⏱ 30秒でわかる この単元の要点
- 不定詞は「to + 動詞の原形」のかたまり。to の後ろは、主語が何でもいつも原形
- 名詞的用法は「〜すること」。want to 〜(〜したい)、My dream is to 〜.(夢は〜することだ)、It is … to 〜.(〜することは…だ)の形で使う
- 形容詞的用法は「〜するための」。something to drink のように、名詞を後ろから説明する
- 副詞的用法は、完成した文の後ろで「〜するために」(目的)、気持ちの語の後ろで「〜して」(原因)を言う
- 用法は、前から読んで、to 〜 がどの問い(何を?/どんな〇〇?/何のために?/なぜその気持ちに?)に答えるかで決める
つまずき注意:to の後ろの動詞には s や ing をつけず、原形にします。また、to の前の語が名詞でも、いつも形容詞的用法とは限りません。to 〜 が答える問いで決めましょう。
中2英語「不定詞(to+動詞の原形)」を、例文と例題で1つずつ確かめるページです。不定詞は「to + 動詞の原形」のかたまりで、名詞的用法(〜すること)・形容詞的用法(〜するための)・副詞的用法(〜するために・〜して)の3つの使い方があります。「to 〜 がどの問いに答えているかで、用法を決める」という見分け方がそろえば、長文の中の不定詞も訳せるようになります。どの見出しも「答え → 例文 → 理由 → 例題」の順に書き、英文にはすべて和訳をつけています。紙に書いて練習したい人は、下の無料プリントを使ってください。
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説明 1〜10ページ/確認問題 11〜13ページ/単語の一覧 14ページ/答えと解説 15・16ページ。この記事の見出しごとに、対応するページを書いています。
不定詞の全体像:3つの用法を先に見渡す
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答え:不定詞は、to + 動詞の原形のかたまりです。to の後ろは、主語が何でもいつも原形です。文の中でする仕事で、名詞的用法(〜すること)・形容詞的用法(〜するための・〜すべき)・副詞的用法(〜するために・〜して)の3つに分かれます。
| 用法 | 訳 | はたらき | 例文 |
|---|---|---|---|
| 名詞的 | 〜すること | 名詞と同じ。「何を?」「何が?」の答え | I like to read.(私は読むことが好きだ。)/ My plan is to travel around the world.(私の計画は世界中を旅することだ。) |
| 形容詞的 | 〜するための・〜すべき | 形容詞と同じ。前の名詞を後ろから説明する(どんな名詞?) | I have a book to read.(私には読む本がある。) |
| 副詞的 | 〜するために・〜して | 副詞と同じ。目的や、気持ちの原因をつけ足す | I went to the library to read.(私は読むために図書館へ行った。)/ I was sad to read the story.(私はその物語を読んで悲しくなった。) |
| 品詞 | 仕事 | 答える問い | 例文 |
|---|---|---|---|
| 名詞 | 人・もの・ことの名前。主語、動詞の後ろ、be動詞の後ろに置く | 何が? 何を? | Ken likes music.(ケンは音楽が好きだ。) |
| 形容詞 | 名詞を説明する。ふつう名詞の前か、be動詞の後ろに置く | どんな? | That is a big house.(あれは大きい家だ。) |
| 副詞 | ふつう名詞以外(動詞・形容詞・文)を説明する | いつ? どこで? どのように? なぜ? | Ken runs fast.(ケンは速く走る。) |
理由:「サッカーをするのが好き」は、✕ I like play soccer. とは言いません。play を to play にして、to play soccer(サッカーをすること)というかたまりを作り、I like to play soccer. と言います。このかたまりが文の中でする仕事で、用法の名前が決まります。名詞と同じ仕事をすれば名詞的用法、名詞を説明すれば形容詞的用法、名詞以外に情報をつけ足せば副詞的用法です。品詞の仕事は、合言葉 「形容詞は名詞を、副詞はふつう名詞以外を説明する」 で覚えましょう。名詞を説明するとき、形容詞は a long song(長い歌)のように名詞の前に置きますが、前置詞 + 名詞や to 〜 のかたまりは、a song about summer(夏についての歌)、water to drink(飲むための水)のように名詞の後ろに置きます。
まちがえやすい
✕ I like play soccer. → ◯ I like to play soccer.(私はサッカーをするのが好きだ。)play を to play にする
✕ He wants to plays tennis. → ◯ He wants to play tennis.(彼はテニスがしたい。)to の後ろはいつも原形
基本不定詞とは、どんな形のことですか。
to の後ろに、動詞のもとの形を置いた形です。
答え:to + 動詞の原形
標準次の語は、名詞・形容詞・副詞のどれですか。(1) bread (2) slowly (3) small
(1) は「パン」というものの名前、(2) は「ゆっくり」と動き方を説明する語、(3) は「小さい」と名詞を説明する語です。
答え:(1) 名詞 (2) 副詞 (3) 形容詞
標準( )内から正しい語(句)を選び、記号で答えなさい。Tom likes ( ア swim イ swims ウ to swim ) in the sea.
