はUNHCRが保護や支援を行い、解決には「帰る・とどまる・移る」の3つの道があります。

難民とは:紛争(争い)や、人種・宗教・国籍・政治的な意見などを理由とする迫害(命や自由をおびやかされること)をのがれるために、住んでいた国をはなれ、国境をこえてほかの国ににげた人々です。国の外へ出られず、同じ国の中のほかの地域ににげた人々は、国内避難民といいます。難民が生まれるのは、地域紛争や内戦と迫害のためです。冷戦が終わった後、地域紛争が増え、難民も多く生まれるようになりました。難民は、難民キャンプ(テントなどの仮の住まいが集まった所)で長い間帰れずに暮らすことがあり、にげる途中の危険、食料・水・医療の不足、子どもが学校に通えない、仕事がない、といった課題があります。

名前 いつ 何をする
難民条約(難民の地位に関する条約) 1951年に採択。日本は1981年に加わった 難民を、命や自由がおびやかされる国へ無理に送り返してはならないことなどを定めた
UNHCR(国連難民高等弁務官事務所) 1950年につくられた国連の機関 難民を保護し、食料・水・テント・医療などを届け、難民が自分の国に帰ったり、ほかの国で暮らしたりできるよう助ける

日本人の緒方貞子は、1991〜2000年に国連難民高等弁務官(UNHCRの代表)をつとめました。

解決の道 どんな時 課題
① 自分の国に帰る 紛争が終わり、安全になってから 帰った後に自分の力で暮らせるよう、教育や職業の訓練が要る
② にげた先の国で暮らし続ける 帰れる見通しが立たない時 受け入れた国に、住まい・食料・学校などの費用と負担が集まる
③ ほかの国(第三の国)に移って暮らす(第三国定住) にげた先の国で暮らし続けることがむずかしい時 移った先で自分の力で暮らせるよう、教育や職業の訓練が要る

受け入れる国の課題と、これからの取り組み:難民の多くは、近くの国(途上国が多い)ににげます。そのため、その国に住まい・食料・学校などの費用と負担が集まります。言葉や文化のちがい、仕事の取り合いへの不安から、受け入れに反対する声が出ることもあります。一つの国に負担が集まらないよう、多くの国が費用や受け入れを分け合います(国際協調)。帰った後や移った先で自分の力で暮らせるよう、教育や職業の訓練を続けます(持続可能性)。いちばんの解決は、難民を生む紛争を終わらせ、起こさないことです。

日本の取り組み:1981年に難民条約に加わりました。UNHCRにお金を出しています。アジアの難民をほかの国から受け入れる第三国定住を、2010年から行っています。日本が難民と認める人の数は、ほかの先進国とくらべて少ないと指摘されています。

まちがえやすい

✕ 同じ国の中のほかの地域ににげた人も、難民とよぶ → ◯ 国境をこえてほかの国ににげた人が難民。国の中ににげた人は国内避難民

✕ 難民の多くは、遠くの豊かな先進国ににげている → ◯ 多くは近くの国(途上国が多い)ににげ、その国に負担が集まる

標準次のア〜ウを、年代の古い順に並べなさい。ア 日本が難民条約に加わる イ UNHCRがつくられる ウ 難民条約が採択される

年は、イ=1950年、ウ=1951年、ア=1981年です。

答え:イ → ウ → ア

基本次の(1)(2)は、難民の解決の3つの道(自分の国に帰る/にげた先の国で暮らし続ける/ほかの国に移って暮らす)のどれですか。(1)紛争が終わり、安全になってから、国に戻る (2)帰れる見通しが立たないので、にげた先の国で暮らす

表の「どんな時」の列と見くらべます。

答え:(1)自分の国に帰る (2)にげた先の国で暮らし続ける

理由難民が自分の国に帰った後も、教育や職業の訓練が必要なのは、なぜですか。「自分の力」の語を使って答えなさい。

解決の道の①の課題を見ます。

答え:(例)帰った後に、自分の力で暮らせるようにするため。

地球温暖化と、ほかの地球環境問題

📄 プリント②(さまざまな国際問題)6ページ

答え:地球温暖化は、二酸化炭素・メタンなどの温室効果ガスが大気中に増え、地球の平均気温が上がることです。環境問題は国境をこえて広がり、一つの国だけでは解決できません。これを地球環境問題といいます。

地面温室効果ガス太陽太陽の光地面から出る熱宇宙へにげる熱ガスが地面にもどす熱
温室効果のしくみ

温室効果:温室効果ガスは、地面から出る熱の一部をとらえて地表をあたためます。このはたらきで、地球は生き物がすめる気温に保たれていますが、ガスが増えすぎると熱がこもり、気温が上がりすぎます。ガスが増えると、地面にもどる熱が増え、気温が上がります。

