【中1理科】動物のなかまとその分類の要点まとめ|セキツイ動物5グループと無セキツイ動物

⏱ 30秒でわかる この単元の要点

  • 肉食動物=目が前向きで距離をつかみやすく、犬歯が大きくするどい。草食動物=目が横向きで見える範囲が広く、平らな臼歯が発達
  • 背骨のある脊椎動物は、魚類・両生類・は虫類・鳥類・哺乳類の5つ。胎生なのは哺乳類だけ、恒温動物は鳥類と哺乳類
  • なかまは、すむ場所や動き方でなく、体の表面・呼吸のしかた・子の生まれ方で決める(クジラ・コウモリは哺乳類)
  • 節足動物=外骨格と節がある動物。昆虫類は頭部・胸部・腹部の3つに分かれ、あしは胸部から6本
  • 軟体動物=内臓が外とう膜でおおわれ、節が無い。ミミズなどはほかの無脊椎動物

つまずき注意:クジラは海にすむが魚類ではなく、肺で呼吸し胎生の哺乳類。なかまは、すむ場所や動き方でなく、体のつくりと子の生まれ方で決める。

中1理科「動物のなかまとその分類」を、図と例題で1つずつ確かめるページです。動物は、「何に注目するか(観点)」と「どう分けるか(基準)」を決めると、体のつくりでなかま分けできます。どの見出しも「答え → 理由 → 例題」の順に書いています。紙に書いて練習したい人は、下の無料プリントを使ってください。

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説明 1〜12ページ/確認問題 13〜16ページ/覚えることの一覧 17ページ/答えと解説 18〜20ページ。この記事の見出しごとに、対応するページを書いています。

体のつくりは生活と関係している:食べ物と目のつき方

📄 プリント1・2ページ

答え:動物の体のつくりは、食べ物やくらす場所など、生活に役立っています。食べ物で、動物は肉食動物(ほかの動物を食べる)と草食動物(植物を食べる)に分けられます。目は、肉食動物が前向き、草食動物が横向きについています。

たとえば、カルガモのあしには水かきがあり、水面を泳ぐのに役立ちます。肉食動物の例はライオン・トラ・オオカミ、草食動物の例はシマウマ・ウマ・ウシ・シカ・ウサギです。

肉食動物(ライオン)前草食動物(シマウマ)前両目で見える範囲見える範囲
肉食動物は両目で見える範囲が広く、草食動物は見える範囲が広い
目のつき方 できること
肉食動物 顔の前向き 両目で見える範囲が広く、物を立体的に見られ、獲物までの距離をつかみやすい。獲物をとらえやすい
草食動物 顔の横向き 見える範囲が広く、うしろの方まで見わたせる。敵(肉食動物)に早く気づける

理由:肉食動物は、獲物をとらえる必要があるので、距離をつかみやすい前向きの目が役立ちます。草食動物は、敵から逃げる必要があるので、広く見わたせる横向きの目が役立ちます。

覚え方:「肉食は前向きで距離、草食は横向きで広く」。

まちがえやすい

✕ 草食動物の目は顔の前向きについている → ◯ 横向き(見える範囲が広く、敵に早く気づける)

基本ヤギは草を食べる動物です。ヤギの目は、顔の前向きと横向きのどちらについていると考えられますか。

草を食べる動物は草食動物です。草食動物は、敵に早く気づけるように、見える範囲が広い目をしています。

答え:横向き

標準ある動物は、目が顔の前向きについています。この動物は、何を食べる動物だと考えられますか。また、前向きの目には、どんな利点がありますか。

前向きの目は、肉食動物の特徴です。両目で見える範囲が広く、物を立体的に見られます。

答え:ほかの動物を食べる動物(肉食動物)。獲物までの距離をつかみやすい。

肉食動物と草食動物は、歯とあしがどうちがう?