「泳ぐこと」を like の後ろに置くので、to + 動詞の原形にします。
答え:ウ(Tom likes to swim in the sea. トムは海で泳ぐのが好きだ。)
発展次の英文には、まちがいが1か所あります。正しい英文に書き直しなさい。She wants to buys a new bag.
wants の s は、主語の she についた三単現の s です。to の後ろの動詞は、主語が何でも原形です。
答え:She wants to buy a new bag.(彼女は新しいかばんを買いたい。)
名詞的用法①:「〜したい」「〜するのが好き」を言う
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答え:「〜したい」はwant to + 動詞の原形、「〜するのが好きだ」はlike to + 動詞の原形で言います。to 〜 のかたまりは「〜すること」という名詞と同じ働きなので、名詞的用法といいます。
| 言いたいこと | 英文 |
|---|---|
| 「もの」がほしい | I want a dog.(私は犬がほしい。) |
| 「動作」をしたい | I want to have a dog.(私は犬を飼いたい。) |
| to 〜 を後ろに置く動詞 | 意味 | to 〜 を後ろに置く動詞 | 意味 |
|---|---|---|---|
| want to 〜 | 〜したい | like to 〜 | 〜するのが好きだ |
| hope to 〜 | 〜することを望む | try to 〜 | 〜しようとする |
| need to 〜 | 〜する必要がある | decide to 〜 | 〜することに決める |
| start to 〜 | 〜し始める | begin to 〜 | 〜し始める |
| 英文 | 意味 |
|---|---|
| She likes to cook. | 彼女は料理をすることが好きだ。 |
| It started to rain in the afternoon. | 午後に雨が降り始めた。 |
理由:want の後ろには、「もの」も「動作」も置けます。動作を置くときは、to + 動詞の原形にします。to have a dog は「犬を飼うこと」という1つのかたまりです。見当をつけるヒントとして、to はもともと「〜へ」と向かう先を言う語です(go to school = 学校へ向かう)。want・hope・decide・try・need の後ろの動作は、まだしていないことです。ただし like to のように今のことにも使うので、あくまで見当をつけるヒントです。want の後ろに ing の形は置けません(ing の形は動名詞の単元で学びます)。
まちがえやすい
✕ I want eating pizza. → ◯ I want to eat pizza.(私はピザが食べたい。)want の後ろは to 〜
✕ I want go to Kyoto. → ◯ I want to go to Kyoto.(私は京都へ行きたい。)to をぬかさない
基本「私は新しい自転車を買いたい。」を、buy を使って英語にしなさい。
「〜したい」は want to + 動詞の原形です。
答え:I want to buy a new bike.