増えたわけ:産業革命の後、石炭・石油・天然ガス(化石燃料)を大量に燃やすようになりました。二酸化炭素を吸収する森林が減りました。

おもな影響:海面の上昇(氷がとけ、海水がふくらむ。海抜の低い島国〔ツバルなど〕や海岸の低い土地が水につかるおそれがある)と、異常気象(大雨・洪水・干ばつ・熱波が増える。農作物のとれる量や、生き物のすむ場所も変わる)です。

問題 原因 被害や広がり
酸性雨 工場や自動車から出るガスがとけた、強い酸性の雨 森林が枯れる・湖の魚が減る・建物や銅像をいためる。風に乗って国境をこえる
オゾン層の破壊 フロンガスなどでオゾン層がこわされる 有害な紫外線が増え、皮ふの病気などの原因になる
砂漠化(さばくか) 家畜の放牧のしすぎ・畑のつくりすぎ・木の切りすぎや干ばつ 草や木の育たない土地が広がる(アフリカのサハラ砂漠の南のふちなど)
熱帯林の減少 木材をとる・畑や牧場を開くために切りはらう 二酸化炭素を吸収する森林が減り、温暖化も進む(南アメリカのアマゾン川の流域・東南アジアなど)

合言葉は「ガスが増えれば熱がこもる」です。

まちがえやすい

✕ 温室効果ガスは、地球にとって無い方がよい気体である → ◯ 適度な温室効果で、生き物がすめる気温が保たれている。増えすぎることが問題

基本次の(1)(2)は、酸性雨・オゾン層の破壊・砂漠化・熱帯林の減少のどれですか。(1)フロンガスなどで、有害な紫外線を防ぐ層がこわされる (2)木材をとるために木を切りはらい、森林が減る

表の「原因」の列と見くらべます。

答え:(1)オゾン層の破壊 (2)熱帯林の減少

理由産業革命の後に、温室効果ガスが増えたわけを、2つ答えなさい。「化石燃料」「森林」の語を使って答えなさい。

温室効果ガスが増えたわけを思い出します。

答え:(例)石炭・石油・天然ガスなどの化石燃料を大量に燃やすようになったから。二酸化炭素を吸収する森林が減ったから。

環境を守るための国際協力:京都議定書からパリ協定まで

📄 プリント②(さまざまな国際問題)7ページ

答え:1972年の国連人間環境会議、1992年の地球サミット、1997年の京都議定書、2015年のパリ協定と、世界は環境を守る取り決めを進めてきました。京都議定書は先進国に温室効果ガスの削減を義務づけ、パリ協定はすべての参加国が目標を決めて取り組みます。

年 会議・取り決め 場所 決めたこと
1972年 国連人間環境会議 スウェーデンのストックホルム 「かけがえのない地球」をかけ声に、初めて環境問題を話し合った国連の大きな会議
1992年 国連環境開発会議(地球サミット) ブラジルのリオデジャネイロ 「持続可能な開発」の考え方のもとで、温暖化を防ぐための気候変動枠組条約などに多くの国が署名した
1997年 京都議定書 京都で開かれた会議で採択 先進国に、温室効果ガスの排出量を減らすことを義務づけた
2015年 パリ協定 パリで開かれた会議で採択(2016年に効力をもった) 途上国をふくむすべての参加国が、温室効果ガスを減らす目標を自分で決めて取り組む

決まりの対象が先進国だけか、すべての参加国かで、取り決めを見分けます。合言葉は「京都は先進国、パリはすべての国」です。

先進国と途上国の対立:途上国の言い分は、温暖化の原因の多くは、昔から化石燃料を大量に使ってきた先進国にあり、わたしたちは経済発展のためにエネルギーが必要だ、というものです。先進国の言い分は、新興国などの排出も増えていて、すべての国が減らさないと温暖化は止められない、というものです。

温暖化への2つの対策 中身 例
緩和策 温室効果ガスを減らす取り組み 家庭で省エネルギーの電気製品を使う/ガソリン車を電気自動車に替える/森林を育てて二酸化炭素を吸収させる
適応策 温暖化で起こる被害に備え、小さくする取り組み 暑さに強い稲の品種を育てる/熱中症を防ぐために日かげや休む場所をつくる/高潮に備えて堤防を高くする

理由(なぜ両方が要るのか):ガスを減らしても、すでに進んだ変化はすぐには止まらないからです。取り組みが、ガスを減らす物か、被害に備える物かで分けます。

まちがえやすい

✕ 京都議定書では、途上国もふくむすべての国に、温室効果ガスを減らす義務があった → ◯ 減らす義務は先進国。すべての参加国が目標を決めて取り組むのはパリ協定

標準次のア〜エを、年代の古い順に並べなさい。ア パリ協定 イ 京都議定書 ウ 国連人間環境会議 エ 地球サミット(国連環境開発会議)