📄 プリント3ページ

答え:歯には3種類あり、門歯(前歯)・犬歯(とがった歯)・臼歯(奥歯)といいます。肉食動物は犬歯が大きくするどく、臼歯もとがっています。草食動物は、門歯と平らで大きな臼歯が発達しています。

肉食動物(ライオン) 草食動物(シマウマ)
食べ物 ほかの動物 植物
目 前向き。両目で見える範囲が広く、距離をつかみやすい 横向き。見える範囲が広く、敵に早く気づける
歯 犬歯が大きくするどい。臼歯もとがっている 門歯と、平らな臼歯が発達している
あし するどいつめで、獲物をとらえる ひづめがあり、かたい地面を長い距離走って逃げられる

理由:肉食動物は、犬歯で獲物をとらえてしとめ、とがった臼歯で肉を切りさきます。草食動物は、門歯で草をかみ切り、平らな臼歯で草をすりつぶします。

頭の骨(歯)から、肉食か草食かを考える手順:

  • ① 犬歯が大きくするどいかを見る(獲物をしとめる歯だから)
  • ② 臼歯の形を見る。とがっていれば肉食動物、平らなら草食動物(肉を切りさくか、草をすりつぶすかのちがい)

まちがえやすい

✕ 草食動物は犬歯が大きい → ◯ 犬歯が大きいのは肉食動物

基本ある動物の頭の骨を調べると、犬歯が大きくするどく、臼歯もとがっていました。この動物は、肉食動物と草食動物のどちらですか。

上の手順で、①犬歯が大きくするどい ②臼歯がとがっている、の2つとも肉食動物の特徴です。

答え:肉食動物

標準ヒツジの歯は、草をかみ切る歯と、草をすりつぶす歯が発達しています。それぞれ、何という歯ですか。

草をかみ切るのは前歯、すりつぶすのは平らな奥歯です。

答え:かみ切る歯=門歯、すりつぶす歯=臼歯

背骨のある動物は、どこに注目してなかま分けする?

📄 プリント4ページ

答え:背骨をもつ動物を脊椎(せきつい)動物、もたない動物を無脊椎動物といいます。脊椎動物は、魚類・両生類・は虫類・鳥類・哺乳(ほにゅう)類の5つのなかまに分けられます。

背骨は、背中に並ぶ骨で、たくさんの骨が組み合わさってできています。だから、体を曲げたりのばしたりできます。5つのなかまは、生活場所・呼吸のしかた・体の表面でくらべられます。

魚類 両生類 は虫類 鳥類 哺乳類
生活場所 水中 子は水中、親は陸上(水辺) 陸上
呼吸 えら 子はえらと皮膚、親は肺と皮膚 肺
体の表面 うろこ しめった皮膚 かたいうろこ(カメはこうら) 羽毛 毛

両生類は、子と親で変わります。子(オタマジャクシ)は水中ですみ、えらと皮膚で呼吸します。親(カエル)は陸上(水辺)ですみ、肺と皮膚で呼吸します。

まちがえやすい

✕ 両生類は、親もえらで呼吸する → ◯ 親は肺と皮膚で呼吸する(えらで呼吸するのは子の時期)

基本次から、脊椎動物をすべて選びなさい。ア サメ イ ハチ ウ スズメ エ タコ

背骨があるのは、魚類のサメと鳥類のスズメです。ハチやタコには背骨がありません。

答え:ア、ウ

標準アマガエルの子と親は、それぞれ何で呼吸しますか。

アマガエルは両生類です。子は水中、親は陸上(水辺)でくらします。

答え:子=えらと皮膚、親=肺と皮膚

子の生まれ方は? 卵に殻があるのは、なぜ?

📄 プリント5ページ

答え:親が卵をうみ、子が卵からかえる生まれ方を卵生、子が母親の体内である程度育ってから生まれる生まれ方を胎生といいます。魚類・両生類・は虫類・鳥類は卵生、哺乳類は胎生です。陸上にうむ卵には殻があり、乾燥を防ぎます。

メダカは卵生、人は胎生です。胎生で生まれた子は、母親の乳を飲んで育ちます。

魚類・両生類 は虫類・鳥類 哺乳類
子の生まれ方 卵生 卵生 胎生
うむ場所 水中に卵をうむ 陸上に卵をうむ 母親の体内で育ててから、子をうむ
卵の殻 殻が無い 殻がある 卵ではなく、子をうむ
一度にうむ数 多い 魚類・両生類より少ないことが多い 少ない
親の世話 世話をしないものが多い 鳥類は親が卵をあたためる 体内で子を育て、生まれた後も乳で育てる