標準( )に合う1語を書きなさい。Ken tried ( ) open the door.
try の後ろの動作は、to + 動詞の原形で言います。
答え:to(Ken tried to open the door. ケンはドアを開けようとした。)
標準次の英文を日本語にしなさい。Emma likes to take pictures of flowers.
like to + 動詞の原形で、「〜するのが好きだ」です。
答え:エマは花の写真をとるのが好きだ。
発展次の英文には、まちがいが1か所あります。正しい英文に書き直しなさい。Mika hopes visit Kyoto next year.
hope の後ろの動作は、to + 動詞の原形で言います。to がぬけています。
答え:Mika hopes to visit Kyoto next year.(ミカは来年京都を訪れることを望んでいる。)
名詞的用法②:「夢は〜することだ」「〜することは…だ」
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答え:「〜すること」の to 〜 は、名詞と同じ場所に置けます。動詞の後ろに置けば「〜したい」、be動詞の後ろに置けば「(名詞)は〜することだ」、文の主語に置けば「〜することは…だ」です。
| 置く場所 | 例文 |
|---|---|
| 動詞の後ろ | I want to watch a movie tonight.(私は今夜、映画を見たい。) |
| be動詞の後ろ | Her job is to make bread.(彼女の仕事はパンを作ることだ。) |
| 文の主語 | To learn English is fun.(英語を学ぶことは楽しい。) |
| 英文 | 意味 |
|---|---|
| Our goal is to win the final game. | 私たちの目標は決勝戦に勝つことだ。 |
| My dream is to live in Kyoto. | 私の夢は京都に住むことだ。 |
| To speak English with people is important. | 人と英語で話すことは大切だ。 |
理由:be動詞は「=」の働きをします。My dream is … の後ろに to 〜 を置くと、「私の夢 = 〜すること」と言えます。夢・計画・目標など、これからしたいことを言うときによく使います。To learn English is fun. の主語は、To learn English の全体(英語を学ぶこと)で、文の動詞は is です。to 〜 のかたまりが、1つの名詞として主語の場所に入っています。To 〜 が主語の文は、文法的に正しい文ですが、会話ではかたく聞こえるので、ふつうは次の見出しの It is … to 〜. を使います。合言葉は 「be動詞の後ろの to 〜 は、主語 = 〜すること」 です。
まちがえやすい
✕ My dream is play tennis. → ◯ My dream is to play tennis.(私の夢はテニスをすることだ。)be動詞の後ろにも to が要る
✕ To learn English are fun. → ◯ To learn English is fun. To 〜 が主語のときは、1つのかたまりなので is
基本「私の夢はパイロットになることです。」を、be を使って英語にしなさい。
「夢 = なること」なので、My dream is の後ろに to + 動詞の原形を置きます。
答え:My dream is to be a pilot.
標準次の英文を日本語にしなさい。To read books is important.
To read books が主語です。「本を読むこと」は、と訳します。
答え:本を読むことは大切だ。
標準「私たちの目標は、毎日練習することです。」を、practice を使って英語にしなさい。
「目標 = 練習すること」なので、Our goal is の後ろに to + 動詞の原形を置きます。
答え:Our goal is to practice every day.
発展次の英文には、まちがいが1か所あります。正しい英文に書き直しなさい。Her job is cook lunch for children.