年は、ウ=1972年、エ=1992年、イ=1997年、ア=2015年です。

答え:ウ → エ → イ → ア

標準次のア〜エは、緩和策と適応策のどちらですか。ア 太陽光発電を増やして、火力発電を減らす イ 大雨に備えて、川の堤防を高くする ウ 暑い日に熱中症を防ぐため、駅に休める場所をつくる エ バスや電車を使って、自動車の利用を減らす

温室効果ガスを減らす取り組みか、被害に備える取り組みかで分けます。

答え:緩和策=ア・エ、適応策=イ・ウ

理由温暖化への対策で、ガスを減らす緩和策だけでなく、被害に備える適応策も要るのは、なぜですか。「すでに進んだ変化」の語を使って答えなさい。

ガスを減らした後のことを考えます。

答え:(例)ガスを減らしても、すでに進んだ変化はすぐには止まらないから。

エネルギーの資源:化石燃料の課題と、これからの選び方

📄 プリント②(さまざまな国際問題)8・9ページ

答え:化石燃料には「出す・限る・かたよる」の3つの課題があり、日本は輸入にたよっています。再生可能エネルギーと省エネルギーを進め、安全・安定して届く・費用・環境の4つの見方で、発電方法を組み合わせて選びます。

化石燃料の3つの課題:化石燃料は、石炭・石油・天然ガスで、大昔の動植物の死がいなどが、長い年月をかけて変化してできました。①出す:燃やすと二酸化炭素を出す。温暖化の原因になる。②限る:埋蔵量(地下にあって、とれる量)に限りがあり、いつかはなくなる。③かたよる:とれる場所がかたよる。石油は西アジアのペルシア湾岸に多い。とれる場所がかたよるので、争いや値段の大きな変化の原因になります。1973年の石油危機がその例です。日本は、石油・石炭・天然ガスのほとんどを外国からの輸入にたよっています(エネルギー自給率が低い)。

発電方法 長所 短所
火力 必要な時に必要な量を発電しやすい 出す二酸化炭素の量が多い。燃料の多くを輸入している
水力 二酸化炭素を出さない ダムをつくれる場所が限られ、周りの自然や村に影響する
原子力 少ない燃料で多くの電気をつくれる。発電の時に二酸化炭素を出さない 事故が起きると放射性物質が広がり、被害が大きく長く続く。使い終わった燃料など放射性廃棄物の処分が大きな課題

2011年の原子力発電所の事故:2011年の東日本大震災で、福島第一原子力発電所の事故が起こり、放射性物質が広がって、多くの人が避難しました。そのため原子力発電の安全性が見直され、多くの原子力発電所が運転を止めました。

再生可能エネルギー 何の力 課題
太陽光 太陽の光 夜や雨の日は発電量が少ない
風力 風の力 風しだいで発電量が変わる
地熱 地下の熱 適した場所が火山の近くに限られる
水力 水の力 ダムをつくれる場所が限られる
バイオマス 木くずや家畜のふんなど、生物からできる物を燃料にする 発電の費用が高くなりやすい

再生可能エネルギー:太陽光・風力・地熱・水力・バイオマスなど、自然の力でくり返し使え、なくならないエネルギーです。発電の時に二酸化炭素をほとんど出しません(バイオマスは燃やすと出しますが、もとの植物が育つ時に吸収した分とされます)。同じ暮らしを、より少ないエネルギーで送る工夫も大切です(省エネルギー。LEDの照明、熱がにげにくい家、電車やバスを使うことなど)。

エネルギーを選ぶ4つの見方 何を考えるか
安全 事故が起きにくく、起きても被害が小さい
安定して届く いつでも必要な量を手に入れられる。輸入先を1つの国にたよらない
費用 安く使える(発電にかかる費用をくらべる)
環境 温室効果ガスを出さない(再生可能エネルギーをふやす)

理由(組み合わせて選ぶわけ):どの発電方法も、4つ全部を満たすのはむずかしいので、いくつかを組み合わせます。将来の世代も使えるように考えることが、持続可能性です。

まちがえやすい

✕ 原子力発電は、発電の時に二酸化炭素を出さないので、課題はない → ◯ 事故の被害が大きく長く続くこと、放射性廃棄物の処分が大きな課題

✕ 再生可能エネルギーは、天気に関係なく、いつでも同じ量の電気をつくれる → ◯ 太陽光や風力は、天候や時間で発電量が変わる

基本次の(1)(2)の課題があるのは、太陽光・風力・地熱・水力・バイオマスのどれですか。(1)夜や雨の日は、発電量が少ない (2)適した場所が、火山の近くに限られる