理由:殻のない卵は、陸上では乾いてしまいます。だから、水中にうみます。は虫類と鳥類は、陸上に殻のある卵をうみます。殻が乾燥を防ぐので、陸上でも卵が乾きません。

まちがえやすい

✕ 鳥類は胎生 → ◯ 鳥類は卵生(胎生は哺乳類だけ)

基本次から、胎生の動物を1つ選びなさい。ア ニワトリ イ ネコ ウ ヘビ エ サケ

胎生は哺乳類の生まれ方です。ニワトリは鳥類、ヘビはは虫類、サケは魚類で、どれも卵生です。

答え:イ

理由殻のない卵を、陸上にうむと、どうなりますか。

殻には乾燥を防ぐはたらきがあります。殻が無いと、そのはたらきがありません。

答え:卵が乾いてしまう。

体温は? 5つのなかまの特徴を1つの表にすると?

📄 プリント6ページ

答え:まわりの温度が変わっても体温がほぼ一定の動物を恒温動物、まわりの温度が変わると体温も変わる動物を変温動物といいます。恒温動物は鳥類と哺乳類、変温動物は魚類・両生類・は虫類です。

寒い冬、カエルやヘビは体温が下がって動きがにぶくなり、冬眠するものもいます。イヌやスズメは、冬も体温がほぼ一定で、動き回れます。鳥類の羽毛や哺乳類の毛は、体の熱をにがしにくくしています。

魚類 両生類 は虫類 鳥類 哺乳類
生活場所 水中 子は水中、親は陸上(水辺) 陸上
呼吸 えら 子はえらと皮膚、親は肺と皮膚 肺
体の表面 うろこ しめった皮膚 かたいうろこ(カメはこうら) 羽毛 毛
子の生まれ方 卵生(水中に、殻のない卵) 卵生(陸上に、殻のある卵) 胎生
体温 変温動物 恒温動物
例 フナ・メダカ・マグロ カエル・イモリ トカゲ・ヘビ ハト・スズメ・ニワトリ ヒト・ウサギ

表は、縦に読むと1つのなかまの特徴、横に読むと1つの観点でのくらべになります。表から、次のことが分かります。

  • 5つのなかまのうち、胎生なのは哺乳類だけ。ほかの4つのなかまは卵生
  • 恒温動物(鳥類・哺乳類)は、体の表面が羽毛か毛で、肺で呼吸する
  • 変温動物(魚類・両生類・は虫類)は、体の表面がうろこかしめった皮膚
  • 体の表面が「うろこ」のなかまは、魚類とは虫類の2つ。体の表面だけでは、決まらないことがある

覚え方:「羽毛と毛は恒温、うろこと皮膚は変温」。

まちがえやすい

✕ は虫類は恒温動物 → ◯ 変温動物(恒温動物は鳥類と哺乳類)

基本次から、変温動物をすべて選びなさい。ア スズメ イ サケ ウ カメ エ ネコ

変温動物は、魚類・両生類・は虫類です。サケは魚類、カメはは虫類です。スズメ(鳥類)とネコ(哺乳類)は恒温動物です。

答え:イ、ウ

標準体の表面が毛でおおわれ、子を胎生でうみ、体温がほぼ一定の動物は、何類ですか。

胎生なのは哺乳類だけです。毛でおおわれていること、恒温動物であることも、哺乳類と合っています。

答え:哺乳類

特徴を組み合わせると、どのなかまか決められる?