be動詞の後ろに「〜すること」を置くときは、to + 動詞の原形にします。
答え:Her job is to cook lunch for children.(彼女の仕事は子どもたちに昼ごはんを作ることだ。)
It is … (for 人) to 〜.:It は形だけ、中身は後ろ
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答え:「(人にとって)〜することは…だ」は、It is + 形容詞 +(for 人)+ to + 動詞の原形 〜.で言います。この It は形だけの主語なので「それは」と訳さず、中身は後ろの to 〜 です。
| 文の形 | 英文 |
|---|---|
| もとの文 | To learn English is fun.(英語を学ぶことは楽しい。) |
| It を先に | It is fun to learn English.(英語を学ぶことは楽しい。) |
| for 人 をつける | It is important for us to help each other.(私たちにとって、助け合うことは大切だ。) |
| 疑問文 Is it … to 〜? | Is it hard to play the drums?(ドラムをたたくことは難しいですか。) |
| 否定文 It is not … to 〜. | It is not easy for me to get up early.(私にとって早く起きることは簡単ではない。) |
| 過去の文 It was … to 〜. | It was exciting to watch the game last night.(昨夜その試合を見るのはわくわくした。) |
理由:To learn English is fun. は正しい文ですが、長いかたまりが文の最初にあって頭が重く、かたく聞こえます。そこでふつうは、主語の場所に It を置き、中身の to 〜 を後ろへ回します。前から読みます。It is fun(楽しい)→「何が?」→ to learn English(英語を学ぶこと)です。for の後ろは、me・him・us・her・them の形にします。また、Nice to meet you.(はじめまして。)は、It is nice to meet you. の It is を省いた形です。合言葉は 「It は形だけ。中身は後ろの to 〜」 です。
まちがえやすい
✕ It is fun for she to sing. → ◯ It is fun for her to sing.(彼女にとって歌うことは楽しい。)for の後ろは her・him などの形
✕ It is fun play the guitar. → ◯ It is fun to play the guitar.(ギターをひくことは楽しい。)to をぬかさない
基本次の文を、It で始まる文に書きかえなさい。To swim in the sea is fun.
主語の場所に It を置き、To swim in the sea を後ろへ回します。
答え:It is fun to swim in the sea.(海で泳ぐことは楽しい。)
標準「ピアノをひくことは私にとって難しい。」を、hard を使って英語にしなさい。
It is hard の後ろに「私にとって」の for me を置き、to + 動詞の原形を続けます。
答え:It is hard for me to play the piano.
標準次の英文には、まちがいが1か所あります。正しい英文に書き直しなさい。It is hard for he to get up early.
for の後ろは、he ではなく him の形にします。
答え:It is hard for him to get up early.(彼にとって早く起きることは難しい。)
発展「その映画を見ることはわくわくしましたか。」を、exciting を使って英語にしなさい。
過去の疑問文なので、Was it … to 〜? の形にします。
答え:Was it exciting to watch the movie?
形容詞的用法:「〜するための」で名詞を説明する
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答え:名詞を後ろから説明して「〜するための(名詞)」「〜すべき(名詞)」と言う to 〜 は、形容詞的用法です。形は名詞 + to + 動詞の原形で、日本語は説明が前、英語は説明が後ろに来ます。
| 日本語(説明が前) | 英語(説明が後ろ) |
|---|---|
| (図書館に返す)→ 本 | books ← (to return to the library) |
| (何か飲む)→ もの | something ← (to drink) |
| (写真をとるのによい)→ 場所 | a good place ← (to take pictures) |
| 英文 | 意味 |
|---|---|
| Ken has two tests to take this week. | ケンには今週受けるテストが2つある。 |
| I have a question to ask you. | 私にはあなたにたずねたい質問がある。 |
| Ken needs someone to help him. | ケンには手伝ってくれる人が必要だ。 |
| something to drink | 何か飲むもの |
| something cold to drink | 何か冷たい飲み物(形容詞 cold は something のすぐ後ろ) |
| have many things to do | すべきことがたくさんある |
理由:形容詞は、名詞が「どんな〜か」を説明する語です。「赤い本」の「赤い」も、「図書館に返す本」の「図書館に返す」も、どんな本かを説明しています。2つめの表の Ken has two tests to take this week. は、前から読みます。Ken has two tests →「どんなテスト?」→ to take this week(今週受ける)です。訳は「〜するための」に決まっていません。「手伝ってくれる人」のように、名詞につながる自然な日本語にします。合言葉は 「名詞の説明は、後ろから to 〜」 です。
まちがえやすい
✕ I want something to cold drink. → ◯ I want something cold to drink.(私は何か冷たい飲み物がほしい。)cold は something のすぐ後ろ
✕ I have many things do. → ◯ I have many things to do.(私にはすべきことがたくさんある。)to をぬかさない
基本( )内から正しい語(句)を選び、記号で答えなさい。Mika has a lot of books ( ア to read イ read ウ reading ).