再生可能エネルギーの表の「課題」の列と見くらべます。

答え:(1)太陽光 (2)地熱

標準L国では、発電にかかる費用の半分が、燃料代です。燃料の値段が2倍になり、ほかの費用は変わらないとき、発電にかかる費用は、もとの何倍になりますか。

もとの費用を1とします。燃料代は 1 × 12 = 0.5 で、2倍になると 0.5 × 2 = 1 です。ほかの費用は 0.5 のままなので、1 + 0.5 = 1.5 になります。

答え:1.5倍

理由エネルギーを選ぶとき、1つの発電方法にたよらず、いくつかを組み合わせるのは、なぜですか。「4つの見方」の語を使って答えなさい。

発電方法ごとの長所と短所を思い出します。

答え:(例)どの発電方法も、4つの見方を全部満たすのはむずかしいから。

冷戦の後の争い:地域紛争とテロ

📄 プリント②(さまざまな国際問題)10ページ

答え:1989年に冷戦が終わった後、アメリカとソ連の大きな対立にかわって、国の中や近い国どうしの地域紛争やテロが多く起こるようになりました。紛争は、貧困や難民の問題とつながっています。

冷戦中(アメリカとソ連の対立) 冷戦の後(冷戦は1989年に終わった)
争い アメリカとソ連が、世界を二つに分けて対立した。大国どうしの大きな戦争のおそれ 民族や宗教のちがい、資源などをめぐる、国の中や近い国どうしの争い(地域紛争・内戦)が多く起こるようになった

地域紛争:国の中や、近い国どうしの争いです。起こるわけは、民族や宗教のちがい・対立、石油などの資源や土地・水をめぐる争い、政府への不満、貧しさなどです。テロ(テロリズム)は、政治的な目的のために、暴力で人々をおそい、恐怖をあたえる行為で、2001年9月11日に、アメリカで同時多発テロが起こりました。国と国の戦争だけでなく、国と、国ではない集団(テロ組織など)との争いも起こるようになりました(新しい戦争)。戦場とふだんの暮らしの場の区別がつきにくく、一般の人々がまきこまれます。

紛争がもたらすこと(紛争と貧困の悪循環):多くの人が命を失う(子どもが兵士にされることもある)。家や畑・学校・病院がこわされ、難民が生まれる。貧しさが深まる。不満から新しい争いが起こる。

地雷と平和への取り組み:地雷(じらい)は、地中にうめ、ふむと爆発する兵器で、争いが終わった後も残って、人々を傷つけます。対人地雷禁止条約(1997年)は、民間の団体(NGO)の働きかけで結ばれ、日本も加わりました。平和のために、国際連合のPKOや話し合いでの解決が進められます。紛争の後は、地雷を取り除く、学校や道路をつくり直す、元の兵士に職業の訓練をするなどの立て直しも大切です。

まちがえやすい

✕ 冷戦が終わってから、世界の争いはほとんどなくなった → ◯ 国と国の大きな戦争のおそれは小さくなったが、地域紛争やテロが増えた

標準次のア〜ウを、年代の古い順に並べなさい。ア 対人地雷禁止条約が結ばれる イ アメリカで同時多発テロが起こる ウ 冷戦が終わる

年は、ウ=1989年、ア=1997年、イ=2001年です。

答え:ウ → ア → イ

理由争いが終わった後に、地雷を取り除くことが大切なのは、なぜですか。

地雷の説明を思い出します。

答え:(例)地雷は、争いが終わった後も地中に残って、人々を傷つけるから。

核兵器をなくす取り組み:軍縮の条約と非核三原則

📄 プリント②(さまざまな国際問題)11ページ

答え:兵器を減らすことを軍縮といい、核兵器については、1963年の部分的核実験禁止条約から2017年の核兵器禁止条約まで、条約が結ばれてきました。日本は非核三原則をかかげ、核兵器のない世界をうったえています。

核兵器と軍縮:1945年、アメリカが広島・長崎に原子爆弾を落とし、多くの人が亡くなりました。冷戦中に、アメリカとソ連が核兵器を大量につくり、イギリス・フランス・中国も持つようになりました。

年 名前 何を禁止した
1963年 部分的核実験禁止条約 地下を除く、大気中・宇宙・水中での核実験
1968年 核拡散防止条約(NPT) 核兵器を持つ国が増えないよう、アメリカ・ソ連(今のロシア)・イギリス・フランス・中国の5か国のほかの国が、核兵器を持つこと
1996年 包括的核実験禁止条約(CTBT) 爆発をともなうすべての核実験(まだ効力をもっていない)
2017年 核兵器禁止条約 核兵器の開発・実験・保有・使用などを全面的に禁止。2021年に効力をもった。核兵器を持つ国や、日本は参加していない