📄 プリント7ページ

答え:1つの観点だけでは、5つのなかまに分けられません。子の生まれ方 → 卵の殻とうむ場所 → 体温(は虫類か鳥類か)・呼吸(魚類か両生類か)の順に観点を組み合わせると、なかまが決まります。

たとえば「卵生」だけに注目すると、魚類・両生類・は虫類・鳥類の4つが残ります。「肺で呼吸する」だけに注目すると、は虫類・鳥類・哺乳類と、両生類の親が残ります。

注目する観点 基準 → 分かれるなかま
1 子の生まれ方 胎生 → 哺乳類/卵生 → 魚類・両生類・は虫類・鳥類
2 卵の殻とうむ場所 殻のある卵を陸上にうむ → は虫類・鳥類/殻のない卵を水中にうむ → 魚類・両生類
3 体温 (は虫類・鳥類を)恒温動物 → 鳥類/変温動物 → は虫類
4 呼吸のしかた (魚類・両生類を)一生えらで呼吸 → 魚類/子はえら、親は肺と皮膚 → 両生類

理由:5つのなかまのうち、胎生なのは哺乳類だけなので、最初に子の生まれ方を見ると、哺乳類が決まります。卵生なら、卵の殻とうむ場所で、4つのなかまが2つずつに減ります。そのあと、は虫類か鳥類かは体温、魚類か両生類かは呼吸で決めます。

同じ特徴の組が、2つのなかまに当てはまる時:「うろこがあり、変温動物」は、魚類にもは虫類にも当てはまります。その時は、ほかの観点で見分けます。

見分ける観点 魚類 は虫類
呼吸のしかた 一生えらで呼吸 肺で呼吸
卵 水中に、殻のない卵 陸上に、殻のある卵

まちがえやすい

✕ 「卵生」と分かれば、なかまが決まる → ◯ 卵生には4つのなかまが残るので、卵の殻・体温・呼吸もあわせて見る

標準ある動物は、卵生で、水中に殻のない卵をうみます。一生えらで呼吸します。何類ですか。

卵生なので、哺乳類ではありません。殻のない卵を水中にうむので、魚類か両生類です。一生えらで呼吸するのは魚類です。

答え:魚類

発展ある動物は、体の表面がうろこでおおわれ、変温動物です。魚類かは虫類かを見分けるには、どんな特徴を調べればよいですか。2つ答えなさい。

魚類とは虫類は、呼吸のしかたと、卵の殻・うむ場所でちがいます。

答え:一生えらで呼吸するか、肺で呼吸するか。水中に殻のない卵をうむか、陸上に殻のある卵をうむか。

すむ場所や動き方にだまされない! まちがえやすい動物は?

📄 プリント8ページ

答え:なかまは、すむ場所や動き方だけでは決めません。体の表面・呼吸のしかた・子の生まれ方で決めます。海にすむ、空を飛ぶ、水面を泳ぐ、といった見た目や動き方だけでは、なかまは決まりません。

動物 まちがえやすいなかま 正しいなかま 決め手
イモリ は虫類 両生類 しめった皮膚をもち、水辺にすむ
ヤモリ 両生類 は虫類 うろこがあり、家のかべなど陸上にすむ
カメ 両生類 は虫類 こうらとかたいうろこがある。水中にいるものも肺で呼吸し、息つぎに水面に出る。卵は陸上にうむ
ペンギン 魚類 鳥類 飛べないが、羽毛があり、殻のある卵をうむ
クジラ 魚類 哺乳類 海にすむが、肺で呼吸し、息つぎに水面に出る。胎生で、子は乳で育つ
コウモリ 鳥類 哺乳類 空を飛ぶが、体の表面は毛で、胎生

決め手から、なかまを決める:

  • 羽毛がある → 鳥類(ペンギン)
  • 肺で呼吸し、胎生で、子は乳で育つ → 哺乳類(クジラ・コウモリ)
  • しめった皮膚をもち、水辺にすむ → 両生類(イモリ)
  • かたいうろこがあり、陸上に殻のある卵をうむ → は虫類(ヤモリ・カメ)

覚え方:「イモリは井守(井戸=水辺)で両生類、ヤモリは家守(家=陸)では虫類」。

まちがえやすい

✕ クジラは海を泳ぐので魚類 → ◯ 哺乳類(肺で呼吸し、胎生)

✕ コウモリは空を飛ぶので鳥類 → ◯ 哺乳類(体の表面は毛で、胎生)