books を後ろから説明して「読む(本)」と言うので、to + 動詞の原形にします。
答え:ア(Mika has a lot of books to read. ミカには読む本がたくさんある。)
標準「私は何か温かい食べ物がほしい。」を、hot と eat を使って英語にしなさい。
something の後ろに、形容詞 hot、to + 動詞の原形の順に並べます。
答え:I want something hot to eat.
標準「ミカには今日会う友だちがいます。」を、meet を使って英語にしなさい。
主語は Mika で、三単現の s がつくので has です。a friend を後ろから to + 動詞の原形で説明します。
答え:Mika has a friend to meet today.
発展次の英文には、まちがいが1か所あります。正しい英文に書き直しなさい。I have many things do today.
things を後ろから説明して「すべきこと」と言うので、to + 動詞の原形にします。
答え:I have many things to do today.(私は今日すべきことがたくさんある。)
副詞的用法:「〜するために」で目的、「〜して」で気持ちの原因
📄 プリント7・8ページ
答え:完成した文の後ろに to 〜 をつけると、「〜するために」(目的)になります。気持ちの語の後ろに to 〜 を置くと、「〜して」(気持ちの原因)になります。どちらも文に情報をつけ足す働きなので、副詞的用法です。
| はたらき | 形 | 例文 |
|---|---|---|
| 目的(〜するために) | 骨組みの文 + to + 動詞の原形 〜. | I left home early to catch the first train.(私は始発の電車に乗るために早く家を出た。) |
| 目的 | 同上 | Emma saved money to buy a new guitar.(エマは新しいギターを買うためにお金をためた。) |
| 目的への答え | Why 〜? ― To 〜. | Why did you go to the library? ― To study for the test.(あなたはなぜ図書館へ行ったのですか。― テスト勉強をするためです。) |
| 気持ちの原因(〜して) | 気持ちの語 + to + 動詞の原形 〜. | I was glad to talk with you.(私はあなたと話せてうれしかった。) |
| 気持ちの語 | 例文 |
|---|---|
| happy(うれしい) | Ken was happy to win the game.(ケンは試合に勝ってうれしかった。) |
| glad(うれしい) | I’m glad to meet you.(あなたに会えてうれしい。) |
| sad(悲しい) | She was sad to leave her friends.(彼女は友だちと別れて悲しかった。) |
| surprised(驚いた) | My mother was surprised to see the big cake.(母はその大きなケーキを見て驚いた。) |
| sorry(残念に思う) | I’m sorry to hear that.(それを聞いて残念に思う。) |
理由:I left home early.(私は早く家を出た。)は、これだけで文が完成しています。そこに to catch the first train をつけ足すと、「何のために?」(目的)を言えます。前から読んで、I went to the zoo. ← ここで文は完成 →「何のために?」→ to see pandas、と考えます。日本語から英語にするときは、(1) 「〜するために」をいったん外して、骨組みの文を作る(私は動物園へ行った → I went to the zoo.)、(2) 「〜するために」を to + 動詞の原形にする(パンダを見るために → to see pandas)、(3) 骨組みの文の後ろにつける、の順です。気持ちの語の後ろの to 〜 は、その気持ちのもとになったこと(話せた・聞いた)を言います。「to = これから」は見当をつけるヒントで、いつもそうとは限りません。また、stop の後ろは形で意味がかわります。He stopped to look at the flowers.(彼は花を見るために立ち止まった。)の to 〜 は目的、He stopped looking at his phone.(彼はスマホを見るのをやめた。)の looking は動名詞です。合言葉は 「骨組みが先、目的は to 〜 で後ろに」、「気持ちの語の後ろの to 〜 は『〜して』」 です。
まちがえやすい
✕ I went to the zoo see pandas. → ◯ I went to the zoo to see pandas.(私はパンダを見るために動物園へ行った。)to をぬかさない
✕ She was sad to left her friends. → ◯ She was sad to leave her friends.(彼女は友だちと別れて悲しかった。)to の後ろは原形
基本「私はケーキを作るために卵を買った。」を、bought を使って英語にしなさい。
骨組みの文 I bought eggs. を作り、「ケーキを作るために」を to make a cake にして後ろにつけます。
答え:I bought eggs to make a cake.