理由(核兵器がなかなか減らないわけ):「相手が持っていると、自分も持たないと攻められる」という考え(核抑止〔よくし〕)があるためです。それでも、話し合いで少しずつ減らす努力が続いています。

日本の役割:非核三原則は、核兵器を「持たず、つくらず、持ちこませず」という、1971年に国会で決議した日本の方針です。日本は、原子爆弾を落とされた唯一の戦争被爆国(ひばくこく)として、核兵器のない世界をうったえています。広島・長崎の平和記念式典が毎年開かれ、原爆ドームは世界遺産になっています。

まちがえやすい

✕ 核拡散防止条約は、すべての国に、核兵器を持つことを禁止した → ◯ 禁止したのは、アメリカ・ロシア(当時ソ連)・イギリス・フランス・中国の5か国のほかの国が持つこと。全面的に禁止したのは核兵器禁止条約

標準次のア〜エを、条約が結ばれた年の古い順に並べなさい。ア 包括的核実験禁止条約 イ 核拡散防止条約 ウ 部分的核実験禁止条約 エ 核兵器禁止条約

年は、ウ=1963年、イ=1968年、ア=1996年、エ=2017年です。

答え:ウ → イ → ア → エ

基本核拡散防止条約で、核兵器を持つことを禁止されなかった5か国を答えなさい。

表の1968年の行を見ます。禁止されたのは、この5か国のほかの国が持つことです。

答え:アメリカ・ロシア(当時ソ連)・イギリス・フランス・中国

理由核兵器を減らす条約が結ばれてきたのに、核兵器がなかなか減らないのは、なぜですか。「抑止」の語を使って答えなさい。

核兵器をもつ国の考えを思い出します。

答え:(例)「相手が持っていると、自分も持たないと攻められる」という核抑止の考えがあるから。

日本の国際協力:ODA・JICA・NGO・人間の安全保障

📄 プリント②(さまざまな国際問題)12・13ページ

答え:日本はODA(政府開発援助)で、アジアを中心に途上国の自立を助けています。民間の団体であるNGOも国境をこえて活動し、日本は人間の安全保障の考え方を生かして協力しています。

ODA:政府が、途上国の発展や暮らしの向上のために行う、お金(返さなくてよい資金・低い利子で長く貸す資金)や技術の援助です。日本のODAは、アジアの国々を中心に、道路・橋・港・発電所・上下水道などをつくる援助や、病院・学校、農業の技術を教える援助を続けてきました。相手の国が自分の力で発展する(自立)ことを助けるのが、日本の考え方です。1990年代には、日本のODAの額は世界で最も多くなりました。日本はASEANに入っていませんが、その国々に多くのODAを行い、結び付きを強めてきました。

JICAと青年海外協力隊:国際協力機構(JICA)は、日本のODAを行う機関です。その活動の一つの青年海外協力隊(JICA海外協力隊)は、農業・教育・医療・スポーツなどの知識や技術をもつ人を途上国に送り、現地の人と一緒に働きながら教えます。

ODAの課題:大きなダムや道路をつくる時は、住む場所を失う住民や、周りの自然への影響に気をつけます。援助が、本当に困っている人に届いているかを確かめます。日本の財政が苦しい中で、税金を使うODAにどれだけお金を出すかを考えます。

ODA NGO(非政府組織)
行うのは 政府 民間の団体(政府から独立)
得意なこと 大きな事業(道路・発電所など) 住民に近い所で、細かく素早く動くこと

NGO:国境をこえて、医療・教育・難民の支援・地雷の除去・環境を守る活動などを行います。利益を目的とせず、お金の多くは人々からの寄付です。例の国境なき医師団は、紛争や災害が起きた地域に、医師や看護師を送って医療を行い、1999年にノーベル平和賞を受けました。

国家の安全保障 人間の安全保障
だれを守る 国 一人一人の人間
何から 外国からの攻撃など 紛争・貧困・飢餓・病気・災害など
どうやって 軍事力などで 命や暮らしを守り、自分の力で生きていけるようにする

人間の安全保障と日本の国際貢献:人間の安全保障は、そこに住む一人一人の人間に目を向け、命や暮らし、尊厳(そんげん)を守り、人々が自分の力で生きていけるようにする考え方です。冷戦が終わった後の1990年代に国連で広まり、日本は外交の柱の一つとしてきました。日本は、武力の行使ではなく、ODA、PKOへの参加、NGOの活動、核兵器のない世界のうったえ、防災や環境の技術を伝えることなどで、世界の平和と発展に協力します。