標準イルカは海にすみ、魚のように泳ぎます。しかし、肺で呼吸し、胎生で、子は乳で育ちます。イルカは何類ですか。理由もあわせて答えなさい。

海にすむことではなく、呼吸のしかたと子の生まれ方で決めます。クジラと同じです。

答え:哺乳類。肺で呼吸し、胎生で、子が乳で育つから。

標準トビウオは、水面から飛び出して空をすべるように進みます。えらで呼吸し、水中に殻のない卵をうみます。トビウオは鳥類ですか。

空を飛ぶ動き方では決めません。えらで呼吸し、水中に殻のない卵をうむのは、魚類の特徴です。

答え:鳥類ではなく、魚類

背骨のない動物は? 節足動物と昆虫類の体のつくり

📄 プリント9ページ

答え:動物の種類の多くは、背骨のない無脊椎動物です。その中に、体の外側が外骨格というかたい殻でおおわれ、体やあしに節がある節足動物がいます。昆虫類は、節足動物のなかまで、体が頭部・胸部・腹部の3つに分かれ、胸部にあしが6本あります。

背骨(脊椎動物) 外骨格(節足動物)
どこにあるか 体の中 体の外側
はたらき 体を支える 体を支え、内部を守る

外骨格は大きくならない:外骨格は大きくならないので、節足動物は脱皮をして成長します。セミのぬけがらは、成虫になるときに脱皮して残った外骨格です。

昆虫類の体のつくり:

  • 体は頭部・胸部・腹部の3つに分かれる
  • 胸部にあしが6本ある。多くは胸部にはねがある
  • 腹部などにある気門から空気を取り入れて呼吸する
  • 例:バッタ・チョウ・カブトムシ・トンボ・アリ

覚え方:「昆虫のあしは6本、全部胸部から」。

まちがえやすい

✕ 昆虫のあしを腹部からかく → ◯ 6本とも胸部から出ている

基本節足動物の体の外側をおおうかたい殻を何といいますか。また、それは体の中にある背骨と、どこがちがいますか。

背骨は体の中にあって体を支えます。節足動物の殻は体の外側にあって、体を支え、内部を守ります。

答え:外骨格。背骨は体の中にあるが、外骨格は体の外側にある。

標準ミツバチの体は、頭・胸・腹の3つに分かれ、あしが6本あります。ミツバチは、昆虫類といえますか。また、ミツバチのあしは、体のどの部分から出ていますか。

体が頭部・胸部・腹部の3つに分かれ、あしが6本なので、昆虫類の特徴に当てはまります。昆虫類のあしは、全部胸部から出ています。

答え:昆虫類といえる。あしは胸部から出ている。

エビ・カニやクモは、昆虫類と何がちがう?

📄 プリント10ページ

答え:甲殻類は、節足動物のうち、多くが水中で生活し、えらで呼吸する動物です。昆虫類・甲殻類・クモ・ムカデ・ヤスデは、どれも節足動物(外骨格と節がある)です。

甲殻類の例:エビ・カニ・ザリガニ・ミジンコ・ヤドカリ。ダンゴムシは陸上にすみますが、甲殻類です。

昆虫類 甲殻類 クモ ムカデ
体の分かれ方 頭部・胸部・腹部の3つ 種類によってちがう 2つ —
あし 6本(胸部から) 種類によってちがう 8本 たくさん
はね 多くは胸部にある 無い 無い 無い
すむ所と呼吸 陸上が多い。気門から空気を取り入れる 多くは水中。えらで呼吸 — —

「—」は、このプリントでは覚えなくてよい所です。

昆虫類かどうかを調べる順:

  • ① あしの数を数える。6本でなければ、昆虫類ではない(クモは8本)
  • ② 6本なら、あしが胸部から出ているか、体が3つに分かれているかを見る
  • ③ 昆虫類でなければ、甲殻類か、クモ・ムカデ・ヤスデなどのほかの節足動物