標準「私はその知らせを聞いて悲しかった。」を、sad と hear を使って英語にしなさい。
気持ちの語 sad の後ろに、原因を to + 動詞の原形で置きます。
答え:I was sad to hear the news.
標準Why did you get up early? に、「サッカーの練習をするためです。」と答える文を、To で始めて英語で書きなさい。
Why 〜? には、目的を To + 動詞の原形で答えます。
答え:To practice soccer.
発展次の英文には、まちがいが1か所あります。正しい英文に書き直しなさい。He got up early cook breakfast.
目的を言うときは、骨組みの文の後ろに to + 動詞の原形をつけます。
答え:He got up early to cook breakfast.(彼は朝ごはんを作るために早く起きた。)
3つの用法の見分け方:前から読んで、to 〜 がどの問いに答えるか
📄 プリント9ページ
答え:主語と動詞を見つけて前から読み、足りない情報を考えます。to 〜 を( )でくくり、どの問いに答えるかで用法を決めます。「何を?」なら名詞的、「どんな〇〇?」なら形容詞的、「何のために?」「なぜその気持ちに?」なら副詞的です。
| to 〜 が答える問い | 用法と訳 | 例文 |
|---|---|---|
| 「何が?」「何を?」「何だ?」 | 名詞的「〜すること」 | My plan is to clean my room this weekend.(私の計画は今週末、部屋をそうじすることだ。) |
| 「どんな〇〇?」 | 形容詞的「〜するための」 | Yuki has a lot of pictures to show you.(ユキにはあなたに見せたい写真がたくさんある。) |
| 「何のために?」 | 副詞的「〜するために」 | My father cleaned the kitchen to surprise my mother.(父は母を驚かせるために台所をそうじした。) |
| 「なぜその気持ちに?」 | 副詞的「〜して」 | Emma was glad to join the club.(エマはクラブに入れてうれしかった。) |
| 文の最初の To 〜 の後ろ | 用法 | 例文 |
|---|---|---|
| すぐ is などが続く(かたまりが主語) | 名詞的「〜すること」 | To play the piano is fun.(ピアノをひくことは楽しい。) |
| 後ろに「主語 + 動詞」の文が続く | 副詞的「〜するために」 | To catch the bus, I ran to the station.(バスに乗るために、私は駅へ走った。) |
理由:to の前の語を見ると、見当がつきます。前が動詞・be動詞なら名詞的、名詞なら形容詞的、気持ちの語なら副詞的(〜して)のことが多いですが、最後は問いで決めます。I went to the park to play tennis.(私はテニスをするために公園へ行った。)の to play tennis は、park のすぐ後ろにありますが、公園を説明せず、行った目的を言っているので副詞的です。文の最初に To 〜 があるときは、後ろを見ます。すぐ is などが続くなら、かたまりが主語の名詞的用法、「主語 + 動詞」の文が続くなら、副詞的用法の「〜するために」です。
まちがえやすい
✕ to の前が名詞なら、いつも形容詞的用法 → ◯ 前の語だけで決めず、to 〜 が答える問いで決める(I went to the park to play tennis. の to 〜 は、park を説明せず、行った目的)
基本下線部の不定詞の用法を、ア 名詞的 イ 形容詞的 ウ 副詞的 から選びなさい。I like to watch movies.