まちがえやすい

✕ ODAは、お金を送るだけの援助である → ◯ 技術を教える・人を送る援助もある

✕ 人間の安全保障は、軍隊を強くして国を守る考え方 → ◯ 一人一人の人間の命や暮らしを、紛争・貧困・病気などから守る考え方

標準次の(1)(2)は、国家の安全保障と人間の安全保障のどちらの考え方ですか。(1)軍事力などで、外国からの攻撃から国を守る (2)紛争・貧困・病気などから、一人一人の命や暮らしを守る

表の「だれを守る」の行を見ます。

答え:(1)国家の安全保障 (2)人間の安全保障

基本NGOの特色として、正しい物を1つ選びなさい。ア 政府が行い、お金の多くは税金 イ 民間の団体で、利益を目的とせず、お金の多くは人々からの寄付 ウ 国境の内側だけで活動する

NGOは、政府から独立した民間の団体です。

答え:イ

理由日本のODAが、道路や橋をつくるだけでなく、農業の技術を教える援助も続けてきたのは、なぜですか。「自立」の語を使って答えなさい。

日本のODAの考え方を思い出します。

答え:(例)相手の国が自分の力で発展する(自立)ことを助けるのが、日本の考え方だから。

文化の多様性:ちがう文化の人と、どうともに生きる?

📄 プリント②(さまざまな国際問題)14ページ

答え:世界には、さまざまな言語・宗教・生活習慣・価値観をもつ人々がいます(文化の多様性)。たがいの文化のちがいを知って認め合い、地域の一員としてともに生きる多文化共生をめざします。

文化の多様性:どの文化にも、その土地の自然や歴史の中で育ったわけがあり、優れている・劣っているはありません。宗教は、暮らしの決まりと深くかかわっています。

宗教 暮らしの決まりの例
キリスト教 日曜日に教会で礼拝する人が多い。クリスマスを祝う
イスラム教 1日5回の礼拝。豚肉を食べない。酒を飲まない。ラマダン(断食をする月)がある
仏教 寺でお経を読む
ヒンドゥー教 牛を神聖な動物とし、牛肉を食べない。インドに多い

多様性を尊重しないと:自分の文化を基準にして、ほかの文化を低く見たり、決めつけたりすると、偏見(へんけん)や差別が生まれ、対立や紛争の原因にもなります。そこで、ちがう文化について知り、そのわけを考え、たがいに尊重し合うこと(異文化理解)が大切です。多文化共生(きょうせい)は、国籍や民族などのちがう人々が、たがいの文化のちがいを認め合い、地域の一員として、ともに生きていくことです。日本にも、外国から来て暮らす人が増えています。

たとえば、ある中学校では、宗教の決まりで食べられない物がある生徒のために、給食に使った食材を毎日の献立表に書いています。UNESCOは、世界遺産などで各地の文化を守っています。

まちがえやすい

✕ 自分の国の文化に合わない習慣は、まちがった習慣である → ◯ どの文化にも、その土地の自然や歴史から生まれたわけがある

基本次の(1)(2)にあてはまる宗教を、キリスト教・イスラム教・仏教・ヒンドゥー教から選びなさい。(1)豚肉を食べず、酒を飲まない。1日5回の礼拝をする (2)日曜日に教会で礼拝する人が多い

暮らしの決まりの表と見くらべます。

答え:(1)イスラム教 (2)キリスト教

標準次のア・イのうち、異文化理解にあたる行動を1つ選びなさい。ア ちがう文化の習慣について、そのわけを調べて考える イ 自分の国の文化に合わない習慣を、まちがいだと決める

異文化理解は、ちがう文化について知り、そのわけを考え、たがいに尊重し合うことです。

答え:ア

理由どの文化にも、優れている・劣っているは無いといえるのは、なぜですか。「自然」「歴史」の語を使って答えなさい。

文化の多様性の説明を思い出します。

答え:(例)どの文化にも、その土地の自然や歴史の中で育ったわけがあるから。

持続可能な社会とSDGs:2030年へ17の目標

📄 プリント②(さまざまな国際問題)15ページ

答え:持続可能な社会は、将来の世代の人々の暮らしをそこなわずに、今の世代の人々の必要を満たすことのできる社会です。2015年に国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)は、2030年までに達成をめざす17の目標で、かけ声は「だれ一人取り残さない」です。

持続可能な社会:環境・経済・社会(人権や平和)のどれか1つではなく、全部のつり合いをとる社会です。SDGsは、2015年に国連で採択された、2030年までに達成をめざす17の目標(目標の下に169のくわしいターゲット)で、かけ声は「だれ一人取り残さない」です。