まちがえやすい

✕ クモは昆虫類 → ◯ あしが8本で、体は2つに分かれる。昆虫類ではない節足動物

基本ジョロウグモのあしを数えると、8本ありました。ジョロウグモは昆虫類ですか。

昆虫類のあしは6本です。8本なので、昆虫類ではありません。クモのなかまです。

答え:昆虫類ではない(クモのなかまの節足動物)

標準次から、甲殻類をすべて選びなさい。ア カニ イ ハチ ウ ダンゴムシ エ ミジンコ オ クモ

カニ・ダンゴムシ・ミジンコは甲殻類です。ダンゴムシは陸上にすみますが、甲殻類です。ハチは昆虫類、クモはクモのなかまです。

答え:ア、ウ、エ

イカや貝は、どんななかま? 節足動物とどこがちがう?

📄 プリント11ページ

答え:軟体動物は、内臓が外とう膜というやわらかい膜でおおわれている動物です。背骨も外骨格も無く、体やあしに節がありません。

  • 水中にすむものの多くは、えらで呼吸する
  • 例:イカ・タコ・アサリ・ハマグリ・シジミ・マイマイ(カタツムリ)・ナメクジ
  • アサリやマイマイには貝殻があり、外とう膜は貝殻の内側で内臓をおおっている
節足動物 軟体動物
体の外側 外骨格(かたい殻)でおおわれている 外骨格は無い(貝殻があるものもある)
節 体やあしに節がある 体やあしに節が無い
内臓をおおう物 — 外とう膜
例 バッタ・エビ・クモ イカ・アサリ・マイマイ

ミミズ・ウニ・ヒトデ・クラゲ・イソギンチャクなどは、節足動物でも軟体動物でもない、ほかの無脊椎動物です。

まちがえやすい

✕ ミミズは軟体動物 → ◯ 体はやわらかいが、外とう膜が無い。ほかの無脊椎動物

基本次から、軟体動物をすべて選びなさい。ア タコ イ クラゲ ウ ナメクジ エ バッタ

タコとナメクジは、内臓が外とう膜でおおわれています。クラゲはほかの無脊椎動物、バッタは節足動物です。

答え:ア、ウ

理由ナメクジは貝殻がありませんが、軟体動物です。それはなぜですか。

貝殻の有無ではなく、「外とう膜」と「節が無い」ことで決めます。

答え:内臓が外とう膜でおおわれていて、体やあしに節が無いから。

動物は、どうなかま分けする? 初めて見る動物は?

📄 プリント12ページ

答え:分類は、共通点とちがいで、なかま分けすることです。何に注目するかが観点、どう分けるかが基準です。初めて見る動物は、背骨があるかから、分類の図を上の枝から順にたどって決めます。

動物背骨がある背骨がない脊椎動物無脊椎動物胎生卵生殻のある卵を陸上にうむ殻のない卵を水中にうむ恒温変温一生えらで呼吸子はえら、親は肺と皮膚外骨格があり、体やあしに節がある内臓が外とう膜でおおわれている哺乳類鳥類は虫類魚類両生類節足動物軟体動物ほかの無脊椎動物イヌクジラハトペンギントカゲカメフナメダカカエルイモリバッタカニイカアサリミミズクラゲ

← 横にずらすと続きが見えます →

動物の分類の図:上の枝から順にたどる

初めて見る動物のなかまを決める順:

  • ① 背骨があるかを見る。あれば、「子の生まれ方 → 卵の殻 → 体温・呼吸」の順で決める
  • ② 背骨が無ければ、体の外側が外骨格でおおわれ、体やあしに節があるかを見る。あれば節足動物
  • ③ 内臓が外とう膜でおおわれていれば軟体動物。どれでもなければ、ほかの無脊椎動物

グループの全員に当てはまる特徴を選ぶ:選択肢を1つずつ全員に当てはめ、1つでも当てはまらない動物がいれば ✕ にします。囲みの図では、囲みごとに中の動物を全部書き出してから、選択肢を当てはめます。