「何が好き?」の答えになっているので、名詞と同じ働きです。
答え:ア(私は映画を見るのが好きだ。)
標準下線部の不定詞の用法を、ア 名詞的 イ 形容詞的 ウ 副詞的 から選びなさい。(1) Emma has a letter to send today. (2) My brother studied hard to pass the exam.
(1) は「どんな letter?」の答えで、前の名詞を説明しています。(2) は「何のために勉強した?」の答えで、目的を言っています。
答え:(1) イ(エマには今日出す手紙がある。) (2) ウ(兄は試験に合格するために熱心に勉強した。)
標準下線部の不定詞の用法を、ア 名詞的 イ 形容詞的 ウ 副詞的 から選びなさい。Mika went to the shop to buy a gift.
shop のすぐ後ろですが、店を説明せず、行った目的を言っています。
答え:ウ(ミカはプレゼントを買うために店へ行った。)
発展文の最初の To 〜 の用法を、ア 名詞的 イ 副詞的 から選びなさい。(1) To walk in the park is fun. (2) To get a good seat, we left early.
(1) は To 〜 の後ろにすぐ is が続くので、かたまりが主語です。(2) は後ろに「主語 + 動詞」の文が続くので、目的を言っています。
答え:(1) ア(公園を歩くことは楽しい。) (2) イ(よい席を取るために、私たちは早く出発した。)
長文で確かめる:3つの用法が1つの話の中に
📄 プリント10ページ
答え:文章の中でも、見分け方は同じです。①〜⑨の to 〜 が、それぞれどの問いに答えているかを考えれば、用法が決まります。
エマの夏休みの話です。①〜⑨の to 〜 が、それぞれどの問いに答えているかを考えながら読み、下の表で確かめてください。
Last summer, Emma went to her grandmother’s house ①to see her. Her grandmother has a big garden. Emma wanted ②to help in the garden, so she got up early every morning. She was happy ③to pick fresh tomatoes. Her grandmother gave her a basket ④to carry them. One day, Emma was surprised ⑤to find a small bird under the tree. She decided ⑥to feed it. Now Emma has many things ⑦to learn from her grandmother. Her dream is ⑧to have a garden of her own. She thinks that it is fun ⑨to grow vegetables.
訳:去年の夏、エマはおばあさんに会うために祖母の家へ行きました。祖母には大きな庭があります。エマは庭仕事を手伝いたいと思い、毎朝早く起きました。彼女は新鮮なトマトをつんでうれしくなりました。祖母は、それらを運ぶためのかごを彼女にくれました。ある日、エマは木の下に小さな鳥を見つけて驚きました。彼女はその鳥にえさをやることに決めました。今、エマには祖母から学ぶべきことがたくさんあります。彼女の夢は、自分の庭を持つことです。彼女は、野菜を育てるのは楽しいと思っています。
| to 〜 | 答えている問い | 用法と訳 |
|---|---|---|
| ① to see | 何のために家へ行った? | 副詞的「会うために」 |
| ② to help | wanted は何を? | 名詞的「手伝うこと」 |
| ③ to pick | なぜ happy(うれしい)? | 副詞的「つんで」 |
| ④ to carry | どんな basket? | 形容詞的「運ぶための(かご)」 |
| ⑤ to find | なぜ surprised(驚いた)? | 副詞的「見つけて」 |
| ⑥ to feed | decided は何を? | 名詞的「えさをやること」 |
| ⑦ to learn | どんな things? | 形容詞的「学ぶべき(こと)」 |
| ⑧ to have | is の後ろ。夢は何? | 名詞的「持つこと」 |
| ⑨ to grow | It is fun → 何が?(It の中身) | 名詞的「育てること」 |
理由:④の basket と⑦の things のように、すぐ前が名詞で、その名詞を説明していれば形容詞的です。①は house のすぐ後ろですが、家を説明せず、行った目的を言っているので副詞的です。③と⑤は、気持ちの語(happy・surprised)の後ろにあって、その気持ちの原因を言っているので、副詞的の「〜して」です。
まちがえやすい
✕ ⑨ to grow vegetables は、fun を説明する形容詞的用法 → ◯ It is fun → 「何が?」の答え(It の中身)なので名詞的用法