番号と目標 番号と目標
1 貧困をなくそう 10 人や国の不平等をなくそう
2 飢餓をゼロに 11 住み続けられるまちづくりを
3 すべての人に健康と福祉を 12 つくる責任 つかう責任
4 質の高い教育をみんなに 13 気候変動に具体的な対策を
5 ジェンダー平等を実現しよう 14 海の豊かさを守ろう
6 安全な水とトイレを世界中に 15 陸の豊かさも守ろう
7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに 16 平和と公正をすべての人に
8 働きがいも経済成長も 17 パートナーシップで目標を達成しよう
9 産業と技術革新の基盤をつくろう

この単元とのつながり:目標1・2=貧困と飢餓(プリント②の2・3ページ)、目標13=地球温暖化(6・7ページ)、目標7=エネルギー(8・9ページ)、目標16=紛争と核兵器(10・11ページ)、目標17=日本の国際協力(12・13ページ)、目標10=文化の多様性(14ページ)。

私たちにできること(例):食べ残しをしない(目標12)・フェアトレードのしるしのついた商品を選ぶ(目標1・12)・使っていない部屋の電気を消す(目標7・13)・ちがう文化の人の話を聞く(目標10・16)。

まちがえやすい

✕ SDGsは、途上国だけが取り組む目標である → ◯ 先進国もふくむすべての国、政府・企業・一人一人が取り組む

基本SDGsの目標1「貧困をなくそう」と目標2「飢餓をゼロに」は、この単元の何についてのページとつながりますか。

この単元とのつながりの一覧を見ます。

答え:貧困と飢餓(プリント②の2・3ページ)

標準次のア・イの行動は、SDGsのどの目標につながりますか。ア 食べ残しをしない イ 使っていない部屋の電気を消す 選ぶ目標は、目標12 つくる責任 つかう責任/目標7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに と 目標13 気候変動に具体的な対策を、のどちらかです。

食べ物を大切にすることは「つくる責任 つかう責任」、電気を節約することは、エネルギーと気候変動の対策につながります。

答え:ア 目標12 イ 目標7・13

後半のまとめ:地球規模の問題に、世界と日本はどう取り組んでいる?

📄 プリント②(さまざまな国際問題)16ページ

答え:貧困・難民・地球環境・エネルギー・紛争のような地球規模の問題は、国境をこえて広がり、一つの国だけでは解決できません。そこで、国際連合や各国の政府、NGO、そして一人一人が協力し、フェアトレードや難民の保護、温室効果ガスを減らす取り決め、軍縮などに取り組んでいます。日本は、平和主義のもとでODAや人間の安全保障の考え方を生かして協力しています。めざすのは、SDGsがかかげる、だれ一人取り残さない持続可能な社会です。

ステップチャート:①貧困は、人口の増加や食料のかたよりなどが重なって起こり、フェアトレードなどで自立を支える → ②紛争や迫害で難民が生まれ、UNHCRと国々が協力して保護し、受け入れる → ③温室効果ガスが増えて地球温暖化が進み、京都議定書・パリ協定で減らす取り組みが進む → ④化石燃料には限りがあり、再生可能エネルギーと省エネルギーを進める → ⑤冷戦の後、地域紛争やテロが増え、核兵器を減らし、なくす取り組みが続く → ⑥日本はODAで途上国の発展を支え、NGOも国境をこえて活動する → ⑦文化の多様性を認め合い、ともに生きる → ⑧SDGsの17の目標で、持続可能な社会をめざす。

問題 つながる言葉
貧困・飢餓 フェアトレード
難民 UNHCR
地球環境 温室効果ガス・京都議定書・パリ協定
エネルギー 化石燃料・再生可能エネルギー
紛争と核兵器 地域紛争・テロ・軍縮・非核三原則
国際協力 ODA・JICA・NGO・人間の安全保障
持続可能な社会 SDGs・多文化共生

まちがえやすい

✕ 紛争は、貧困や難民の問題とは別の問題である → ◯ 紛争は、家や畑がこわされて難民を生み、貧しさを深める。紛争・貧困・難民はつながっている

標準次のア〜ウを、「後半のステップチャート」の順に並べなさい。ア 日本はODAで途上国の発展を支え、NGOも国境をこえて活動する イ 貧困は、人口の増加や食料のかたよりなどが重なって起こる ウ 温室効果ガスが増えて地球温暖化が進む