まちがえやすい

✕ 1匹に当てはまれば、そのグループの特徴といえる → ◯ グループの全員に当てはまる特徴だけが、そのグループの特徴

標準ツバメ・カモ・ペンギンのグループ全員に当てはまる特徴を選びなさい。ア 空を飛ぶ イ 羽毛がある ウ 水にもぐる

1つずつ全員に当てはめます。ア:ペンギンは飛べないので ✕。イ:3種類とも鳥類で羽毛があるので ◯。ウ:ツバメは水にもぐらないので ✕。

答え:イ

発展初めて見る動物を調べると、背骨が無く、体の外側が外骨格でおおわれ、体やあしに節がありました。あしは8本で、体は2つに分かれていました。この動物は、何のなかまですか。

背骨が無く、外骨格と節があるので、節足動物です。さらに、あしが8本で体が2つに分かれているので、昆虫類ではなくクモです。

答え:節足動物(クモのなかま)

✅ 一問一答で総チェック(20問)

問題を読んで、答えを頭の中で言ってからタップしましょう。答えが出ます。

  1. ほかの動物を食べる動物を何という?

    答え:肉食動物

  2. 目が顔の前向きについていて、獲物までの距離をつかみやすい動物は?

    答え:肉食動物

  3. 草食動物の目は、顔のどの向きについている?

    答え:横向き(見える範囲が広く、敵に早く気づける)

  4. 肉食動物で大きくするどく、獲物をとらえてしとめる歯は?

    答え:犬歯

  5. 草食動物が草をすりつぶすのに使う、平らで大きな歯は?

    答え:臼歯

  6. 背骨をもつ動物を何という?

    答え:脊椎動物

  7. 背骨のある動物の5つのなかまは?

    答え:魚類・両生類・は虫類・鳥類・哺乳類

  8. カエルの親は、何で呼吸する?

    答え:肺と皮膚

  9. 親が卵をうみ、子が卵からかえる生まれ方を何という?

    答え:卵生

  10. 陸上にうむ卵に殻があると、何を防げる?

    答え:乾燥

  11. まわりの温度が変わっても、体温がほぼ一定に保たれる動物を何という?

    答え:恒温動物

  12. 5つのなかまのうち、子が母親の体内で育ってから生まれるのは?

    答え:哺乳類

  13. 海にすむクジラは、肺で呼吸し胎生で子は乳で育つ。何類?

    答え:哺乳類

  14. しめった皮膚をもち、水辺にすむイモリは、何類?

    答え:両生類

  15. 昆虫類の体は、どんな3つの部分に分かれる?

    答え:頭部・胸部・腹部

  16. 昆虫類のあしは、体のどの部分から出ている?

    答え:胸部

  17. 節足動物の体の外側をおおうかたい殻は?

    答え:外骨格

  18. 外骨格は大きくならないので、節足動物が成長するときにすることは?

    答え:脱皮

  19. 節足動物のうち、多くが水中で生活し、えらで呼吸する動物は?

    答え:甲殻類

  20. 軟体動物の内臓をおおっている、やわらかい膜は?

    答え:外とう膜

まとめ

動物は、体のつくりでなかま分けできます。肉食動物は前向きの目と大きな犬歯、草食動物は横向きの目と平らな臼歯をもっています。背骨のある脊椎動物は、魚類・両生類・は虫類・鳥類・哺乳類の5つで、子の生まれ方(卵生か胎生か)・体温・呼吸・体の表面を組み合わせると決まります。クジラやコウモリのように、すむ場所や動き方にだまされないことが大切です。背骨の無い動物では、外骨格と節のある節足動物(昆虫類・甲殻類・クモなど)と、外とう膜のある軟体動物を区別します。プリントの確認問題で、手を動かして練習してみてください。

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説明 1〜12ページ/確認問題 13〜16ページ/覚えることの一覧 17ページ/答えと解説 18〜20ページ

保護者の方へ:この単元は、「何に注目して分けるか(観点)」と「どう分けるか(基準)」を決めて、順に分けていく練習です。お子さんと一緒に、身近な動物(ペットや公園の鳥など)が何のなかまか、「背骨はある? 子はどうやって生まれる? 体温は?」と順にたずねてみると、見た目や動き方にだまされず、体のつくりで考える習慣がつきます。
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