基本上の話の② to help は、wanted の後ろで「何を?」の答えになっています。用法は何ですか。
「何を」の答えになっているので、名詞と同じ働きです。
答え:名詞的用法(手伝うこと)
標準上の話の④ to carry は、どの名詞を説明していますか。また、用法は何ですか。
「どんなかご?」の答えになっているので、前の名詞を後ろから説明しています。
答え:basket を説明している。形容詞的用法(運ぶためのかご)
発展上の話の① to see は、house のすぐ後ろにあるのに、なぜ形容詞的用法ではないのですか。
to see her は、どんな家かを説明していません。家へ行った理由を言っています。
答え:家を説明せず、行った目的(会うために)を言っているから。副詞的用法
✅ 一問一答で総チェック(20問)
問題を読んで、答えを頭の中で言ってからタップしましょう。答えが出ます。
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不定詞は、どんな形のかたまりですか。
答え:to + 動詞の原形
-
不定詞の3つの用法の名前を書きなさい。
答え:名詞的用法・形容詞的用法・副詞的用法
-
「〜したい」を言う、to を使った言い方を書きなさい。
答え:want to
-
I like to play soccer. を日本語にしなさい。
答え:私はサッカーをするのが好きだ
-
I want eating pizza. を正しい英文に直しなさい。
答え:I want to eat pizza.
-
My dream is to live in Kyoto. を日本語にしなさい。
答え:私の夢は京都に住むことだ
-
To learn English is fun. を、It で始まる文に書きかえなさい。
答え:It is fun to learn English.
-
It is fun for she to sing. を正しい英文に直しなさい。
答え:It is fun for her to sing.
-
It is … to 〜. の It を、日本語にどう訳しますか。
答え:訳さない
-
I have a book to read. を日本語にしなさい。
答え:私には読む本がある
-
形容詞的用法の to 〜 は、名詞のどちら側に置きますか。
答え:後ろ
-
「何か冷たい飲み物」を、cold を使って英語にしなさい。
答え:something cold to drink
-
I have many things do. を正しい英文に直しなさい。
答え:I have many things to do.
-
I left home early to catch the first train. の to catch は、何を表していますか。
答え:目的
-
I went to the zoo see pandas. を正しい英文に直しなさい。
答え:I went to the zoo to see pandas.
-
Why did you go to the library? に「テスト勉強をするためです。」と答える英文を書きなさい。
答え:To study for the test.
-
I was glad to talk with you. を日本語にしなさい。
答え:私はあなたと話せてうれしかった
-
She was sad to leave her friends. を日本語にしなさい。
答え:彼女は友だちと別れて悲しかった
-
気持ちの語の後ろにある to 〜 は、ふつうどう訳しますか。
答え:〜して
-
I went to the park to play tennis. の to play tennis は、何を説明していますか。
答え:行った目的
まとめ
不定詞は to + 動詞の原形のかたまりで、to の後ろはいつも原形です。名詞的用法は「〜すること」で、want to 〜(〜したい)、My dream is to 〜.(夢は〜することだ)、It is … to 〜.(〜することは…だ)の形で使います。形容詞的用法は「〜するための」で、something to drink のように名詞を後ろから説明します。副詞的用法は、完成した文の後ろで「〜するために」(目的)、気持ちの語の後ろで「〜して」(原因)を言います。用法は、前から読んで、to 〜 が「何を?」「どんな〇〇?」「何のために?」「なぜその気持ちに?」のどの問いに答えるかで決めます。プリントの確認問題で、英文を作る練習を手を動かしてしてみてください。
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▶ 不定詞(to + 動詞の原形) 授業用プリント(全16ページ)
説明 1〜10ページ/確認問題 11〜13ページ/単語の一覧 14ページ/答えと解説 15・16ページ

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