貧困(①)→ 地球温暖化(③)→ ODAとNGO(⑥)の順につなぎます。

答え:イ → ウ → ア

基本次のア〜ウは、全体図の中のどの問題と結びつく言葉ですか。ア UNHCR イ 京都議定書・パリ協定 ウ 非核三原則

表の「つながる言葉」の列と見くらべます。

答え:ア 難民 イ 地球環境 ウ 紛争と核兵器

✅ 一問一答で総チェック(20問)

問題を読んで、答えを頭の中で言ってからタップしましょう。答えが出ます。

  1. 国家をつくる三つの要素は、国民、領域と、あと一つは何ですか。

    答え:主権

  2. 海岸線から200海里までの、沿岸の国が水産資源や鉱産資源をとって利用できる海を何といいますか。

    答え:排他的経済水域

  3. 長い間のならわしが、国と国の決まりとして認められた物を何といいますか。

    答え:国際慣習法

  4. 北方領土のうち、平和条約を結んだ後に歯舞群島とともに日本に引き渡すとされた島は何ですか。

    答え:色丹島

  5. 島根県にあり、韓国が不法に占拠している島を何といいますか。

    答え:竹島

  6. 先進国と途上国の間の経済格差の問題を何といいますか。

    答え:南北問題

  7. 途上国の間で、経済成長を続ける国と発展が遅れたままの国との差が広がる問題を何といいますか。

    答え:南南問題

  8. 国連の安全保障理事会で、常任理事国が1か国でも反対すると決められなくなる権利を何といいますか。

    答え:拒否権

  9. 安全保障理事会の非常任理事国は何か国で、任期は何年ですか。

    答え:10か国

  10. 紛争が終わった地域で停戦を見守ったり選挙を監視したりする国連の活動を、アルファベット3字で何といいますか。

    答え:PKO

  11. 輸入品にかける税を何といいますか。

    答え:関税

  12. 関税だけでなく、投資や人の移動なども広くふくめる、国と国の約束を何といいますか。

    答え:EPA

  13. 生産者の生活が成り立つ適正な価格で、途上国の農産物を続けて買う取り組みを何といいますか。

    答え:フェアトレード

  14. 国境をこえず、同じ国の中のほかの地域ににげた人々を何といいますか。

    答え:国内避難民

  15. 温暖化を防ぐ取り組みのうち、温室効果ガスを減らす取り組みを何といいますか。

    答え:緩和策

  16. 2015年に採択され、途上国をふくむすべての参加国が温室効果ガスを減らす目標を自分で決める取り決めを何といいますか。

    答え:パリ協定

  17. 太陽光や風力のように、自然の力でくり返し使えるエネルギーを何といいますか。

    答え:再生可能エネルギー

  18. 核兵器を「持たず、つくらず、持ちこませず」という日本の方針を何といいますか。

    答え:非核三原則

  19. 日本のODAを行う機関を、アルファベット4字で何といいますか。

    答え:JICA

  20. 2015年に国連で採択され、2030年までに達成をめざす、17の目標を何といいますか。

    答え:SDGs

まとめ

前半では、国家は国民・領域・主権からなり、国際法を守って協力することで、争いを防ぐことを学びました。日本は広い排他的経済水域をもち、北方領土・竹島・尖閣諸島の問題は、国際法にもとづき平和的な解決をめざします。経済格差には南北問題と南南問題があり、自立につながる援助が求められています。国際連合の安全保障理事会は、拒否権をもつ常任理事国5か国と、拒否権のない非常任理事国10か国の15か国で、重要な問題は9か国以上の賛成が必要で、常任理事国が1か国でも反対すると決まりません。後半では、貧困・難民・地球環境・エネルギー・紛争と核兵器が、国境をこえて広がる問題であり、国際連合・政府・NGO・一人一人が協力して取り組むことを学びました。日本はODAや人間の安全保障の考え方を生かして協力し、世界は文化の多様性を認め合い、SDGsで持続可能な社会をめざします。

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▶ ① 国際社会の仕組み 授業用プリント(全18ページ)

説明 1〜12ページ/確認問題 13〜15ページ/覚えることの一覧 16ページ/答えと解説 17・18ページ

▶ ② さまざまな国際問題 授業用プリント(全22ページ)

説明 1〜16ページ/確認問題 17〜19ページ/覚えることの一覧 20ページ/答えと解説 21・22ページ

保護者の方へ:この単元は、「国どうしのしくみ(国際法・国際連合) → 世界の問題(貧困・難民・環境・エネルギー・核兵器) → 日本と私たちにできること」の順に結びつけて言えるかが土台です。ニュースで国連の会議や環境、難民の話題が出たときに「国際連合のどの機関の話かな?」「SDGsのどの目標かな?」と一緒に確かめたり、「フェアトレードのしるしのついた商品を探してみよう」と話したりすると、覚えた語が生活とつながります。
社会
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